シーズン初めから今年のクラシックにはなんとしても出場したいと思っていた。ここ数年はクラシックの開催場所が毎年変わっており、今年の開催地は地元の北浦水系。私がTOP50シリーズにおいて最も多く上位入賞を果たし、自信を持っているフィールドだ。2年前の野尻湖で開催されたクラシックは自分のミスでビッグタイトルを逃し2位に終わって悔しい思いをしたが、その雪辱を晴らすのは今年しかないという気持ちでクラシック出場を目指してきた。
プリプラクティスには7日を費やし、優勝することだけを考えて広い水域の中からエリア、スポット、釣り方を絞っていった。
当初は2日間で4.5kg、4kgが優勝ラインと読んでいたが、思っていたよりもタフコンディションとなっていたため3.5kg、3kgぐらいで優勝に絡めるのではないかという状況だった。釣り方もビッグウェイトを望める釣りよりも確実性の高い釣りで着実にキーパーをキャッチしていった方が良いように思えた。
具体的に絞り込んだエリアは山田ワンド、蔵川ワンド、下流の消波ブロック帯といった代表的な冬のエリアで、他エリアと比べて明らかにバスのストック量が多かった。定番エリアであるため当然他選手とバッティングする可能性も高いが、これらのエリアを釣りこんでいてバスが『食う』スポットを把握している自分は効率的に場所を回っていけるのでアドバンテージがあると思えた。
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