■ 課題
早朝やる気のある魚を狙って瀬を中心に釣りを展開したが、そろそろ鮎師が釣りを始める時刻が近づいてきた。そこで落ち込みや淵へとポイントをシフトした。ルアーは昨日同様チェリーブラッドMD82Sをベースに、深場ではDEEP70やDDパニッシュ80Sを、規模の小さな流れにはMD70,75のミノーを中心に攻めていった。ミノーで気配が無ければD−コンタクトやドロップダイヤ、バック&フォースのスピーンをしっかり沈めてボトムを直接狙った。
ひととおり周辺のポイントを攻めて感じられたのは、昨日同様水深があり流れが穏やかなエリアでの魚の活性はそれほど高くなく、概ね中層以下に沈んでいるようだ。そのため表層を流すだけでは反応は得られず、ここでやめてしまってはいい結果を引き出すことはできない。沈んだ魚をいかにルアーで活性を上げ、バイトに持ち込みむか?これが難しくも楽しい作業で、この日も様々なアプローチで大型の魚が何度かルアーを追った。実際尺越えの大型に口を使わせ掛けることはできても、ランディングには持ち込めなかった。喰いが浅く、数度の首振りの直後に針が外れてしまう。MD82Sの標準はカルティバST-36BCの#6。本来サクラマスやサツキマスを想定しており、本流アマゴには軸が少し太いのかもしれない。とは言え40クラスに細軸では伸びが心配だ。魚の大きさや活性、流れの強弱や渓相さなどの諸条件ごとに最適なセッティングがあるはずだ。自分なりの最適な組み合わせを探ることも今シーズンの課題だろう。
その後気持ちを入れ替えて向かった落ち込みからの流芯際で、鮎を飽食してグラマラスで精悍な容姿の本流アマゴを手にした。続くトロ瀬ではパニッシュ70SPのTSホロで綺麗な渓アマゴ。早瀬からはハンドメイドの70mmに朱点が鮮やかなアマゴが姿をみせてくれた。
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