市田 郁一

山形県新庄市在住。最上フライフィッシングクラブ事務局長。
セクシートラウト所属。

山形最上エリアを中心とした渓流・本流のフライフィッシングを得意とし、特にドライ・ウェットの釣りはフィールドから得たハウツウを細かなところまで活かした釣りをする。
ショアからのソルトも得意で、冬は凍結路面にもめげず仕事後に片道1時間半をかけて連日海に向かうこともしばし、シーズン中は渓流のフライ〜夜のソルトとダブルヘッダーで寝る間も惜しむ釣り人。



- 2014 奥羽山渓釣行1 -


 5月12日 山形県内陸北 部の奥羽山渓3へ行ってまいりました。

 

 昨年まで山形県の渓流解禁は3月1日でしたが漁業権 更新により本年度より4月1日に変更。 10数年前の解禁日に戻った訳で、近年の渓流釣りによる頃合いが思い出せない今日この頃。 先月の4月24日には少し早い桜 の満開宣言で今季・・・少しは早いシーズンインになるのかなぁ〜?なんて思っておりましたが、いざ実釣へ行ってみるとダラダラと長く 続く雪代流入、それも田んぼの代掻き水が入り込んだ先週でもそれは変わらず雪代+代掻き水とダブル パンチな状況ですが、積雪は向こう3年間より少なかっ た筈なのに初春の降雪、低温が長引いたのが響いている様である。

 

 気温上昇になったかと思えばまた低温になったり、確か〜山菜のコゴミ(クサソテツ)や木の芽(アケビの新芽)が出る頃は〜と頭の中フル 回転で例年の記憶を思い出してはいるのですがぁ・・・ ど うも今季の気象状況はおかしい様で?

 

そんな中5月11日に釣友が奥羽山 渓3で良い釣りが出来たという情報が入ってきたので翌12日に私も行ってみ る事に!

 

 前情報では水量は先日の雨で水量が多いとの事でしたが、朝9時に現地に着いた が既にその増水も落ち着いている様子であった。 いつもの地点より入渓・・・




 

 高さ1.5m位の落差堤下にDコンタクト50TSレーザーから打ってみる。 が!しかし、どうもセレクティブな様子で少しスレているのかな?と今度はDコンタクト63 チャートヤマメを打ってみる。

  リーリング速度をやや遅めに、そして偶にトゥッチングを加える程度でリーリングしてくるとDコンの後ろを追尾 してくる岩魚と思しき魚影が複数確認できる。

 

  2投目は同じ動作を操りつつフッキングを誘導する間合いを入れてやると・・・ フックセット出来た。 9寸程度の岩魚であるがサビも無く良いコンディションの岩魚だ。 スレるのを嫌い今度はピュアシェル3.5gをチョイス。 倒木を境に反転流の頭に乗せフォールさせながら流すとここでも綺麗な岩魚が!その後もピュアシェルで釣れ続ける!正にピュアシェル祭り の様だった。



 

 ここまで2kmも上がっていないのだが・・・ 時は既に3時間を要している。 毎年この奥羽山渓3ではそんな感じ、良い時に当たれば前に進む事が出来ない嬉しい悲鳴を味わえる。

 

  それはルアーフィッシングでもフライフィッシングでも同じであるが今回の水温は8℃〜11℃。フライ的には 低水温である。 恐らく前日なら推定6℃〜8℃台であっただろ うと思うが魚たちの活性は宜しい様だ。 左岸の斜面にはまだ厚い残雪が残っているので暫くは僅かでも雪代による低水温は続く事であろう。





 短区間ではあるが次の落差堤に着いたらここでも倒木が引っ掛かっていた。本筋は流れが強く早いのできっとこの倒木を境にした右岸側に彼 らは居る事だろと暫し観察。 流れは反転流で遅い感じなので底に張り付いているかストラクチャーとなる倒木の下か?

 

 そこでDコンパクトに替え ピッチングで倒木の隙間へ入れ少しテンションを入れてフォーリングさせると・・・ゴゴゴ! Dコンパクトを横に丸呑みした岩魚であった。 ここでストップフィッシングとした。






使用タックル

ロッド トラウティンスピン インターボロンXX IBXX−53MTH
リール EXIST2506
ライン PE 0.6号
ルアー Dコンタクト 50&63DコンパクトピュアシェルU/日本アワビ


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