SMITHフィールドレポート

鯰人　Diary　2022　in　静岡

普段自分は関東地方メインでの釣りですがたまに地方に遠征する事があります。

特に東海エリアは最近お気に入りの場所でもあり春から梅雨入り直前はよく訪れ、良い釣果に恵まれております。

4月下旬頃の釣行では雨の中、７３センチのモンスターナマズをキャッチする事に成功し、ナイトゲームでもかなりのバイト数を得られました。

今回の釣行では前日に雨が降ったのでナマズの活性も上がっていると見込んでの釣行でしたが、状況は最悪。

川の水が入れ替わり水温も低下気味。

その中でも何とかキャタピークリッカーに反応があり、無事にキャッチ。

水温が低い状況でもこの個体は何度もアタックして来て、迫力のあるバイトでした。

その後はバイトがあったものの釣る事が出来ず、日を改めて攻めることにしました。

５月初旬に訪れてから約1か月。６月初旬に再度チャレンジしに行って参りましたが、前回とは真逆の状況下で釣りをする事になりました。

そう、遂に静岡でも代掻きが始まり、クリアウォーターからマッディーウォーターへと変化していました。

水の色は正にコーヒー牛乳色。今までは川底が見えていたのですが全くと言っていいほど見えず、魚がどこにいるか分からないので慎重にアプローチをしていきました。

今まではカバーを中心にポイントを攻めていましたが、反応がゼロ。
恐らく濁りが入り魚がカバーから出てきてインレット付近に移動したのでは？と思い、攻め方を変えてみることにしました。

４月、５月に来たときは、全く出ていなかったインレットが６月になるとドバドバ出始め、更にインレットの数も増えます。

濁りも出ていてこの日は各インレットに魚が入っている感じで、殆どが落ちパクでバイトしてくる感じでした。

濁りが絡むインレットでは落ちてくるエサなどを待ち伏せしている個体が殆どなのでルアーの食い方もガッツリ食ってきます。

水が濁っている時のルアーカラーは派手目が効果的で、ピンクやチャート、シルエット見せたいときはブラックなども効果的です。

そして驚くのはナマズ達の色！
地元では見たことない色で驚きました。
水がコーヒー牛乳色なのでナマズの色も白っぽい色やまだら模様のナマズばかりで、中々見ごたえある個体ばかりでした。

静岡遠征の旅は2日間行いました。

仕事の関係もあり連続釣行とはいきませんでしたが、別日でもう一度訪れて釣りをしました。

最終日は本流からスタートしたのですが何と一投目でヒット！
支流からの濁りも入り本流もかなりの濁りが入っておりました。

釣れたナマズは川の真ん中にできた流れのヨレについており、そこはベイトフィッシュが溜まりやすい状態になっておりました。

その流れのヨレを横切らせる様にルアーを通した所、強烈なバイトがあり無事キャッチする事に成功しました。

毎回静岡に訪れて思う事が関東のナマズより静岡のナマズの方が、かなり引きが強いように感じます。

一投目に釣れた個体もサイズはそこまで大きくないのですが、変えたばかりの針が軽く伸ばされていました。

このサイズで伸ばされると言う事は、60センチ70センチクラスの魚が掛かるとどんな感じになるのだろう？と少し考えてしまいました。

写真のナマズもまた見事な魚体で、色も白っぽく、小さくてもかなりの引き味が楽しめた個体でした。

この日もルアーカラーは派手目。
お気に入りのキャタピークリッカー、ピンクイモムシで、釣ることができました。

今度は本流から支流の支流に移動して再度チャレンジ。

お昼になるにつれて気温も上昇。
水分補給をまめに取りながら、ミルクティー色に染まった支流を攻めていると爆発音のようなバイトがありフッキング。

護岸沿いを丁寧にリトリーブしている所、下から突き上げる様なバイトがあり、思わずビックリしてしまいました。

釣り上げてビックリしたのはまたしてもナマズの色！
ミルクティー色の水の中に居たせいか、まるでアルビノかと思うぐらいの素晴らしい色の魚体で引きも強く、かなり楽しめました。

その後は支流と支流の合流する水門付近での釣りをしてみました。

支流の方は濁りがなく、合流する支流の濁りが重なる境目をジトラーで攻めていると、濁りの境から急浮上して来てバイト。

濁りがない方の支流に居た個体なのか、釣り上げた個体は先程釣り上げた個体とは違い、真っ黒な魚体。

水の色が違うだけで魚体の色が変わるのは恐らくカモフラージュで天敵から身を隠すためなのでしょうね。

いつ見てもナマズの能力には興味があります。

今回の釣行で経験したことも別のフィールドで役立つことを期待したいと思います。
次回の釣行もお楽しみに！