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後藤 芳久
オフショア(GT、ジギング)、フレッシュウォーター(湖、サクラマス、渓流)と何でも挑戦し続けるマルチプレイヤー。そのチャレンジフィールドは国内に留まらず海外遠征にも及ぶ。
医薬品配送ドライバー。
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先日の釣りで今年の伊南川に試験的に成魚を放流していると言う事を知ったのは釣りを終えてから。30オーバー連発の中で「なんで?放流した?それともどこか養魚場からでも逃げ出した?」と頭の中は疑問符いっぱいだったのは言うまでも無い。
でも「大きいのを放流しました、楽しんで下さい」って事ならば素直にそれを受け入れようではないか。
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前夜に若干の雨が降ったものの先日とは水量に変化は無し。水温は朝の時点で12℃と先日よりも2℃高い。天候は曇りで渓流釣りのコンディションとしては悪くはないだろう。
今日は夕方までに帰宅しなくてはならないので午前中限定の釣り。
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 まずはレギュラーサイズをキャッチ
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先日に大型が出たポイントと、やれなかった上流部を狙う予定。まずは30オーバーを連発したポイントから入る。
上流の瀬の頭から狙うも、ポイントとしてはこっちの方がよほど良いポイントに思えるもバイト無し。
その後、そのすぐ下の瀬で今日1本目のヤマメをキャッチ。おそらく放流物ではないこの魚は小さいながらも幅広の魚体で速い流れの中から「ゴツッ」と元気良くバイトしてきた。
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そして核心部のポイントへDコンパクトをキャスト、2アクションでズシッとロッドを押さえ込んだ重いバイトにしっかりとアワセを入れると一気にドラグを出して行く。川の中を好き勝手に走り回り手前でジャンプ3発の魚はレインボー35センチ。
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 レインボー35センチ
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 Dコンパクトピンク
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リーダーのチェックをしながらしばしポイントを休ませて、次のキャストですぐに「ガツン」とヒット。魚が頭を振るたびにドラグが「ジッ、ジィ、ジィ」と出ていく。鈍重なファイトをTLB-63DTがしっかりと受け止めて少しずつ魚との間合いを詰めていく。
川辺にずり上げたのはヤマメ35センチ。
その後しばらく同じポイントを攻めるもチェイスもバイトも無し。
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 ヤマメ35センチ
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 これはロングキャストの逆引きでヒット
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10分ほど移動して岩盤のポイントへ。入ってすぐにバイトがあるも乗らず。
徐々に下りながらこれ以上下れないって所まで来て下流にロングキャスト。そのまま逆引きでジャークしながらステイした所でバイト。小さいけど綺麗なヤマメだ。
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そこから今度は上流に釣り上がる。いつもは必ず反応のある岩盤の深みをしつこくDコンパクトで攻めるもノーバイト。
少しずつ釣り上がり4バイトあるもすべてバラシ。うーん、先日もここで当たった魚はみんなバラシている。かなりいい感じにガツンと当るも乗らない、または乗ってもすぐにバレてしまう。なんでだろう。
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帰りに再度岩盤の深みをDインサイト44で狙い1バイト!逆引きでヤマメ30.5センチ。
このサイズを最後は水面を滑らせるように寄せてくるTLBのバッドパワーは凄い。それでいて必要以上に硬く感じないし、小口径なガイドはキャスト精度と重いヘビィシンキングミノーをタイムラグなく動かす。ラインシステムのノットの抜けも全く問題ない。もっと早くから使っていれば良かったかも。
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 ヤマメ30.5センチDインサイト44で
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次のポイントは堰堤直下の瀬とその下の先日30オーバーのヤマメが出たトロ瀬を攻めるがノーバイト。かなり雰囲気良くてじっくりと時間をかけたにもかかわらずチェイスも無し。先行者が居たのか。
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 岩盤のスリットから飛び出してきた
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上流に車を走らせ新たなポイントを探しているとチラッと大きな堰堤が見えた。あんな所に堰堤があったかな。20年も通っていてもまだやったことがないポイントがあったとは。
車で近づいてみると雰囲気は良さげ。堰堤の下は岩盤の大場所でかなり水深がありそうだ。流れが複雑で速いのでキャスト後に若干沈め気味で狙う。水深があるのですぐには答えが出ないかも。
10投ほどしたところで「ガッ」とショートバイト。その次のキャストで岩盤のスリットから勢い良く魚がバイト。
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それから10分後くらいにそろそろ諦めようかと思った頃にルアーにチェイスするめちゃくちゃデカい魚影を確認。50センチ、いやもっとデカいかも。
そんなの見ちゃったものだから時間いっぱいまで粘るがその後は反応無し。帰り際に堰堤直下もダメ。次に来るときはここから攻めよう。
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これから稚アユが放流されて、放流された大きなヤマメ達が水に慣れて稚アユを追って瀬に入りだしたらもっと面白い展開になるだろう。
釣られずに残っていれば秋にはどれくらいまで大きくなるのか。この目で確かめたいものだ。
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