チニングにおける潮位変化とゲームプランの組み立て

ここ最近、シーバスを追い掛けるも、何だか満足のいかない日々。夜な夜な徘徊するも、高騰するガソリン代のみが私へダメージを与えてきます(汗)。
気分を変えてロックフィッシュも行ってはいますが、こちらも同様です。
そんな時には、やはりチニングが私の癒しに。場所は何処でもいいので、お手軽でもあります。

釣行日当日、干潮は16時半頃。
この干潮時を狙うため、干潮の時合いがベストなポイントを選択。そのため、余裕の遅めスタート。
しかし、ここが大きな間違いでもありました。
この日の干満差は僅か40cm。しかも、干潮で潮が下がらないという、干潮ポイントが、好条件を満たす事のない最悪の事態。潮位を全く見ずに釣行すると、こんな事になるので皆さんもご注意を！

さて、本来であればチヌが好むシャローエリアが広がる予定だった場所は、水深2mほどもある。しかも、流芯へと近付く事も出来ず････。とりあえず、チヌは居ても効率の悪いゲームはしたくないので、この日の潮位でチヌの好むシャローエリアが形成されるポイントを探す事に。
早く気が付けば、大移動が出来たのですが、時はすでに遅し(笑)。干潮時間前に加え、夕マズメという････。近場で探しだし、股下までウェーディングしてゲーム開始。
本来であれば、あと30mほど立ち込め、対岸の広いシャローを探るポイントですが、本命スポットは探る事が不可能でした。という事で、その上下にあるカキ瀬と狭いシャローエリアをまずはトップで探ります。

チヌペンをひたすらロングキャスト。少し上流からダウンクロスでアプローチし、まずは流れに乗せてシャローエリア送り込み、そこからアクション。上手く流れを利用してポイントを探らないと、チヌが水面へ反応してくれるエリアが少なすぎました。
結果、トップへの反応は2度のみ。長く粘っても困難な為、満ち込みの潮が入る前にプランを変更。ボトムチニングへ切り替えます。
シャローからのブレイクをメインに、手前の本来であれば立ち込むギリギリラインのブレイク辺りを入念に探っていきます。
しかし、入念に････と思ってましたが、結果は１投目のハンドル5巻きですぐに出ました(笑)。しかも、ここから連発という、素晴らしい釣果が短時間で。

季節的に、トップは出ないでしょ！と11月になると言われます。しかし、私の経験上、真冬であってもトップに出てくれるのがチヌだと思っています。ただし、最低水温期に関しては、場所はかなり限られてきますが、年内一杯であれば、何処でもトップゲームは楽しめます。
ただ、物理的にトップへの反応が好期でも渋くなるのが、ポイントの水深です。水面へ強く興味を示す水深を第一条件と考えて、場所を選ぶ事が大切です。
今回、この水深を無視した釣行をしてしまったのが原因で、トップは渋すぎました。でも、そんな場合に備えて、ボトムゲームの準備をしておくと、いい釣りが出来る事も確かです。

私は今回、2タックルの持ち込みで対応しましたが、ルアーのみ忍ばせておくだけでも切り替えは可能です。
ボトムチニング用のコーヴァイチューとフック、フリーリグシンカーを持っていれば、まずは確実にチヌに出会う事は可能です。
トップへの反応がない場合には、一気にボトムへ目線を変えると、爆釣も多々ありますので、準備だけはしっかりとして望みたいですね。
ただし、トップへ反応がある場合にボトムチニングへ切り替えると、一気にトップへの反応が悪くなる傾向が強いです。私の経験上、ボトムへチヌの目を向けてしまうと、水面への興味が極端に低下します。周辺のチヌまでその影響を強く受けるので、ここは注意が必要です。
よってゲームプランとしては、トップからボトムへ！これが基本となり、今回の様に水深が深くて反応が少ない場合には、潔くトップは諦めてボトムへ切り替えるのがベストと言えます。
まだまだ楽しめるチニングゲーム、フィールドのコンディションに合わせてゲームを切り替えられる様に準備して望むと、いい釣りが必ず出来ますよ。

さぁ、鹿児島のチニング。私は、基本的にはメバルが始まるまでは楽しむ予定です。
もちろん、次はしっかりと潮を確認した上で、楽しいチニングをしたいと思います(笑)。その様子は、またここでご紹介出来ればと思っております。
もう一つ忘れてましたが、ボトムチニングであれば、冬場でも何処でも十分に楽しめます。夏の釣りのイメージが強いチヌですが、春先は本チヌ(クロダイ)のスポーニングとなり、実は真冬でも数釣り可能です。
それを踏まえた上で、これからもチニングを楽しんで頂ければと思います。

Rod	トップ・ダンシングブリームDB-SH72、ボトム・ベイライナーAKBM BL-C812ML
Lure	チヌペンFW、チヌペンTラバ、コーヴァイチュー
ランディングアイテム	ラバーネット0712

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