今回は京都府南丹市にあります、ハミングバード通天湖に行ってきました。
この釣り場は名勝るり渓谷の二つの谷の合流地点のダム湖に、トラウト類を放流して営業されている管理釣り場です。ここの特徴はボートでの釣りが楽しめることと、放流魚のサイズが大きいことです。レギュラーサーズで40cmほど、そこに50cmクラスが加わります。そのため数釣りは難しいですが、そのファイトは他ではなかなか味わうことができません。また自然環境も素晴らしく、この時期は紅葉がきれいで、湖面を飛ぶカワセミの姿も何度となく見ることができました。
今回は放流が行われるとの連絡が入り、早速レンタルボートを予約します。桟橋での釣りも楽しめるのですが、広大なエリアを楽しむにはボートに利があります。
当日は入場手続きを済ませ、最初に向かったのは右ワンドです。その奥にシャローエリアがあるのですが、その付近の旧川筋が過去に個人的ながら実績のある場所です。うまくその場所に入れたため、アンカーでボートを固定し、スタートフィッシングです。ただ朝一はライズもなく、どこに魚がいるのかわかりません。前日に放流されたことから、最初はその効果が残っていることに期待して、ドロップダイア3gスプーンのアカキンカラーを広範囲にキャストしてみますが、まったく反応がありません。表層・中層・ボトムと探ってみるのですが、アタリ一つ得られません。
そこでスプーンをエッセンシャル1.9gスプーンのエナジグリーンにチュンジ。実績のある川筋付近を狙ってカウントダウンしながら探ってみて、カウントダウン5付近で、手元まで伝わるアタリと同時に、一気にドラグが鳴り始めます。ヒット一匹目からなかなかのサイズのようです。そのファイトを楽しませてくれ、ネットインしたのは50cmクラスのニジマスでした。やはり遠投しての大型魚とのやり取りは、なかなか他の管理釣りでは味わうことができません。
旧川筋で大物がヒットしたことで、しばらくはその付近を狙ってみます。今回の放流では大型のロックトラウトも含まれていたことから、各種ミノーも使って、旧川筋付近を中心に狙ってみたのですが、しばらくはノーヒットが続きます。
何事なく時間が過ぎていたところ、周囲で散発的ながらライズが見られるようになってきました。その様子を観察していると、私がそれまで主に狙っていたのと反対のシャロー側でのライズが多いように感じます。そこからは方向転換して、シャローを狙います。選んだのはエッセンシャル1.9gスプーンの明滅カラーです。これをカウントダウンしながら探ってみたところ、沈ませすぎると水底の沈殿物がフックに引っかかってしまいます。結果的にカウントダウン3でスローでのリトリーブを開始し、ルアーが水深のある中間地点を過ぎてからは、時々ポーズを入れながら、スプーンを少し沈めるイメージで探ってみたところ、狙い通りに2匹目がヒット。これも50cmクラスの良型でした。
なんとなくヒットパターンがわかった印象で、シャローエリアを中心に、エッセンシャル1.9gを広範囲にキャストしながら探ってみたところ、そこからしばらくは50cmクラスのニジマスがメインで、そこにレギュラーサイズが含まれるという感じで、ポツポツながらヒットが続きます。その時に面白かったのは、一度アタリがあった数秒後にフッキングがあったことです。小型の魚を数多く放流されている釣り場ではよくあることですが、広大なエリアで同様のことが起きるとすれば、その付近に放流魚が溜まっていると考えて間違いなさそうです。
エッセンシャル1.9gのナチュラルカラーのローテーションで、次第に反応がなくなってからは、続いてシボクラDR-Fにルアーチェンジしました。探り方は着水後にリールハンドル2回転一気に回しシボクラDR-Fを潜らせたら、後はスローに一定スピードでリトリーブするだけです。この方法で再びヒットが復活します。なんとかシボクラDR-Fで、ポツポツながら釣果を伸ばすことができました。このままこの場所で続けたいのですが、生理現象がそれを許してくれません。いったんトイレ休憩のため、桟橋に戻ります。
休憩後は左ワンドを探ることにしました。最初の右ワンドはボートがひしめき合っていましたが、こちらは数隻が見えるのみ。さらに右ワンドでは散発していたライズが全く見られません。エッセンシャル1.9gスプーンで各レンジを探ってもアタリもありません。もしかしたらボトムとか思い、ホワイトゴールドカラーをフリーフォールでボトムまで沈めます。そこからはデジ巻きの要領で探ってみたところ、狙い通りヒットはしましたが、ネットイン直前に残念ながらオートリリース。レギュラーサイズのニジマスでした。ただ同様に探っても2匹目がヒットしません。
そこでARスピナートラウトモデルSHにルアーチェンジ。これをボトムまで沈めたら、ブレードが回る程度のスローリトリーブで探ってみます。このルアーは浮き上がりにくいため、低いレンジを攻めるのに向いています。すると巻き始めて少したところでヒット。これもレギュラーサイズのニジマスでした。
この後もしばらくは左ワンドで移動しながら色試したのですが、残念ながら釣果を得ることができませでした。そのうち終了を予定していた残り時間が1時間を切り、最後に釣果が欲しくて、右ワンドに戻ることにしました。ただその時点では多くのボートで右ワンドは埋め尽くされており、今さら奥に進むのもはばかられます。そのためワンドの入口付近で粘ります。なんとかエッセンシャル1.9gスプーンのコガシキャラメルで40センチクラスのニジマスを2匹ヒットさせ、終了としました。
この日は朝一に放流魚が溜まっていたと思われるポイントに入れたため、それなりの釣果をあげることができましたが、残念ながらロックトラウトの顔を見ることはできませんでした。今シーズン中に再釣行したいものです。
Rod | FNL-T511ML-F |
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Reel | S社1000番 |
Line | ナイロン3lb(直結) |
Rod | IBXX-56MT |
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Reel | S社1000番(HG) |
Line | ナイロン3.5lb(直結) |
Lure |
エッセンシャル1.9g 各種カラー シボクラDR-F 各種カラー エーアール・スピナー トラウトモデルSH |
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