いよいよ彼女”ちゃんかな”も自然渓流デビューにこぎ着けた。思えば、利き手でのロッド握り、逆手でのリールハンドル回し、キャスト時ラインの出すぎを抑える人差し指でスプールをタッチするフェザリング、縦のジギング、横のジギングはラインフリーによるバックアンドフォース、はたまたロッドワークとただ巻き。疾(はや)きこと風の如しスピードで課題をクリアしてきた。最初は大雑把にキャストすること、静かに近づくは林の如く用水路でルアーの細かい動きを体感させる。攻める時は火のような、時には強烈なジャークとトゥイッチングを、そしてつまらないことには動じない焦らないことは、山の如くどっしりとした構えを教えてきた。それでも本当に魚が釣れるかどうかという最大にして最高に難しい目標も、3度目の練習会で管理釣り場のオーナーの大々サービスによって、これもまあクリア。
最初に「ルアーでニジマス釣りたいんです!」と紹介された時は単なるリップサービスかと思っていたが、僕自身トラウトルアーの世界に誘ったものの、ここまでやる、またここまでやってくれるとは思っていなかった。正直なところ”ちゃんかな”のやる気に「ほだされた」。最初、一人では釣具店に行き辛いというので同行したときに、「2万円握りしめて行くので道具を揃えて欲しい。」実際には予算をオーバーしてしまったので、20代の彼女としてはそれこそ大金だろうと、そんな本人の気持ちに絆(ほだ)されたは、熱意や情に心を動かされ、また引き付けられて心や行動の自由が束縛され断れなくなった。と言えばかっこいいが...。大好きな釣りに若き同行者が増えたのだから理屈抜きで楽しいに決まってる。と、ここまでは順調過ぎるほど順調に進んできた。
そして待ちに待った渓流解禁、まずは長野県佐久漁協管内ならば群馬県のお隣なので近い。軽井沢で待ち合わせをする。待ち合わせ場所は川のほとりなので、目の前に竿を出すといきなりかなり良型のヤマメがヒットしたものの、例年の半分ほどと減水した流れ、氷点下5℃の気温、前日の温かさに雪代(ゆきしろ)も混ざる3℃と凍る寸前の低水温下という悪条件にバラしてしまった。解禁日だというのに釣り人も少なく、悪い予感はこの後も続き、朝一のバラシ(釣り損なう)は、大苦戦の幕開けとなってしまった。
午前中は同行者3名全員ボウズ。車中での軽い食事の後、千曲川の支流の支流に入渓。この渓の流れも酷い減水でポイント選定に悩むも、気温の上昇とともに深い淵でぽつりと釣れだした。
深みをショートレンジのバーチカルジギングでしゃくっていると、私にまあまあのイワナがヒット。
そしてこの日最大の出来事が起きた。バック&フォース4gでテンポをやや早めに変えたジギングに、ちゃんかな人生最初の渓流の魚がヒット。最初のイワナの餌になってしまうのではと思えるほど可愛い魚だが、パーマーク(幼魚斑)もくっきり。遊漁規則ぎりぎりの15cmは正真正銘のヤマメだった。
釣れない時の苦悶の顔を見ると、渓流釣りはそんなに甘くないんだよと余計にいじわるを言ってみたくなるが、釣れた後の感想は写真を観れば一目瞭然。また一つの目標が成就した。
佐久漁協 日釣り券1,300円(玉川食堂にて購入)
ちゃんかなのタックル
| Rod | トラウティンスピン イル・フロッソ TILF-53TR |
|---|---|
| Reel | 2000番台スピニングリール |
| Line | ファメルトラウト プレミアムver. 7lb+SPスナップ#000 |
| Lure | バック&フォース4g、3g・ ニアキス3g・ Dーコンタクト・ ジェイドMD-S |
| Net | ミニラバーネットコルク40+マグネットリリースS+ビシーズスパイラルコード |
| Other | スミスカラビナリール+DDシャープナー+スミスエマージェンシーホイッスル, プライヤーケースM+SPリングクランプフォーセップ,水温計アルミケース・あーむん スミスモデル ・スマートドライポーチ |