なごみの湖ライトエリア釣行(1月8日)

成吉 弘幸

奈良県在住。登山やバードウォッチング、テレマークスキーなどを経て、現在では近畿地方の渓流や管理釣り場を中心にトラウトを追いかけている。

 令和4年の初釣行として、京都府相楽郡和束町にあります、湯船森林公園フィッシングエリアなごみの湖に行ってきました。この釣り場は大型トラウトが放流されている「本湖」と、20~30cmのレギュラーサイズのトラウトが放流されている「ライトエリア」で構成されており、今回はライトエリアで数釣りを楽しんできました。


 午前7時半に受付を済ませ最初に向かったのは、和束川本流の下流側にあるライトエリア第1エリアです。こちらは左岸からのみ釣りが可能です。

その中央部で比較的水深の深い箇所が狙える場所を、最初の釣り座と定めます。川幅と水深を考慮し、ZIL1.4gでサーチしてみます。若干流れはあるものの水質はクリアであり、魚の反応は目でも確認できます。色々試したところ、反応のよさそうな魚は中層より下にいることがわかりました。ただしZIL1.4gにはアタックしてくれそうにないので、スプーンをアンバー1.1gにチェンジ。カラーは日が差していないことを考慮して、金系のスプーンを選択し、ボトム付近をスローリトリーブで探ってみたところ、すぐにこの日の1匹目のニジマスがヒット。

その後も金系のスプーンで数匹ヒットさせたのですが、すぐに反応がなくなってしまいました。色々試しながら再びサーチしていると、手前近くのニジマスがボトムを意識しているのが確認できたため、ルアーをボトムノックスイマーエリアにチェンジ。ズル引きやデジ巻きなど色々試してみたところ、ボトムバンプに一番反応がよさそうです。そのためしばらくはボトムバンプで探っていると、着底したボトムノックスイマーエリアに魚が突つきに来ます。ただ見切られることも多いのですが、移動距離を短くして探っていくと、狙い通りに着底したところでヒット。その瞬間が視覚で楽しめるのでその興奮も高まります。その後もしばらくはボトムノックスイマーエリアのカラーローテーションで、ニジマスの釣果を伸ばしていたのですが、30分ほどたつと反応がなくなってしまいました。

 その後は数種類のクランクを試してみたところ、カルモMR-Fのナチュラル系カラーに反応がよさそうです。しばらくカルモMR-Fで釣果を稼いでいたところに、10時半前になって放流タイムです。

この時点で第1エリアは私一人。ZIL1.4gの赤金にルアーチェンジします。予想通りに放流魚はヒットするのですが、どうも反応が今ひとつです。

カラーチェンジしてみても状況が変わらないため、スプーンをアンバー1.1gのアピール系カラーにチェンジ。するとこちらが正解で、連続して放流魚がヒットしてくれます。ここからはアンバー1.1gスプーンのカラーローテーションで、順調に釣果を伸ばすことができました。

たださすがに放流から30分を過ぎたあたりで、反応がピタッと止まってしまいました。ZIL0.6gスプーンやカルモMR-Fで時よりヒットはあるのですが、ヒットパターンというほどでもなく、集中力も途切れてきたため早めの昼食としました。


 休憩後は上流側の第2エリアに向かおうとしたのですが、その手前のエリア外で、水深30cmほどの浅場の流れ込み付近に、魚影が確認できます。これはトップウォータープラグであるパペットサーフェスには、もってこいのターゲットです。早速短めのストロークで誘い、ポーズで食わせる方法で探っていくと、すぐに水面を割ってアタックしてきます。目の前でヒットシーンが見られるのは興奮ものです。そのままパペットサーフェスのカラーローテーションで、バラシも含めて10匹前後ヒット(サクラマス含む)させたところで、さすがに反応がなくなったので、第2エリアへ移動しました。

 第2エリアは両岸から釣りは可能ですが、左岸には先客あったので、右岸から楽しみます。第2エリアは全体的に水深が浅いのですが、その中でも若干深いところに魚はかたまっています。

早速アンバー0.8gスプーンのナチュラルカラーで、釣果を上げることができたのですが、次第に私の周りから魚影が少なくなっていきます。座ってこちらの姿が見えにくいように工夫し、ルアーの着水も極力静かになるよう工夫しているのですが、こちらの気配に反応して、魚影がなくなってしまいました。この日は人の混雑はそれほどでもないため、移動して釣りを続けてもよかったのですが、午前中反応が良かった第1エリアに戻ることにしました。

 こちらではZIL0.6gで数匹ヒットさせた後、カルモMR-Fで釣果を伸ばすことができました。ただクランクはスプーンに比べて集魚力はあるのですが、スレるのも早いようです。カラーローテーションしても反応が悪くなってきたので、再びスプーンのZIL0.6gにルアーチェンジします。

 ここからはZIL0.6gが正解だったようで、沈めてボトム付近をトレースしてみると、続々とレギュラーサイズのニジマスがヒットしてきます。午後3時を過ぎて、魚の活性も上がってきたようです。ここから30分ほどは、ZIL0.6gのカラーローテーションで釣果を伸ばし続け、予定していた釣行終了時間が過ぎたのですが、あまりに反応が良すぎて止める踏ん切りがつきません。

 そこでルアーをプリリーにチェンジ。反応が悪ければすぐに止めるつもりだったのですが、これが最後のヒットパターンでした。カウント4ほど沈めたらスローリトリーブしてみると、2投に1匹ペースでヒットが続きます。止めるに止められなくなりそうでしたが、カラーローテーションを続け、3投連続してヒットしなかったところで終了としました。

 今回は年末年始休暇後の土曜日ということで他のアングラーも少なく、状況に合わせたルアーを使分けることで、釣り始めにふさわしい釣果を上げることが出き、大満足の一日でした。


スプーン用

RodFLBC-S58UL
ReelS社1000番
Lineエステル0.25号(直結)

放流魚、クランク用

RodFLNE-60GTS
ReelS社1000番
Lineナイロン2lb(直結)

ミノー用(パペットサーフェス)

RodIBXX-56MT
ReelS社2000番(HG)
Lineエステル0.4号
Lure ZIL1.4g 各種カラー
ZIL0.6g 各種カラー
アンバー1.1g 各種カラー
アンバー0.8g 各種カラー
パペットサーフェス 各種カラー
カルモMR-F 各種カラ
プリリー 各種カラー
ボトムノックスイマーエリア 各種カラー