後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 いつもの南会津です 》


河川の防災サイトの情報では前回まではやや多めだった水量は平水に落ち着いたようだ。この絶好のタイミングを待っていた。
年券はすでに買ってあるので今回は朝一番から川に立つ。前夜遅くには道の駅「きらら289」に到着して仮眠を取り午前4時半起床5時にはファーストキャスト。


今回は上流の舘岩川合流付近から下流へ前回やらなかったポイントを中心にランガンしていく。

朝の気温は8度で相変わらず寒い!水温は12℃とベストコンディション。最初のポイントで数投目にヒットは尺イワナ。Dコンパクトの早めのトウィッチングで流芯からガツンとヒットしてきてガンガンに引いたので良型のヤマメを確信していたが途中からイワナに化けた?でもこのサイズがファーストヒットは幸先が良いね。同ポイントで追加の期待も結局これだけ。前回はこのポイントで連続ヒットも今回は水量が落ちたせいでちょっとポイントが変わったようだ。


朝方は曇り空

1本目の尺イワナ


次のポイントは前回先行者が居てやれなかった深場を控えた大場所。まずはDコンパクトで表層をチェックも反応無し。それではとDコンセプト48MDで少し深めのタナを攻めるがこれも反応無し。う〜ん、このポイントで朝一番なら釣れない訳はないのだが・・・ではさらに深めを狙ってみようとD-Sラインの6.5グラムをチョイス。スプーン使うのは久しぶりだなぁと思いながらも上流にキャスト、ラインを張らず緩めず沈めてチョンチョンとアクションを付けながらゆっくりとリーリングしているとグググッとヒット!

同じパターンで3バイト、3匹のヤマメをキャッチ。以前は良く使っていたスプーンだが最近はミノーばかり使っている。でもミノーで釣りきれていない魚が多いのだなと思わせる3匹のヤマメ。


D-Sラインの6.5gでキャッチ

D-Sラインでの2匹目


少しずつ下流に移動して前回反応が無かった堰堤に入る。前回は水量が多くて流れが速すぎてルアーが良く引けなかったが今回はちょうど良い感じ。予想通りに堰堤下の瀬で数匹のヤマメと堰堤の上でイワナをキャッチ。


綺麗なイワナ

D-インサイト44でもキャッチ



晴れてきました
曇り空だったころはカジカガエルの鳴き声ばかり聞こえてきたが、晴れてくるとそれがハルゼミの鳴き声に変わってくる。
日がさすと気温がどんどん上がってきて途端にウインドブレーカーが邪魔になり、川の中に日の光が差し込めば一瞬で色とりどりの岩を浮き上がらせる。最高に気持ちの良い瞬間だ。

こんな川でヤマメやイワナが釣れる、釣りに来られると言う事はホントに幸せな事だと思う。


数年前に正体不明の大きな魚のチェイスがあった深場に移動。ここではD-SラインもDコンセプト48MDも不発。少しずつ下流へ移動しながらガンガン瀬から良い感じの流れに差し掛かるポイントでDコンパクトでバイトが多発!押しの強い流れの中でガツンと当ってくる衝撃はまさにスーパーストライク!

30メートルほどのポイントを普段ならば一流ししかしないのだが今回は三流ししてヤマメとイワナを12匹ほどキャッチ。


ヤマメ26センチ

好きなカラーです


今日はシングルフックでも乗り良し

この瀬でバイト多発!


ここでにわかに風が強くなりだして雲行きがあやしくなってきた。まだ遠くだけど雷鳴も聞こえてくる。急いでポイント移動も雨風はだんだんと激しさを増してきた。

次のポイントが最後だな。あと1匹ヤマメを釣って終わりにしよう。
若干てこずりながらも最後のヤマメを無事にキャッチして車に戻り数分で雷ゴロゴロの集中豪雨。間一髪セーフで今日の釣りは終了。


特に大きな魚をキャッチする事は出来なかったが、最近は若い頃より大物に対する執着心が少なくなって気がする。 でもこれは大物が釣れないと気が済まなかった頃よりも幸せな事ではないだろうか。

と、思っているところに平本氏から42センチのヤマメキャッチのメール。
やっぱりデカいのも釣りたいです。


● 使用タックル

ロッド TLB-63DT
リール シマノ2500番ハイギア
ライン PE0.6号+リーダーフロロ1.75号
ルアー DコンパクトDコンセプト48MDD-Sライン6.5gDインサイト44



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