コーヴァイチュー新色で菜種梅雨チニング

古谷 英一

鹿児島県在住。錦江湾を中心とした鹿児島県内のフィールドでショアからのソルトウォーターゲームを追求している

3月は色々と忙しく、思うように釣りに行けず。釣りに行けば爆風だったり、雨になったり・・・・。今シーズンは天気に見離されています。
そんな3月末日、昼間に動ける空き時間が。当然ですが、ダッシュで釣りに向かいます。何せ、夕方から夜にかけて雨が降りだす予報なので、その前に楽しもう!
しかし、ポイントへ到着と同時にポツポツと雨。念のためレインウエアを着てポイントへエントリーしたものの、ほんの30分で土砂降りからの雷・・・・。川のど真ん中へ立ち込んでいるのは危険・・・・一時岸辺へと退避(汗)。
今年に入って、気象状況に大きく釣りが揺さぶられる事が多すぎます。


ずぶ濡れになれば、もう怖いものナシ(笑)。雷雲がいなくなれば、キャスト再開です。ただし、水門からは早場米の田植えが終わっているため、泥濁りの水が。連日の雨でクリアーではないのですが、泥水の流入が気になります。
全体が濁ってしまう前に、ちゃっちゃと釣って行きます。まずは水門周り。流れ出す水は濁りがひどく、その周辺から探ります。
セットするのはコーヴァイチューの新色カモフラッシュ、流れがそれなりにあるのでフリーリグでシンカーは10gからスタート。しかし、水門からの流れが濁りすぎているからか、その周辺でも反応なし。スローリトリーブ、ストップ&ゴー、ボトムパンプなど試すもダメ。


そこで、濁りでワームが目立たない可能性を考え、こちらも新色ハデパンチャートへ変更。水門からの流れ出しから、再び探り直し。すると数投で結果が出ます。
濁りの中でストップ&ゴー、そのポーズでバイト。一発ではノラず、そのままストップ&ゴーを続けるとバイトが。なかなかノラないのは、小振りなキビレだからでした。

この水門の濁り水周辺で数枚のキビレをキャッチ。雨でローライトの天候である上、濁り水でボトムはもっと光が届きにくいコンディションともなると、少し目立つチャート系のカラーが入ったコーヴァイチューに分がありました。

これを元に、続いては濁りの影響が落ち着く下流側へ移動。ここでもハデパンチャートで試して行きます。しかし、ここでも偏屈なチヌの性格が露になります。
ささ濁りほどの水質ですが、派手目のカラーに対して全くの無反応。晩秋、初冬には水質に関係なくハデパンチャートでもガンガン当たっていたチヌ達ですが、低水温期に入ると、とにかくカラーにシビアになってきました。
2月、3月は、カラーローテーションが非常に大切で、その日その時の当たりカラーを探しだす事が、数を稼ぐコツになりますね。


ここからローテーション開始です。
まずは新色のグリパンレッチリーを投入。ハデパンチャートよりも大人しめですが、シルエットがはっきりと出やすいカラーで、ささ濁りの中でも目立ち過ぎないアピールを。
これで流芯を探っていきますが、バイトは思うように得られず。2枚ほどキビレを追加しましたが、物足りなさが。アクションを色々と試しても伸び悩みでした。

そこで再びカモフラッシュで、流芯の中を探ります。しかしタダ巻きでは反応が薄く、ボトムパンプへ。カラーでのアピールが大人しめなので、アクションで派手な演出を心掛けます。


ティップ部で弾く様な感じで、跳ね上げを大きくします。リズムはスローテンポで、確実なボトムステイを加えます。2~3度のパンプにきっちりとしたステイ、これの繰り返しです。
これを流芯の中で行う事で、ボトムに着底してからの揺らぎが、さらなる誘いになります。その為にはしっかりとしたステイが必要ですね。跳ね上げでアピールして誘い、数度後のしっかりとしたステイで食わせるイメージです。
これがパターンにハマります!
それまでの反応が嘘の様にバイトが続発。入れ食いモード突入です!!
連発するカモフラッシュでのボトムパンプですぐにツ抜け達成ですが、このパターンが他のカラーでもハマるのか!? 気になったら試さないと気が済まない性格が(笑)。

ここから更にカラーローテーションです。持ち合わせのカラーを順に試していきますが、明確な差が出てきます。
入れ食いになるカモフラッシュに対して、他のカラーはほぼバイトなし。ローテーションをカモフラッシュに戻せば、1投目からバイトが・・・・。ローテーションして、戻す度にバイトが復活します。
今回のコンディションとしては、土砂降りの雨でローライト。さらには連日の雨でささ濁り、それよりも濁っていたかもしれませんが、あまりにも暗いのではっきりと判断がつかない状況でした。
本来であれば、少しアピール度の高いカラーを選択するのがセオリーではありますが、今回はナチュラルなカモフラッシュにとにかくバイトが集中する状況でした。同じアクションをさせても、口を使う、使わないが、はっきりしていました。

ルアーのカラーは差ほど気にしなくても釣れる、そんな考えを私も持っていましたが、ここ最近のボトムチニングではカラーを無視する事が出来ない状況ばかりで・・・・。それを考えると、出来る限り状況にアジャストできる様、カラーバリエーションもそれなりに揃えておく必要がありますね。
コーヴァイチューも新色が追加され、店頭に並びだす頃かと思います。新色は全てオススメのカラーではありますが、必ずハマる状況があるので、ぜひ全てを揃えてこれからのチニング最盛期を楽しんで下さい!

Rodプロトロッド
Lureコーヴァイチュー
Hookコーヴァイフック
Netラバーネット0712