アメリカン・トッププラグによるチニング

私のチニングの相棒となるチヌペンFWとチヌペンTラバ。この２種は安定の釣果を叩き出してくれています。今シーズンもかなりのチヌを引き連れて来てくれました。もう、手放せないルアーと言えます。
そんなトップチニングですが、私がチヌペンの合間に入れるトップウォータープラグがあります。それが、ヘドンのザラパピーとレーベルのポップRです。
昔からルアーフィッシングを嗜んでいる方ならご存じかと思います。特に、バス釣りでは定番的なルアーと言え、昔から変わらず、今でも愛され続けているルアーです。
その性能は、古さを感じさせる所か、基本性能は最近のルアーより良かったりします。そのため、個々が持つポテンシャルの高さは、想像以上ですね。

そんなルアーをチニングに投入。水面のアクションは、誰にでも扱いやすい基本性能を持っているので、とにかく操作性は抜群です。もちろん、各々でのアレンジや小技を効かせる事も可能。チヌペンでは表現出来ないアピールが可能と言えます。
１匹２匹釣るだけなら、頑張れば何とかなる････そんなレベルの釣果であれば、はっきり言ってボックスに潜めておく必要はありません。やはり、それ以上の何か！があるからこそ、必ず持ち歩くルアーとなっています。
トップチニングにおいて、チヌペンの仕上がり具合が素晴らし過ぎるが故に、なかなか表に出て来にくいのですが、今回はそこに注目してみます。

基本的には、チヌペンからのローテーションスタートです。これで釣れ続けばFWとTラバ、それにカラーローテーションでバイト数を稼ぐことは容易です。
しかし、同一ポイントで10匹、20匹と釣ると、さすがにスレが生じます。チェイスのみでバイトしないチヌが増えます。
これを打開するために、アクション変化を取り入れます。

まずザラパピーですが、チニングに絶対的に効果的なドッグウォークがとにかく綺麗です。しかも、チヌペンよりもシルエットが細く、チヌへ与えるイメージは大きな変化ぎ望めます。
アクションとしては、テンポを変化させる事でスケーティングを強めに出す事も可能です。小刻みなティップ操作で、左右の首振りと移動距離を少なく細かく、これが基本ではありますが、そのテンポをスローにする事でスケーティングの幅を広くできます。水面を左右に滑らせる、このトリッキーなアクションへ反応するチヌも多いのも事実です。
さらに加えて、少し強めのティップアクションで、ヘッド下部にラインアイがある事で水面を叩く様な動きも可能です。チヌペンよりも細かくパチャパチャする姿が、スレ気味のチヌに効果的です。

そしてポップRですが、こちらも基本性能が高次元で仕上がっているので、いまだに人気の衰えないポッパーです。テイル下がりの浮き姿勢と、テイルのフェザーによってチヌの興味をひいてくれます。
ポッパー本来のポップ音、これに関しては、チニングでははっきり言ってそれほど重要視する事ではないと感じてます。それよりも、細かな操作をして、どれだけ細かく動かせるのか？ここを重視しています。
中でもこのポップRは、軽快な左右への首振りが得意で、それに加えて細かなスプラッシュがチヌの興味を強く引き付けてくれます。
ポッパーなのに、ポップ音を抑え、さらにはスプラッシュなどでも強いアピールをさせません。しかし、水噛みの良さで移動距離を大幅に縮め、チヌペンよりも遥かに短い距離で沢山の誘いが可能です。

こんな特徴を活かして、トップチニングのルアーローテーションを行うと、更なる釣果に恵まれる亊は間違いありません。
これから徐々に水温が下がってきます。私の住む鹿児島では、年内中はトップチニングは十分に楽しめますが、やはり活性は低下していきます。
そこで、チヌペン以外にもチヌを誘い出せるルアーを持っていたいものですし、それを効果的に使いこなせる様にしておきたいですね。また、チヌペンの合間に他のアピールを入れる事で、チヌペンへのスレをリセットする事も可能です。
一辺倒の釣りも時にはありですが、より効果的に数を稼ぐ為には、的確なローテーションと誘い方が大切です。それにザラパピーとポップRはおすすめのルアーですよ。

Rod	ベイライナーAKBM BL-C812ML
Lure	ザラパピー、ポップR、チヌペンTラバ、チヌペンFW
ランディングアイテム	ラバーネット

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