今回は三重県いなべ市にあります、フィッシングサンクチュアリへ行ってきました。この釣り場は4つのポンドから構成されており、その中でも5月中旬から9月末にかけて営業される第3ポンドが目的地です。
当日受付開始の1時間半前に現地に到着したところ、すでに20人分ほどが待っている模様。第3ポンドの定員には入れたものの、人気の高さには驚かされます。
さて管理棟での受付後に、車で5分ほどの第3ポンドに向かいます。受付時に決められた場所で、実釣を開始します。まずは状況を確認すると水質はクリアーで、放流されているのは25~30cmのニジマスながら、ポツポツとですが40cmオーバーもいるようです。魚は各レンジに散らばっていますが、ただ表層直下にはいないようです。5月中旬は暑い日が続いていたのですが、釣行直前は冷え込み、当日は3月中旬並みの気温との予想もあり、若干沈みがちなのかもしれません。それでもトップで反応が良いのは朝マズメであり、この日はトップウオータープラグからスタートしてみます。
最初に選択したのはカディスでしたが、これには魚が沈み過ぎており、反応してくれそうにありません。そのためすぐにパペット・サーフェスにルアーチェンジ。これをキャストしたら、まずはストップ・アンド・ゴーで探ってみたところ、数投目にこの日のファーストヒット。レギュラーサイズのニジマスでした。
ただ思ったより反応が薄いため、ロッドアクションで誘いを入れてみたところ、反応が良くなり、次々とパペット・サーフェスにアタックしてきます。すべてがフッキングするわけでもありませんが、それでもヒットは続きます。
ところが15分もすると、途端に反応が悪くなってきました。そのため続いてパペット・モアにルアーチェンジしてみたのですが、その頃にはほぼアタックさえ見られなくなってしまいました。
その後にルアーチェンジしたのはダンゴウオSR-Highでした。この釣り場は平日に放流がないため、夥しい数の魚影はあるものの、すでに多くのルアーを見飽きており、一般的なルアーには反応しないと判断。ただダンゴウオの動きであればと攻略できると考えました。その方法は単純です。キャストしたら、リール2回転ほど早巻きで潜らせ、後はスローリトリーブするだけです。これでポツポツながらレギュラーサイズのヒットが続きます。
ただこの頃から横風が吹き出して水面が波立ち始めたため、視覚で水中の様子が確認できなくなってきました。それでも釣果を伸ばしているところで、午前の放流開始のアナウンスが入ります。
放流用にアンバー1.1gスプーンのアピールカラーにルアーチェンジして、スタートフィッシングの合図を待ちます。すぐに表層のファストリトリーブで探りを入れますが、なかなかヒットしてくれません。それでも粘って数匹のヒットはあったのですが、この時の放流効果は納得のいく釣果をあげることなく終わってしまいました。
その後は強風がさらに強まり、キャストもままならない状態です。周囲や対岸の方とのラインがらみも起きてしまい、釣りに集中できません。おまけに山からの吹きおろしの寒風のため、体温にも影響が出てくる始末です。そのためか退場する人も見られ、釣りを続けるのもつらい状態です。おまけに何をやってもヒットに持ち込むことができません。
色々やっても結果が出ず、気分転換も含め休憩棟近くの水深の浅い場所に移動します。ただ移動しても、しばらくは何をやってもうまくいかない時間が続きます。体温低下もあり、一時は早めに終了することも覚悟しました。それでも打開策があるはずです。強風でキャストは思うようにいきません。そのため足元のやる気のない魚を攻略するしかなさそうです。そこで導き出したのは放流前に釣果をあげたダンゴウオSR-Highを信じて投げ続けることでした。幸い周囲には人いないので、サイドスローで風の影響を避けてキャストしやすい利点もあります。ここからは昼食を挟んでダンゴウオSR-Highをカラーローテーションしながら投げ続けることで、途絶えていた釣果も復活し、釣果を伸ばし続けることに成功。中には40cmオーバーの良型もあり、午前中の不調がウソのようです。
2時間近くダンゴウオSR-Highで釣れ続けていたのですが、強風の中でも表層直下に多くの魚影が確認できるようになってきました。そこで午前中は不発だったカディスにルアーチェンジします。これをキャストしたら、ストップ・アンド・ゴーで探ってみたところ、その時の表層の魚たちには好評で、カディスでもヒットが続きます。他のトップウォーターに比べて、派手なアタックシーンはありませんが、吸い込むようなアタックのため、フッキング率は高いのが特徴です。
ここからはカディスで釣果をあげ続けたのですが、強風のために飛んできた小枝や木の葉が水面に浮いているため、カディスがそれらを引っかけてくるのが難点でした。それでも釣果を伸ばし続けていたところに、午後の放流のアナウンスが入ります。
自分の釣り座付近は水深があまりないため、選んだのはアンバー0.8gスプーンです。この放流では、アピールカラーからスタートして、明滅カラーにローテーションしながら25分ほどは放流効果を味わうことに成功。その反応が落ち着いたところで、予定していた終了時間を過ぎていたため、この日の終了としました。
この日は帽子が飛ばされそうな強風のため、一時的には苦戦した時間もありましたが、ダンゴウオSR-Highとカディスのおかげで、満足のいく釣果をあげることができました。ただできれば、もう少し快適なコンディションで釣りを楽しみたいものです。
スプーン | |
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Rod | FLBC‐S58UL |
Reel | S社1000番 |
Line | エステル0.4号(直結) |
放流、ダンゴウオ | |
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Rod | FNL‐T511ML-F |
Reel | S社1000番 |
Line | ナイロン2.5lb(直結) |
操作系ルアー用 | |
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Rod | IBXX-56MT |
Reel | S社2000番(HG) |
Line | エステル0.4号(直結) |
Lure |
パペット・サーフェス 各種カラー カディス 各種カラー ダンゴウオ SR-High 各種カラー アンバー1.1g 各種カラー アンバー0.8g 各種カラー |
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