鯰人 Diary 2024 春バク埼玉エリア釣行

岩瀬 裕大

東京都在住。昼夜問わずナマズを追い求めているアングラー。

皆さんこんにちは岩瀬です!


今回の釣行は桜が満開だった4月頭頃のプリスポーン時と代掻きが始まる5月頭の埼玉エリアでのお話です。


まず4月頭頃のお話ですが、この日は自分に厳しくする釣りをしていきました。
お題としては持ってきた全てのルアーでナマズを釣り上げる事です!


いつも釣りをする上で持って来ているけど結果的に使わないルアーや何となくこのルアーは入れておくと言うのが結構ありましたので、今回はどんな状況でも持ってきたルアー全て使ってナマズを釣り上げる事を目標に釣りをしていきました。


ルアーボックスに入れたのは、キャタピー、キャタピークリッカー、キャタピーII、キャタピークリッカーII、ナマジー、ジトラー、ジトラーサイレントの7種類。


各ルアーの持つポテンシャルを発揮できる場所で使用して行きました。


ポイント到着後、川の様子を見るとまだ田んぼの作業が始まっていないにも関わらず流れ込みから濁った水がドバドバと入っていたので、まずはキャタピークリッカーで攻めることにしました。


インレットを狙う際どうしてもインレットの中心を狙いがちですが、魚が高確率で着くのはインレットの両サイド部分になります。
サイド部分は中心の流れが強くても比較的に流れが緩い事が多いので、魚が付きやすい部分になります。


例えば川の流れが右から左へ流れていて、インレットが合流する場合は左側の方に反転流ができやすいので、狙い方としては左側から攻めて反応が無ければ右側を狙う。
逆に川の流れが左から右へ流れている場合は右側から攻め、反応が無ければ左側を狙う事を意識して釣りをします。
中心にいる場合もない訳ではありませんが、決着を早くつけるにはサイドから攻める事をオススメします。


全国色んなフィールドがあると思うので、そのポイントに合わせた狙い方をするのが重要になってきます。


この場所は川の流れが比較的緩いエリアでしたので、インレットの両サイドが反転流になっていたので右側から攻めてみることに。
予感は的中し、濁った水からナマズが急浮上しキャタピークリッカーを持ち込みバイト!
まだら模様で大きなお腹のナマズが顔を出してくれました。

リリース後、釣れた流れ込みの対岸に沈み物(ゴミ、ウィード)等があるのを発見したので、今度はNEWキャタピークリッカーIIで探ってみることにしました。


今年からキャタピーが新しくなり、キャタピーII、キャタピークリッカーIIとなりました。
※キャタピーII関係の詳細は別の投稿でご説明させていただきます。


沈み物付近にルアーが着水した時に黒い影がユラっと見えた気がしたので、セカンドキャストでもう一度同じコースを通すとバイト!

サイズは下がりましたがこれで二本目。この二本目でこの日のナマズへのアプローチ方法が大体わかったので移動。


自分のナマズ釣りスタイルは基本的に歩いて歩きまくって魚を探す事。
一日の歩数は基本的に2万歩で多い時は3万歩!歩行距離は15キロから多い時で25キロになります!


ナマズ釣りは移動してなんぼの釣りなので、移動はまめにする事をオススメします。



今度は川全体的にシャローフラットが続くエリア。


しかし護岸際には増水で流されてきた草の塊などが複数点在しており、その付近を今度はガチャガチャと音の鳴るジトラーで草の中に隠れているだろうナマズを引っ張りだしてみることに。
草の塊の横をジトラーが通過した後に草がガサガサっと動いたので、キャストし直して再度通すとバイト!
音有りルアーが見事に草に頭を突っ込んでいるナマズを引き出してくれました。

更に上流へ足を運び今度は細い水路へ。
ここは時期的に少し早いと思いましたが、キャタピークリッカーを投げていると反応がありましたが、乗らないバイトが続きましたので水面下に少し潜るナマジーを選択。


ナマズの他に鯉やベイトフィッシュも田んぼ脇の細い水路に上がっていたので、試しに投げてみることに。
するとすぐに反応があり、無事フッキング。
いかにもナマズ釣りしている!と言った細い水路でキャッチできたのは嬉しさが自然とこみ上げてきました。

夕マズメに入りましたが移動はさらに続き今度は流れ込み、カバー、沈み物等が絡む絶好のポイント。


ですが、先行者がいたため釣りの邪魔にならないように100メートル程上流に歩き、十分離れて釣りをすることに。


しかし、ここからまさかのバイトラッシュ!
今度はキャタピーIIを対岸にキャストしてほぼ巻き初めでバイト。

続いてウィードが少し残っている上をジトラーサイレントで探るとまたバイト!

このエリアだけでもかなりのバイト数があり、バラシとキャッチの繰り返しでしたが今日一の反応の仕方に驚きが隠せませんでした。


この日は曇っていたのと夕マズメのタイミング、時より小雨がぱらつく時もあったので、それが活性を上げる要因になったものと思われます。


バイト数の多さに興奮が収まりきらない中、先程の先行者がいなかったので、入りたかったポイントに入り直しました。
ここでまだキャッチしていないキャタピーで探る事に。
先行者で少しナーバスになっている可能性もあるので、なるべく音が出ない物を選択。


橋下の暗い場所へキャタピーを送り込みゆっくり引いていると、物凄いバイト音と共にキャタピーが水面から消えた!
そして遂に持って来た全てのルアーでナマズを釣り上げる事に成功しました。
どの魚もお腹がパンパンで正にプリスポーンと言う感じのナイスコンディションでした。

後半はバラシが多く、目標に行くか微妙でしたがナマズの高活性とポイントに恵まれて達成する事ができました。



そして約一ヶ月後の5月。


再び同じ川へと足を運んでみました。
前回とは一変し川全体が田んぼの代掻き水で濁っており、水位も上がっている状況に。


この状況下でも昨年は反応が良かったので、期待はありましたが4月に訪れて反応が良かったインレットはまさかの不発。


その後も目ぼしいポイントはかなり探りましたが反応が無い為、本流域に合流している支流とそれに隣接する細い水路へ。


かなり濁っていましたが雰囲気は抜群でしたので、入念に探っていると突然のバイト!


まるでアルビノみたいな白い感じのナマズが出た後、続いて可愛いサイズのナマズがキャタピークリッカーを持ち込んでいきました。

どうやら水位上昇と濁りが加わった影響で、支流の奥まで魚が入り込んだ感じが見られました。


その後は反応がなくなったので再び本流域の上流へ。


4月に来た時と全く同じルートで魚を見ていきました。


本流域も前回出ていなかったインレットがドバドバ出ている状況でしたが果たして今回はいるのか?


ここではキャタピークリッカーIIに変更し、しつこく狙っていると下からゆっくり浮上して来てバイト!
インレットについている魚は落ちてくる餌を待っていることが多いので、ガッツリとしたフッキングでした。

この時期だけは水位がどうしても高い為、カバーについていた魚も水が動く水門付近や流れ込みに身を寄せるので、後半戦は狙いの的をインレットに絞って釣りをしていきました。


小さい流れ込みでもこの日はかなり魚が付いておりキャタピークリッカー、キャタピーに対する反応が抜群でした。

特にピンク、ブラック等のシルエットが出る色はこの代掻きの濁りに負けず、存在感があるので必須カラーの一つです。


派手目なカラー、シルエットのハッキリ出るカラーはこの時期だけは必ずルアーボックスに入れて行くことを心掛けています。


そして前回はナイトゲーム直前で釣りを終了しましたが、今回は少しだけナイトゲームに挑戦してみました。


前回バイトラッシュがあった場所付近の水門をジョイントジッターバグで探ってみました。


まだ暗くなる直前でしたので、ケミホタルを付けずに使用しました。
水門の中は適度な流れとベイトフィッシュがいたので期待が大きい。
水門の壁沿いを丁寧にスローリトリーブしていると、急にロッドに重みが出てオートフッキング!
バキューム音は無く自然に口の中に入る様な珍しいバイトで釣れました。

このまま反応が続くと思われましたが、無反応になってしまったので、ラストポイントへ。


最後のポイントも田んぼからオーバーフローした水が川へ流れ混んでいる場所。


ここもかなりの水量でしたが、流れ込んでいる両サイドは流れが緩かったので、そこを中心に攻めていると小さなバイトが!


上がって来たのは恐らく今まで釣った中で最小クラスのナマズ。
最後は60アップで終了したかったのですが、これはこれでとても嬉しい一本。



今年の埼玉エリアでは普段地元では味わえない釣果と一ヶ月の間に変わる状況変化での釣りがとても勉強になりました。


次回は東海エリアでのお話をしたいと思います。


次回もお楽しみに!

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