川又 圭史
(2015 JB TOP50 No.8 スミスサポートプロ)



『2015 JB TOP50 3戦分のダイジェスト』


 スミスHPをご覧の皆さん、こんにちは。プロスタッフの川又です。

 さて、今回のレポートは・・・・というか、スイマセン。今年のスケジュールが3月から試合が始まり、現在(原稿制作時は7月4日)までに毎月ペースで試合があり、近年、稀にみるタイトなスケジュールでレポートがすっかりと遅くなってしまいました。ちなみに、原稿を書いている最中も、7/10から桧原湖で4戦目が開催されるので、その準備に追われる状態&試合で痛めた肩関節の悪化でまあまあピンチな状態です。ですが、「ピンチはチャンス」という格言!?もあるので、そう思って頑張ります(笑)

 と、若干少し話がそれてしまいましたが、この3戦までの内容をダイジェスト風にお伝えしたいと思います。


第1戦 福岡県「遠賀川」3月27〜29日

 時期としては「プリスポーン」ですが、若干まだ適水温には達していないので、水温上昇と共に上がってくるメスの個体をいかに釣るかがキーとなる試合でした。メインとして狙ったポイントは「ブレイクに近いハードボトムの水深2m以浅のシャローフラット」。

 釣り方は、ライトリグでもハード系でも釣れる本数が変わらない状況でもあったので、フッキングミスと時期として大きい個体は暖かいところへ浮くという事を考慮して「ジャークベイト」メインで試合に臨みました。

 結果、3日間ジャークベイトオンリーで臨み、3日目はノーフィッシュでしたが16位でフィニッシュ。 とりあえず鬼門と考えていた初戦を、どうにか無難に乗り切ってという感じでした。

《 初戦タックルデータ 》

ジャークベイト用

ロッド VスペックTVC−68M プロト
ライン サンライン FCスナイパー12lb
ルアー 11p前後のジャークベイト ※フックはがまかつトレブルRB Mへ変更
リール S社スタジオコンポジット仕様 ※RC-SC 86oラウンドノブ仕様


第2戦 茨城県 北浦

 時期としては、プリ、ポストがメインの試合となり、釣り方としても若干スローな展開。本来はこれが王道なパターンでしたが、今年から「重量制」にルールが変更になり、確実にウェイトが取れるパターンを持たなければ上位に食い込むは難しい。そこで、プリプラから反応が良かったこのルアーで試合に臨みました。

 そのルアーとは・・・・・、「ペブルSR」

 残念ながら廃盤となってしまったこのクランクベイト。実は数年前からなんとなく浮いているメスに好反応という事に気付き、密かに使用しておりました。ですが、廃盤という事もあり自分の手持ちも不足気味。そこで、無理を言って開発の方から分けていただき試合で投入。ほぼ全てこのクランクで押し通し予選も2戦連続無事通過。


 でしたが、試合前からあまり展開が見えておらず、予選通過もギリギリな26位。ここから巻き返すにはビッグウェイトが必要なので、3日目も巻き倒しを敢行。しかし世の中そんなに甘くはなく、天候も晴れてしまったせいもありバイトも浅く2バイト2バラシのまさかのノーフィッシュ。結果、2戦目は30位と残念な結果となってしまったのでした。

《 第2戦タックルデータ 》

クランクベイト用

ロッド VスペックTVC-65M/HG
ライン サンラインFCスナイパー12lb
ルアー ペブルSR※廃盤 フックはがまかつトレブルRB Mへ変更
リール S社スタジオコンポジット仕様 ※RC-SC 86oラウンドノブ仕様


第3戦 徳島県 旧吉野川

 2戦終わって年間暫定18位と微妙な順位。しかも、2戦連続最終日ゼロという不名誉なおまけつきなので、なんとしても巻き返さないといけない大事なところ。そして今年も相変わらず掴みどころの薄い状態が続くフィールドコンディション。しかも、アフタースポーン絡みという狙いどころが難しい中での試合となりました。

 そして今回狙ったポイントとしては、上位陣は「水が動かない」という事がキーでしたが、自分のイメージとしては、水が動くところにいる魚は比較的サイズが良く、時期的に回復系が多いイメージ。掴みどころが薄く釣れる本数が未知なのであれば、数よりサイズという方を選び、消波ブロック、リプラップなど比較的に水が動くところメインとして狙いました。

 メインに使用したルアーは、新しく発売となる「BFシュリンプ3.4”」。リグは、リーダーレスDSやスモラバのトレーラーとして使用しました。使い分けとしては、リーダーレスDSは消波ブロック帯をリアクション気味に早目のフォール。スモラバのトレーラーとして使用する際は、リップラップに引っ掛けて外して「ホワっ、スー」という感じの緩急のある動きで食わせるイメージで使用しました。

 そして、初日にクランクベイトで釣った1本以外、全てこの「BFシュリンプ3.4”」のリーダーレスDS&スモラバでキャッチ。 ちなみに、ビッグフィッシュ賞を獲得した魚をキャッチしたルアーも「BFシュリンプ3.4”」。

 今回の旧吉野川ではかなりの確率でこのルアーの出番は多かったです。時期的にエビ系のルアーが好反応という事もありますが、本格導入した試合で7位&ビッグフィッシュ賞というのは、今後の試合において自信を持って投げられるアイテムとなったことは言うまでもありません。

 そして、今回の試合結果で、暫定順位も9位までジャンプアップ。次の試合は更に上を目指し、また暫定順位を上げられるよう頑張りたいと思います。

《 第3戦タックルデータ 》

リーダーレスDS用

ロッド VスペックTVC-610MH
ライン サンライン シューター12lb
ルアー BFシュリンプ3.4”プロト
※シンカーウェイト7g フックは がまかつワーム321バルキースタイル♯1
リール S社スタジオコンポジット仕様 ※RC-SCプラス88oシルバーカーボンノブ仕様

スモラバ用

ロッド Vスペック TVC-69ML+プロト
ライン サンライン シューター8lb
ルアー スモラバ2.7g+BFシュリンプ3.4”プロト
リール S社スタジオコンポジット仕様 ※RC-SC86oシルバーカーボンノブ仕様

クランクベイト用

ロッド VスペックTVC-65M/HG
ライン サンラインFCスナイパー12lb
ルアー スクエアビルクランクベイト※フックはがまかつトレブルRB Mへ変更
リール S社スタジオコンポジット仕様 ※RC-SC 86oラウンドノブ仕様


                    ※ JBトップ50 第1 戦 ゲーリーインターナショナルCUP最終成績表
                    ※ JBトップ50 第2 戦 ベイトブレスCUPP最終成績表
                    ※ JBトップ50 第3 戦 東レ・ソラロームCUP最終成績表



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