鯰人 Diary 2024 春の試練

岩瀬 裕大

東京都在住。昼夜問わずナマズを追い求めているアングラー。

皆さんこんにちは!岩瀬です!


桜も咲き、いよいよ春本番ですね!
冬の寒さも和らぎナマズの活性も徐々に上がって来るはずなのですが、3月は天候が安定せず、寒の戻りもありナマズの活性もかなり不安定でした。


さらに爆風の日が続き、大荒れで交通機関や釣行にも支障が出てしまう日もありました。


まさに春の試練!


季節の変わり目は厳しい条件で苦戦するばかり!
今回は修行のような鯰釣りをご紹介しようと思います。


3月に入りいよいよナマズシーズン到来と思われましたが、今年は天候に恵まれず爆風と寒の戻りが重なり、水温が安定せず苦戦する日々が続きました。
水温も15℃以下になってしまう日もあり、魚の活性が一気に下がってしまいました。


本来であれば反応が見られる場所でも魚の気配がない為、いつものようにいかないことは確かでした。


この日は下流部を攻めましたが、魚がかなりナーバスになっていると判断し、キャタピーソフトで極力生エサに近い感触のルアーでピンポイントのカバー撃ちをする釣りにしました。
広範囲にキャストしてリトリーブで誘う事も考えましたが、爆風でルアーの波紋が消えてしまうので今回の釣行のアプローチ方法に適さないと判断しました。


そして近年ナマズ釣りが人気になってきてからは、ナマズには効果のあった着水音にも気を使い、ほぼ無音と言ってもいいほどの着水でアプローチ。


魚がナーバスな時はルアーの素材だけでなく、ルアーの着水にも十分に気を使って釣りをしないとここ最近は厳しい状況です。


程なくして最初のバイトがあり無事フッキング。

吸い込みも弱いので、ロッドも今回はT-71MHから69Mに変更し、少しでもティップが入りやすいものに変更しました。



そしてナイトゲームに突入してもこの日は魚が増水してできたカバーに入り込んでおり、まるでデイゲームと変わらない攻め方となりました。


オープンエリアでは風も凄く水面も波立ってしまっていたので、恐らくそれが原因かと思われます。


本来であれば活性の高いナイトゲームの時間帯でもバイトは浅く厳しい展開が続きましたが、ここでも追加に成功したのでこの日は終了。

日が変わって今度は上流部へ。


この日の天候は絶好のナマズ日和。
風も無く気温も19℃と高めで、さらに小雨がぱらつく状況でした。
この天気だと魚が動き回っている可能性があるのでサイトフィッシングで魚を探すことにしました。
この日のロッドはDNAZT-71MHを選択。
案の定、魚は目で確認できる位置にステイしている感じでした。


目で見えている分、慎重にストーキングをしてアプローチしやすい位置まで近づき、ルアーをそっと鼻先へ運び、ポカン釣りで狙うとバイトしてきました。

この個体は小さな葦と葦の間に居てリトリーブでのアプローチが難しかったので、直接狙い撃ちしてキャッチしました。


この日は前回よりも活性が高めに感じたので、キャタピー、キャタピークリッカーで攻めて釣りをすることにしました。


しかし、やはりキャタピークリッカーだと無反応や嫌がる個体もしばしば。
状況を素早く判断し、アプローチしないと良い条件が整っていてもキャッチできないこともあります。


そこでキャタピーで攻めて色でアピールする作戦にしてみました。


色も派手目なチャート。
カラー選択もナマズ釣りをする上で重要な事。


ナマズは目が見えないと思う方が多いと思いますが、私は目が見えないではなく、目が見えにくい魚だと思っています。


人間で例えるなら眼鏡をかけた人だと思って頂ければ分かりやすいと思います。
目が見えにくい人でも色は判断しやすいので、この考え方で今回はアプローチしてみました。


この考えが吉と出たのか、ナマズの反応が良くなりすぐに2本目が釣れた。


雨と曇りで活性も上がっているお陰か、反応する魚はどれもナイスコンディションのナマズ。
そして2本目の個体は釣り上げた瞬間にザリガニを吐き出しました。
これは日中に動き回って餌を食べている証拠。
かなりの餌を追い回しているようでした。

今度はシルエットで判断しやすいブラックカラーで追加。
この個体は最初チャート系のルアーを追尾して来るだけで終わってしまったので、魚が消えてしまう前に素早くルアーカラーを変えてアプローチした所バイトしてきました。


この個体にはチャート系が強く感じてしまったのかもしれません。
シルエットで判断させるブラックがこの個体には合っていたようです。


今回は釣行の度にアプローチ方法を考え、ナマズに合った選択をしないと魚に出会えない状況。正に春の試練!と言った感じの釣行でした。
産卵を控えている個体もいると思うので、この日はこの魚で終了。


次回もお楽しみに!

Rodスミス 鯰人 DNAZ -T71MH DNAZ-69M
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Lineバリバス 鯰PE4号
Leaderバリバス オーシャンレコードショックリーダー50lb
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