鯰人 Diary 2024 真冬のトップウォーターゲーム

岩瀬 裕大

東京都在住。昼夜問わずナマズを追い求めているアングラー。

皆さんこんにちは岩瀬です! ご挨拶が遅くなりましたが、本年も宜しくお願い致します!


今年は釣る楽しさだけでなく、どうすればナマズと出会えるのか?どうすればデカイナマズを釣る事ができるのか?ナマズ釣りの攻略的な事をテーマにしてレポートを書けたらと思っております。


今年はオフシーズンである1月に真冬のトップウォーターゲームをしてきましたので、その時のお話をしていきたいと思います。


釣りの話の前に年明け早々に石川県で大きな地震がありました。


私も石川県には知人も居てよく遊びに行く場所です。
釣り場も豊富でとても素敵な場所が一瞬で壊滅してしまい、とても心が痛んでおります。


今回の震災で被害にあわれた方々にお見舞いを申し上げると共に、被災地の一日も早い復興をお祈り申し上げます。


さて今回の第一弾は真冬のトップウォーターゲーム!


ナマズに限らず真冬となるとトップウォーターゲームが成立する確率は低くなりがちですよね!
バス釣りにおいてもトップウォーターが効く時期は限られており、条件が整っていて初めて物にできる感じだと思います。


ではナマズはどうなのか?


実はここ最近ある条件が整っていれば真冬でも答えが返って来ることがわかりました。
ではその条件とは何なのか?


まず一つ目は新月の夜である事。


ナマズは夜行性の魚、月明かりが多い満月の日などは水面を割るのに躊躇する魚が多く、釣れない訳ではないが新月の時よりもバイトが弱いです。
出来れば釣行は新月の日に行くことをお勧めします。


二つ目は無風と昼間の日照時間。


冬の釣りをする上で天敵となるのは冷たい北風。
北風が日中にかなり吹いてしまうと、水面下の温度が下がりナマズの活性に大きく影響してしまいます。


この時、日照時間が多くあったとしても水温が中々温まらず釣り自体も困難ですので、良い条件としては日照時間が多く、なるべく無風の条件で釣りをする事が肝となります。
冬でも日照時間が多ければ夕方から夜にかけての数時間はまだ水が冷めず、水温が冬の時期にしては比較的高い時があるので、狙い目となります。


三つ目は高水温、ベイトフィッシュのいる場所と時間帯。


日照時間で水温の話をさせて頂きましたが、ではどのくらいの水温がベストなのか?
経験上10℃以下の水温はかなり厳しく、バイトが無い事が殆どです。
ですが、稀に季節外れの気温の高さが続いた時や温排水が絡む場所等で冬でも水温が12℃~15℃になる場合は大チャンスです。特に温排水は最強の味方なのでその周辺は入念にチェックする事が大事です。


でもそんな都合のいいフィールドが全国にあるわけではないので、常に厳しい状況のフィールドの場合はどうすべきなのか?


水温が冷たい状況が常に続いている場所はベイトフィッシュが溜まりやすい場所を見つける事が釣果に繋がる最短ルートです。
寒くてもナマズは餌を全く食べていないわけでは無いので、水温が低くてもベイトフィッシュが豊富な場所を見つける事が大事です。
生命反応がゼロの場所は何をしても答えが返って来ないので、そう言った場所はなるべく避けて釣りをしましょう。


そして大事なのが時間帯!
日中の太陽が出ている時間帯が多ければ多いほど水温も上がり釣りやすい条件に近づくのですが、時期は飽くまでも真冬。日が沈めば水温が下がるのも当然早いです。


水温が冷めきらず、暗い時間帯が続く午後6時~9時頃までが釣りをするのにベスト!
9時以降は気温と水温が平行して下がるので、この3時間で反応が無ければその日の釣りはかなり厳しい状況になると思います。


単純にまとめてしまうと冬はタイミングが命!いくら条件が整っていてもタイミングを間違えると釣れない時もあるので、釣行日の天気、気温等は必ずチェックしてから向かう事を心掛けて釣りに行きましょう。


そしてルアー選択も重要になってきます。


ナマズルアーにはハード系とソフト系があるのは皆さんもご存知だと思いますが、果たしてどちらが効果的なのでしょうか?


これは圧倒的にソフトボディーのルアーをお勧めします。


なぜかと言うと冬は基本的に魚の活性が低いです。
ここでラトル入りタイプの物やブレードでガチャガチャ音を出すルアーを使うと返ってプレッシャーを与えてしまうからです。


今回の釣行で使用したキャタピーソフトは特にお勧めでフロッグ等の中空素材とは違い、ルアー自体は柔らかいのですが内部も空洞ではなく、身が詰まっている構造です。
なので、柔らかさがだけが武器ではなくて水押しも強いルアーとなります。


例えで言うのであれば、空のペットボトルと飲み物が満タンに入ったペットボトルを水に落とした時を思い浮かべてください。
当然飲み物が満タンに入ったペットボトルのほうが着水した時の水押しは強いですよね。
それに対して空のペットボトルは表面に浮いてしまい、水を押す力は弱くなるはずです。


音でプレッシャーを与えてしまうのであれば、水押しで誘うこともここ最近の有効な手段だと考えています。


釣行初日は午後から急に北風ビュービューになってしまい、バイトは得られず断念。


そして三日後の夜は無風の水温は15℃!

大場所、小場所問わずに入念に攻めて60UP2本と50UP1本、合計3本キャッチする事に成功しました!

特にこの日は反転流やワンド状の地形付近にベイトフィッシュがかなり入っており、そこを狙うだけで、答えが返ってきました。


冬にこれだけトップウォーターで反応が得られると冬の釣りも悪くないですね!
今回の釣行結果が皆様の釣果に繋がるきっかけになれば幸いです。


今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします!


次回の釣行もお楽しみに!

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