鯰人 Diary 2022 Winter

岩瀬 裕大

東京都在住。昼夜問わずナマズを追い求めているアングラー。

皆さんこんにちは岩瀬です!


今回は11月中旬頃から12月中旬にかけての釣果です。
12月になってからは気温がかなり低くなってきました。


鯰釣りも終盤に入り、今までは簡単に釣れた魚も釣るのが難しい季節になります。
では冬にトップウォーターでナマズを釣るのは難しいのか?と言われると実はタイミングさえ合えばトップで釣る事は可能です。


ですが、時合いは殆どが夜の時間帯になります。ルアーへの反応もハイシーズンよりは食い気が落ちているのでワンバイトで終わる事が多いです。



11月は比較的まだ暖かい方ですが、活性は下がりつつあるので、食いが悪い事を見越してタックルもスピニングタックルがメインで、ベイトタックルではティップが柔らかいものを選択しました。


ここ最近メジャーポイントは反応がかなり悪く、なるべく人が攻めていないであろうポイントをセレクトしナマズを探して釣りをしました。


最初のポイントは小規模な流れ込みが絡むところで、水深が踝ぐらいの超浅瀬。
ですが、流れ込む水が少し暖かいのかベイトフィッシュと小さいエビが大量に入っており、時々それを狙って大型魚が回遊して来てそれらを捕食している感じでした。


最初に入った時はナマズの気配はありませんでしたがしばらく釣りをしていると、突然川の真ん中から何か近づいて来る波紋が見えたので、すかさずキャストし波紋の前にルアーを誘導するとキャタピーが持ち込まれフッキング!
フィーディングをしに来たナマズをキャッチする事に成功しました。

下流に移動して今度はウィードが絡むエリアで釣りをしました。
今年は寒くても水温が高く、11月にしては反応が良い方でウィードも枯れずに残っている所が殆どです。


水中に点々と残るウィードをヘッドライトで確認しながらルアーを通すとウィードがモゾモゾ動いた気配がしたので、再度ルアーを通すと強烈なバイトがあり、キャタピーが一瞬で消えました。


ウィードが濃いエリアではスナッグレス効果のあるダブルフックが一般的ですが、今回はウィードがポツポツある程度でしたので、出た魚は確実に獲りたいと思い、フッキング率の高いトリプルフックを選択しました。


攻め方はウィードの真上を狙うのではなく、ウィードのエッジを意識してルアーを通すイメージでアプローチしました。


ホームリバーも最近はサイズが伸び悩んでいましたが、ようやく良いサイズが顔を出してくれました。

その後は反応が薄れてしまい、タイムアップ。


この日は昼間の温かさが水中にもしっかりと浸透していたみたいでバイトも多数得ることができ、次回の釣行に繋がる釣りとなりました。



そして12月。
12月は今期最大の魚をキャッチする事になろうとは僕自身も思っていませんでした。


12月に入り、ナマズ釣りも完全な終盤。
時間帯を間違えるとボウズもあり得る季節です。
ポイント選択も悩むに悩んだ結果、流れが緩い所で完全に魚がステイできる場所を選びました。


この日も昼間は暖かい気候で浅瀬の流れが緩い所は比較的水温は高めでした。


使用ルアーはキャタピーソフト。


本来水温低下の時に有効なルアーは水面下に少し潜るナマジーなのですが、今年は水温が下がるのが遅く、暖かい事が多いので水押が強く魚に違和感を与えづらいソフトボディータイプのルアーを選択しました。


流れの落ち込みで上から落ちてくるエサを待ち構えている個体をヘッドライトで一瞬確認した後、流れの上からルアーを流し込むと一撃で釣る事に成功。

そして遂に今期最大のドラマが!


一本目が釣れた場所から少し下流に移動して対岸のワンドを狙うことに。
このエリアは春先にも良型のナマズをキャッチしている場所で、多くのナマズが溜まるポイントです。
対岸の奥めがけてキャストし、着水後は軽くトゥイッチを4,5回入れた後に早目のリトリーブをして誘っていると、物凄いバキューム音と共に強烈な引きが!


この日はベイトタックルでの釣行でしたが、ベイトでも釣り上げられるか不安になるくらいの引きで慎重にやり取りをしました。


時間をかけてようやく魚を手前まで引き寄せ魚体が見えた時は驚きました!
ホームリバーでは今までに見たことがないサイズでファイト中にも関わらず手が震えてしまうほどで興奮がおさまりませんでした。


遂に浅瀬へと追い込みキャッチ成功!
ナマズを一目見て驚くのは頭の大きさでした。
メジャーシートの半分が頭で隠れてしまい、かなりの迫力でした。


そして気になる長さは………74.5センチ!!!

シーズン終盤にしてまさかのホームリバー記録のナマズが釣れてしまいました!


これは今期最大の嬉しさです!


ここ最近のホームリバーはサイズが大きくても60センチ前後のサイズまでが限界でしたが、70センチを超える魚は東海エリアでの釣り以来です。


実はこのポイント、春先にもスピニングタックルで70センチオーバーを釣り上げた場所でした。


コラムには書いていないのですが、自分のSNSを見返して見ると確かに同じポイントであることがわかりました。


もしかするとこのエリアはデカナマズが溜まる何らかの要素があるのかも?しれませんね!
その後、感謝を込めてリリース。
暗闇の川へゆっくりユラユラと帰っていきました。



今年は色んな釣り、色んな魚、色んな釣り人との出会いがあり充実した一年でした。
いつもサポートして下さっているスミス様、そして僕のコラムを読んで下さった皆様に日々感謝です。ありがとうございます。


2022年のナマズ釣りの投稿はこれが最後ですが、2023年も更なる大ナマズを求めていろんな場所へ行き、色んな出会いがある事を楽しみにしております。


一月、二月はナマズ釣りもオフシーズンなのとポイントの骨休めをさせるために暫くはお休みさせて頂きます。


鯰人Diary2023は3月スタート予定です。


皆様今年一年ありがとうございました。よいお年をお迎えください。


岩瀬 裕大


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