後藤 芳久

オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。


《 天気最高!水色最高!水量最高!釣果は・・・ 》


前回の伊南川釣行の時は今にも雪になりそうな(山間部では雪になったようだ)寒い雨の中の釣りであったが今回は良い天気の中の釣り。釣果だけを求めるならばちょっと小雨が降っているくらいが良く釣れるのだが、この時期の晴天の中での渓流釣りほど気持ち良いものは無いだろう。

今回は天気も水色も水量もまさに最高と言う状況の中での釣りが出来た。


今日は良い天気

八重桜は満開


朝5時から夕方の4時までの約11時間でポイント6か所を回り1つのポイントを1時間〜3時間ほどかけて攻める。

最初のポイントでの朝一番の水温は10℃。前回と同じ水温だが今回は増水後からの平水と言う事もあってか反応はとても良くこの時期らしい20センチくらいのヤマメからの反応が良かった。やや流れの遅いトロ場からD−コンパクトから攻めるもポツポツとヒットしてくる。前回は「コツン」と来て乗らないショートバイトが多かったが今回は当たれば確実にヒットしてくる感じ。

今日1匹目


D-コンセプト48MDで

幅広の良い魚


ここの深場で連発

イワナもD-コンセプト48MDで


2か所目のポイントは良く釣れるポイントなのだが先行者が居たのかチェイスはあるもののヒットせず。ゴールデンウィーク真っ只中なので仕方ないが、しつこく攻めるよりもポイント移動が賢明と考えて移動。


3か所目は大きなトロ場を上流に控えた下流の瀬のポイント。浅く流れも速い盛期のポイントなのだが天気も良いしもしかしたら・・・とやってみるとこれが正解!速い流れの中からバンバンとまでは行かないものの良くヒットしてくる。ただし長い距離を追って来てのヒットなのかミノーが手前に来てからのヒットが多かった。シングルフックバージョンに変えても同じようなヒット率でまさに盛期と思えるような状況。少しずつ上流に釣り上がりトロ場にはエサ師の姿が見えたので次に移動。


もう瀬で普通にヒットしてくる

活性高くシングルフックでも良くヒット


D-コンセプト48MDシングルフックとの相性も良し

D-コンパクトシングルフック仕様で



良い型です
次に向かったのは前回もやってみた堰堤下のポイント。もう瀬に入って居るのならばここならバンバンだろうと考えてやってみるも全く反応無し。しつこくやって1バイト1バラシ。たぶん先行者が居たのだろうな・・・

そしていつもは、やらないこの堰堤の上に釣り上がって行くと小さなポイントながら良い流れで1バイトの1キャッチ。なかなかコンディション良いヤマメだ。流れが速く水深もあって川歩きが困難な場所だったので頑張って遡行してきて努力が報われた感じだ。あと10センチ足が長かったらもっと楽に来られただろうに。


次は岩盤のポイントに入るが先行者の有無を確認して上流には釣り上がらずに下流方面に釣り下って行く。昨年までの流れでは渇水にでもならないと下流方面にずっと歩いていくのは困難だったが昨年の大雨で流れが変わり容易に釣り下る事が出来るようになった。岩盤のスリット中心にD-コンセプト48MD中心に攻める。

早い流れで「ガツン」と次々にヒットしてくるがイワナばかり。それもヒレの丸い放流物らしきイワナがヤマメのポイントと思しき流れの速い瀬から出てくる。サイズは28〜32センチでその型のイワナが早い流れからいい感じに「ガツン」とヒットしてくるので今度は良い型のヤマメか!?と期待するもイワナ。たまに小さいイワナもヒットしてくるがこちらは天然物らしくまさにヒレピンの魚体。

さらに釣り下っていくと大きなトロ場にイワナらしき魚が沢山見える。なるほどここが放流ポイントか。このトロ場で放流イワナを5〜6匹ほどD-コンセプト48MDでキャッチ。トロ場〜トロ瀬ではD-コンセプト48MD最強だ。沢山イワナを釣ったのでヤマメを求めて下流方面に移動する。

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こんなトロ場はD-コンセプト48MDで



イワナも良くヒット

泣き尺のイワナ


最後のポイントは橋の上からも「いかにも良さそう」と言うのが良く見えるポイントなので先行者があるのは承知!攻められた後の魚を出してやろう、そんな気持ちで川に立つ。ガンガン瀬からトロ瀬に続く約100メートルのポイント。一見どこでも釣れそうなポイントなのだがそう簡単には釣れない。

ルアーをD-コンセプト48MDからD-インサイト44に変更してそろそろ当たりが出てきても良さそうな流れに入るが無反応。やっぱりD-コンセプト48MDに戻そうかと回収に入った時に「ガツーン」とロッドをひったくるような強烈なバイト!思わず「うわっ」と声をだしてしまう。しかしすぐにバラシ。

くぅ〜と悔しくてフックポイント、リーダーをチェックして再度キャスト。かなり速めのアクションであまりヤマメに長時間ミノーを見せないように注意をしながらさっきはこの辺で・・・とまたしても「ガツーン」強烈なバイト!しっかりと合わせてキャッチしたのは今日一番の27センチのヤマメ。このサイズでこんなに強烈なバイトってどんな感じで当たってくるのか。

今日1番のヤマメ

その後は同じポイントではヒットは無し。下流に釣り下って行くがそこから先は全くの無反応。

約100メートルのどこで当たってきても不思議はないポイントでバイトがあったのはわずか3メートルのエリア。その場所にもどってアップストリームで攻めてまたしても「ガツーン」と強烈なバイトがあるがまたしてもすぐにバラシ。とほほ・・・その後は何度攻めても反応無し。決して油断していた訳ではないのだが、掛けた魚を全部捕ってしまいたいとは釣り人の身勝手な考えで、命がけでルアーにバイトしてくる魚には「バラシ」と言う逃げるチャンスも無いとね。


D-コンセプト48MDをしばらく使ってみた感想は、飛行姿勢の安定から来るキャスト距離は申し分なくDシリーズ最高ではないか。MDながらもロッドアクションに従順に反応してキレ良く動き、シングルフックを装着しても全然アクションが変わらない安定性。ちょっと水深のあるトロ瀬やトロ場などしっかり沈めたい時はこのD-コンセプト48MD以外には使えなくなるだろう。では瀬では使えないのかと言えばそうではなくロッドを立ててアクションさせることで十分に使う事は可能だ。でも瀬ならば他のD-コンパクト、D-インサイト2サイズ、D-コンタクト各サイズが最高だけどね。

あっ、今年はまだD-コンタクト使ってない!!


● 使用タックル

ロッド TLB-63DT
リール ステラ2500HG
ライン PE0.6号+リーダーフロロ7ポンド
ルアー D-コンパクトD-コンセプト48MDD-インサイト44



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