寺尾 毅

NBC パフォーマンスベイトモニター



『10/14 NBC関東Bブロック大会(印旛沼)』


皆さん、こんにちは。
スミス・パフォーマンスベイトモニターの寺尾です。

NBC関東Bブロック大会(印旛沼)に参加してきましたのでレポートします。


今年の関東Bブロック大会は、昨年の新利根川から印旛沼へと舞台が変わりました。
印旛沼はエリアも広く、エンジン船での参加が可能です。そのため、自分のようなエレキ船ではエリアが限られているため、その中でどう戦略を組むかがガギでした。
しかし、一週間前のプラクティスでは400g程度のバスが2本、しかも再現性も不確かな状況。そして、新利根川チャプターの参加者が加わったことにより、エレキ船も増え、メインエリアとなる捷水路もプレッシャーがかかることが予想され、自分にとっては厳しい状況でした。

そして試合当日、朝から雨のローライトコンディション。水温も20℃を切っていました。
戦略としては、プラで釣れた捷水路河口の護岸で小さくてもキーパーを拾っていき、それ以降は状況に応じて上流に釣り上がることだけ決めていました。


フライトが開始しされ、何とか目的の護岸にエントリー。
流したい護岸はエンジン船の出航があったため、しばらく時間をおいてからキャストを開始しました。
しかしバイトが出そうなヒシモを撃ちますが、なかなかバイトが得られません。
1時間程キャストを続けると、突然ラインが走ります。
久々のバイトに緊張しつつ合わせると、400〜500gの想定内のバスでした。
それでも大会では貴重な魚です。

そして同じストレッチを往復していると、30分後にまたラインが走ります。
フッキング後に上がってきたのはまたも同じサイズのバスでした。

2本とも釣ったのは高滝でも実績があるバンドゥクローのリーダレスダウンショット7g。
カラーはシルエットとザリガニを意識したブラック/レッドフレークです。


しばらく同じストレッチを往復したり、沖目をライトリグや巻物で狙うもただ時間が過ぎるのみ。残り2時間半のタイミングでエリアを諦め、上流に釣り上がることにしました。

捷水路はヒシモが多いのですが、プラでは沖に伸びるヒシモを撃っても結果が得られませんでした。そのため、より護岸際のヒシモを意識して狙っていきます。
とは言えここは印旛沼。イージーに釣れるフィールドではありません。可能性の有りそうなポイントをひたすらリグをアプローチし続けました。


そして12時を過ぎ、残り1時間を切った頃、ヒシモが沖に広がり、その岸際にアシが生える20mくらいのストレッチがありました。ここはスタート地点からも近く、開始時間から考えても他の選手が手を付けてそうでした。
ただ、ヒシモが沖側まで広がっているため、ヒシモは撃ってもその内側のアシはもしかしてノーマークではと考えました。
そしてアシ際を狙っていくとその2投目にラインが走ったような気が…。合わせを入れるも乗らず、もしかすると小さいのかも。そしてその数投後、またもやラインが吸い込まれます。今度は明確にアタリだとわかり、思いっ切りフッキングすると、今までにない重量が伝わります。ヒシモに潜られないよう強引に寄せネットイン。なんと釣れたのは1,400gのキッカーでした。

何とかリミットが揃い、そしてキッカーを得たものの、あとの2本が小さいため、更なる入れ替えを目指して同エリアで粘ります。しかしワンバイトを得るもヒットには繋がらず、結局3本ギリギリで終了となりました。


結果は2,380gと微妙なところ。2sクラスの魚が釣れる印旛沼ですので、他の選手の結果がとても気になるところです。
そして表彰式。5位からコールされ、2位の選手の名前が呼ばれた瞬間は本当にドキドキで、最後に優勝者として自分の名前がコールされた時は喜びとともにホッとしました。
まさか関東Bブロックという大きな大会で、しかもアウェーの印旛沼、そしてエンジン船でなく、エレキ船で結果を出せたことは本当に価値があると感じました。そしてスミスの仲間にも応援してもらい、本当に嬉しかったです。



次はNBCチャンピオンシップ東日本決勝が野尻湖で開催となります。
初めてのフィールですが、滅多にない出場権を獲得しましたので挑戦してきます。


《 タックルデータ 》

▼リーダレスダウンショットリグ

ロッド 72H
リール メタニウムMGL XG RIGHT
ライン フロロ16lb
ルアー バンドゥクロー(#2 ブラック/レッドフレーク)



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