『ナマズ日記2014:秋』


鈴木隆夫



大都市近郊の住宅街を流れる小さな川がホームグランドです。
今年に入ってからは不発、不毛、手も足も出ない日々が続いた。

ナマズを釣ってる人が増えたせいもあるがどうもそれだけではないような気がしてならなかった。

大増水後の水の引き始めの合流点のタルミに陣取っていたちょっと小 さいナマズ。キャスト後に動かさずにゆっくりながれに乗せていたらパチャ っと出た。スカートを付けたのがが良かったのかも?


今年の横浜で行われたフィッシングショーで知り合った高校4年生の岩瀬君(専門学校なので4年制。落第、留年ではない)は、 私と同じ小規模な川のほぼ同じエリアをホームグランドにしていた。
話を聞くと1年間で3桁に近い数のナマズを釣っていると言う。 しかも全て昼間に。全てトップで。

岩瀬君、アナタの釣りを見せて下さい。 と言う事でとある晴天のお昼じっくり見せていただきました。

そして彼の釣りを見た後のわたしの率直な感想、これじゃ私の釣る分は残ってない! 



いや〜まいりました。
川岸に張り出す密集した木の枝にはフロッグのデントスをロッドティップごとこまめに突っ込み1匹。テトラポットも穴という穴にロッドティップから垂らしたナマジーをそっと置きに行き1匹、ここからはでないでしょという様な 岸よりの布製の蛇籠の水深30センチ位の隙間もピッチングでかなりしつこく打って『ほら、でたでしょ』と釣ってしまう。

沈んだ自転車にビニールのゴミが引っかかっているところに来たら『ここによく入ってるんですよ、あっ今日も入っています。』えっどこに?『ひげだけ見えてますよ、ほらここ!とロッドでつついたら勢い良く飛び出した。


今シーズンはナマズ狙いの釣り人がほんとに増えてスレにスレまくっている感じ、11月は寒くなって釣り人が減るので多分良い釣りが出来ると思います。


● 使用タックル

ロッド ナマンチュNAZ-T74M
リール シマノ メタニウムXT
ライン サンライン ナイロン20LB



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