令和7年の釣り始めに、三重県いなべ市にあります、フィッシングサンクチュアリに行ってきました。この釣り場では、この時期にルアーフィッシングが楽しめる二つのポンドがあるのですが、その中でも豊富な魚種や大型魚も放流されている、第1ポンドで楽しもうと釣行しました。
釣行直前に今季最大の寒波が到来し、アクセスには問題はなかったものの、釣り場周辺は銀世界。ただ幸いにも風はそれほどではありません。
第1ポンドは桟橋からと岸側からの釣りが楽しめるのですが、朝一は第2ポンドに向かう階段の上付近で、実釣を開始します。水質はステインで、見える範囲に魚影は確認できません。まずはエッセンシャル1.6gスプーンのアピールカラーで状況を探っていきます。大まかに表層、中層、ボトムと分けて探ってみますが、まったく魚信が得られません。ただ当日の冷え込みから、魚たちはボトムにいるものと考え、エッセンシャル1.6gスプーンでボトム付近を探っていきます。色々試したところ、デジ巻きで狙い通りファーストヒット。そこからしばらくは、エッセンシャル1.6gスプーンをカラーローテーションしながらのデジ巻きで、コンスタンスにヒットが続きます。
40分ほど経って反応が薄くなった時点で、今度はルアーをボトム攻略用のボトムノックスイマーエリアにルアーチェンジ。最初はロッドを使ってのボトムバンプを試したのですが、どうも反応が良くありません。そこでロッドは水面と平行に固定し、リール巻きだけでボトムバンプを試したところ、こちらには好反応で、途切れかけていたヒットが復活します。ただヒットカラーはアピール系だけで、ナチュラル系には全く反応しませんでした。この方法で釣果を伸ばしていたのですが、さすがに40分ほどすると反応がなくなってしまいました。
次のパターンを探すべく、カルモMR-Fにルアーチェンジ。これはそれまでのヒットのほとんどが比較的手前側であったこと。またその付近はボトムとは言え、水深がさほどないため、カルモが最大深度まで先行すれば、ボトムの魚もアタックするのではと考えたからです。カラーはステインカラーでも見つけやすいようにハイビスカスをチョイス。これをフルキャストしたら一気に潜らせて探ってみたところ、ガツンとしたアタリでヒットしたのは、サクラマスでした。(この後、ニジマスに交じってサクラマスのヒットも数多くありました。)
このままカルモMR-Fで釣果を伸ばせるかと考えたところ、放流開始のアナウンスが聞こえます。そこで実際に放流が始まるまでの間、ダンゴウオを試します。ただ魚のいるレンジがわからないため、ダンゴウオDR-Lowから始めてみたところ、すぐにヒット。ただ続かないため、ダンゴウオSR-Lowを試すとこちらもでもヒットするのですが、長続きする感じではりません。そのためDRとSRを交互にルアーチェンジしながら、ポツポツながら釣果を伸ばしてところで、放流が開始されます。
放流用タックルと1.8gスプーンで放流魚に対応しようとしましたが、放流場所から離れているためかノーヒット。しばらくは放流効果で居つきの魚たちの活性が上がることに期待して、マジックジャークなど色々と試しましたが、何事も起きらず早めの昼食としました。
昼食後も同じ場所で、ダンゴウオでのヒットはあったのですが、次のヒットパターンも見つからず、集中力も途切れてきましたため、桟橋へ移動することしました。
桟橋には持ち込めるタックルは一本のみのため、ノイエシリーズのサイトスペシャルに、ナイロン2.5lbラインのリールセットを持ち込みます。ちょうど噴水付近が空いていたので、そこで実釣再開です。この付近の水深は4mほど。この頃には晴天に恵まれて、魚たちも少しは浮いてきたのでと思い、シボクラDR-Fを普通に潜らせてみますが、反応を得られません。より深く潜らせるためにロッドを水中に差し込み(ニーリング)を試したところ、ポツポツながらヒットはするのですが、ヒットパターンという程でもありません。やはり魚たちはそれほど浮いているわけではなさそうです。
色々考えて、スプーンで探りなおします。この付近は水深が4mほどありますが、極力ボトム付近を探りたいので、エッセンシャル1.6gスプーンの明滅カラーをボトムまで沈め、リール3~4回転巻いたら、再度ボトムを取ってからまた巻いてみます。これを繰り返していたところ、若干スプーンが浮いたところで、リールを巻く手がぐっと止まります。その瞬間に大型魚のヒットを確信しました。ここからのやり取りは冷や汗もので、ラインは決して太くはないため無理はできません。慎重にやり取りしながらネットインできたのは、60cmクラスのニジマスでした。
この後もボトムノックスイマーでのヒットもあったものの、その前の大型魚のヒットで運を使い果たしたのか、放流時もドラマチックなことはなく、終了予定時間が近づいてきました。そのため最後にダンゴウオで釣果をあげて終わりにするつもりで、岸際に移動します。
ダンゴウオにはエステルラインとの相性が良いのは、これまでの釣行で実感していましたが、この時はナイロンラインです。その相性も知りたいので、そのままダンゴウオDR-Lowを試したところ、すぐにヒット。そこからダンゴウオDR-Lowでのヒットが続きます。最後の一匹を釣って帰る予定だったのですが、なかなか終わる決心がつきません。
すると直前に放流されたと思われる魚が、表層をにぎわせています。通常であればパペットサーフェスを試したいところですが、あえてダンゴウオSR-Lowにルアーチェンジしてみます。すると活性の高い魚たち、主にはサクラマスにダンゴウオは好評で、ヒットが続きます。まだまだ釣れ続きそうだったのですが、泣く泣く終了としました。なお、ダンゴウオとナイロンラインに相性は、エステルラインには劣るようです。フッキング率が低く、オートリリースの確率も高いように感じました。
この日は大型魚にも恵まれ、ダンゴウオのポテンシャルも実感でき、釣り始めにふさわしい一日となりました。
スプーン・ダンゴウオ | |
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Rod | FLBC‐S58UL |
Reel | S社1000番 |
Line | エステル0.4号(直結) |
クランク用 | |
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Rod | FNL‐T511ML-F |
Reel | S社1000番 |
Line | ナイロン2.5lb(直結) |
操作系ルアー用 | |
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Rod | IBXX-56MT |
Reel | S社2000番(HG) |
Line | エステル0.4号(直結) |
Lure |
シボクラDR-F 各種カラー カルモMR-F ハイビスカス ダンゴウオDR-Low 各種カラー ダンゴウオSR-Low 各種カラー ボトムノックスイマーエリア エッセンシャル1.6g 各種カラー |
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