スネークヘッドゲームといえば非常にパワフルなイメージがありますが、その反面ライギョの容姿からは想像も出来ないほどの繊細さをも要求される、実に奥の深いゲームと言えるのではないでしょうか。
…だから開発しました、「スミス」風にアレンジした中空タイプウィードレスベイトを!
「グロッサ シリーズ」には、パワーゲームに対する強度対策や細かなウエイト調整などの追加チューニングに対して必要とされうる内容をあらかじめ網羅してあります。
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「動きの演出+α」のスプラッシュ音で誘う「グロッサスプラッシュ」!!
シーズン前半や後半においてカバーが少ないオープンエリアを、リーリングにより水を押すアクションで広範囲に探る場合には特に効果的です。
カップ形状を利用して故意にカバーエッジに引っかける細かな演出。そして、高低差がある水生植物群によりフロッグの存在を確認しにくい水域攻略においては、強めの飛沫やスプラッシュ音によりフロッグの位置や動きの確認も可能となります。
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● ポッパータイプのカップ形状
今回は3タイプの形状に区別して、それぞれ大まかにその特徴を述べる事にします。
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@ ボディーに対してほぼ垂直にカットした形状⇒ポッピング重視でウイードレス性能には限界がある。
A ボディーのノーズ付近に水を受け止める目的の形状を有するタイプ⇒ルアー自身が生み出すポッピング効果は、アングラーのスキルにも寄るところが大きいが、余りポッピングに関しては期待できないものが多い。しかしながらウイードレス性能は高い。
B ボディーに対し斜めにカットした形状⇒@とAの中間の性能
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「グロッサスプラッシュ」は、Bのタイプに該当します。確かにポッピング効果重視であれば@のタイプでしょうし、ウィードレス性能を第一に考えたなら断然Aの形状になります。スプラッシュ性能、ウイードレス性能を持ち合わせる目的で今回の形状(Bのタイプ)を採用。
ところが…今回Bの形状を選択するにあたっては、それなりに仕事をこなすルアーに仕上げる為、数々の問題に直面しました!その対策としてボディー形状を最終決定するまでに数々のプロトタイプを製作…。一部公開します(右写真)
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フロッグの背骨にあたる部分に適度な張りを持たせ、ポッピング時に起こるボディーの変形を少しでも防ぐ工夫をしました。
アクション毎にポッパーのカップ部が水圧で押されボディーが変形、そして復元。こういった工程を繰り返すと、ボディーの復元時にテール部に設けた空気抜きのホール部分から水が徐々に浸入。ベストな浮き姿勢を長く保てなります。
さらにこの構造は、ライギョに比べて明らかに弱いくわえ方をするバスに対しても効果的。魚がくわえた事による圧力が、フックポイントから離れた場所になっても、今回の背骨構造により一様にボディーがつぶされ易くなる為、フックポイントも露出しやすくなりました。
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 ボディーを輪切りにした断面図
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初期設定ウエイトを、ベストなPOP音&スプラッシュ効果の得られるセッテイングとし、可変ウエイトを削っていくとスライドアクション傾向に変わる!
今回はウエイトを分散させない目的も考慮して、可変ウエイトを1対のみとしました。
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 突起部分のウエイトは0.5g×2箇所
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 ノーマル 初期設定ウエイトを、ベストなPOP音&スプ ラッシュ効果の得られるセッテイングとした。
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 0.5g×2箇所カット 水を押しのけるスライドアクション主体のセッティング。
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<グロッサシリーズ標準セッティング> → 詳細はグロッサオリジナル編をどうぞ
・ ボディーとのシーリング性を高めるウレタン加工コネクターワイヤー
・ ホールド性抜群、ボディーズレ防止ショックダンパー
・ オプションパーツ取り付け用コネクタースイベル
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