千早川マス釣り場ルアーフライ専用区釣行(7月4日)

成吉 弘幸

 奈良県在住。登山やバードウォッチング、テレマークスキーなどを経て、現在では近畿地方の渓流や管理釣り場を中心にトラウトを追いかけている。

 今回は大阪府千早赤阪村にあります、千早川マス釣り場に行ってきました。この釣り場のルアーフライ専用区は二つのポンドで構成されていますが、昨今の異常な気温の上昇が魚の不調を招いているとのことで、10月上旬までは二つの池の上池のみで営業されています。

 遊漁券購入後は、車でルアーフライ釣り場へ移動。上池のインレットから少し離れた場所を確保し、状況を確認します。まず水質はクリアーながら薄っすらと濁りが入っているようです。放流魚は25cmクラスのニジマスが放流されており、大半は表層付近にいることが確認できます。この表層の魚をどう攻略するかが、この日のポイントになりそうです。

 最初は新発売のヒキナミHFからスタートします。強波動のジョイントクランクです。そのため少しでも活性の高い朝一に、その力を確認してみます。まずはアピールカラーで様子を見たのですが魚の反応が良くないため、ナチュラルカラーにルアーチェンジ。探り方もただ巻きで様子を見た後、ストップ&ゴーやトゥイッチングとアクションを入れてみたのですが、この方法ではこの日の魚たちの様子に大きな変化は見られません。


 そこでこのルアーの名前にもなっている、引き波を立てるように探ってみます。ロッドを立てやや早めにリトリーブしたところ、ヒキナミHFは表層に引き波を立ててアピールしてくれます。いわゆるバジングです。するとヒキナミHFの後を追ってくる魚影が確認できます。それまでとは明らかに違う反応です。そのまま探り続けていると、この日の一匹目がヒット。

 ここからしばらくは、ヒキナミHFのバジングで釣果を伸ばします。ただカラーはナチュラルカラーにしか反応しませんでした。この日のニジマスたちにはアピールカラーは不評だったようです。

 そのヒキナミHFへの好反応も、30分を超えたころから静かになってきました。バジングに加えてシェイキングアクションも加えてみたのですが、この時はうまくいきませんでした。


 その後はヒキナミFにルアーチェンジしてみたのですが、さすがにヒキナミHFを使い続けた後であり、これといったヒットパターンは見つかりませんでした。それでもただ引きで一匹はヒットしたことから、探るレンジを変えることで、HFとFの使い分けが可能なような気がします。

 とにかく表層の魚を攻略するしかなく、次に試したのはその他のトップウォータープラグです。ただこれもヒキナミシリーズで一時間近く探り続けた後であり、これといったヒットパターンは見つかりませんでした。それでもカディスのストッ&ゴーで2匹キャッチできました。アピール力を落としたカディスであれば、強波動のヒキナミシリーズの後でもその力を発揮できると思われます。

 午前10時前に放流が行われました。そこで過去に実績のあった、AR-Sトラウトモデル1.5gにルアーチェンジ。すぐに2匹ヒットしたのですが、カラーローテーションしても後が続かないので、ドロップダイヤ1.5gスプーンのアカキンにルアーチェンジ。こちらでも2匹ヒットしたところで、放流魚の反応が途切れてしまいました。

 ここからはマジックジャークを試したり、まで使っていなかったルアーで、まさに手を替え品を替え探ってみたのですが、次のパターンが見つかりません。パペット・サーフェスでスプラッシュを出しながら探って一匹はヒットしたものの、後が続かず時間だけが過ぎていきました。

 ここまでは表層のニジマスにフォーカスしながら戦術を組み立てましたが、今度はボトム用プラグのちっちゃなズルビーを試すことにします。ニジマスが沈下する小石についていくのを目にしたことがあります。比較的に水深が浅いこのポンドであれば、沈下するちっちゃなズルビーに表層の魚もつられてついてゆき、ヒットする可能性があるのではと考えました。そのためちっちゃなズルビーをキャストしたら、着底するより早めにリトリーブを開始してみます(イメージです)。そうやって探ってみたところ、キャッチできたのは一匹でしたが、ヒットしたのは三匹と、まんざら私の考えは間違っていなかったようです。

 昼食後はダンゴウオでの攻略に取り掛かりました。表層の魚がターゲットですから、最も表層を探りやすいダンゴウオSR-Highからスタートします。すると立つ続けにヒットがあったのですが、そこでピタッと止まってしまいました。目視でも時よりダンゴウオSR-Highに興味を示すニジマスはいるものの、バイトしてくる様子がありません。カラーローテーションしながら様子を見ますが、状況に変化は見当たりません。そのためダンゴウオの各シリーズにルアーチェンジしながら、まったく動かさなかったり、逆に早めに引いたり、シェイクを入れたりと思いつく方法を試してみましたが、ヒットパターンを見つけることができません。その頃には昼前から降り出した雨が本降りとなり、こちらの集中力も途切れがちです。それでもダンゴウオSR-Highを使うと、ポツポツですがヒットするので、まったく釣れなかったわけでもありません。

 そうこうしているうちに、終了を予定した時刻に近づいてきました。同時に雨も小降りにかわります。そこで朝一のヒットパターンであるヒキナミHFのバジングを再度試します。時間が経過していたこともあってか、何とか2匹をヒットさせることができました。これで終了の予定でしたが、強波動のヒキナミを使った後の他のトップウォーター用プラグへのニジマスの反応が気になります。そこでパペット・サーフェスにルアーチェンジし、ストップ&ゴーを試してみたところ、少し時間かかりましたがヒットに持ち込むことができ、終了としました。

 夏の高水温の季節になってきましたが、この日のヒットパターンは、新製品のヒキナミHFでのバジングでした。ヒキナミシリーズを使いこなすことは、新たな発見につながりそうで今後が楽しみです。

ダンゴウオ・ズルビー
RodFLA‐S510LF‐TZ
ReelS社1000番
Lineエステル0.4号(直結)
放流用
RodFLN‐T511ML‐F
ReelS社1000番
Lineナイロン2.5lb(直結)
操作系プラグ
RodIBXX-56MT
ReelS社2000番(HG)
Lineエステル0.4号(直結)
Lure ヒキナミHF 各種カラー
ヒキナミF
ダンゴウオSR-High 各種カラー
パペット・サーフェス 各種カラー
カディス 各種カラー
ちっちゃなズルビー
ドロップダイヤ1.8g
AR-Sトラウトモデル1.5g