川又 圭史
(2012 JB TOP50 No.11 スミスサポートプロ)



『JB TOP50第1戦「ゲーリー・インターナショナルCUP」IN 早明浦ダム』


4/19・20・21

 スミスHPをご覧の皆さん、こんにちは。プロスタッフの川又です。今回のレポートは、JB TOP50第1戦のレポートになります。


 2012シーズンの初戦は、去年同様、早明浦ダムでの開催。時期としても去年と同様の時期ですが、今年の早明浦ダムは、良くニュース等で渇水と報じられているような状態ではなく、完全にフル満水の貯水率は100%。しかも、流入量が多いせいか場所によってはかなりクリアになっており、7mボトムが微かに見えるくらいの状態。

 そして、春の気難しいバスに拍車を掛けるかのように、トッププロが毎日叩いた後でのハイプレッシャー状態での試合となった。

 正直、こういったクリアで満水状態でのリザーバーの試合経験などは、印旛水系育ちの自分としてはあるはずもなく、試合開始までの4日間の練習で釣ったバスは3匹。しかも、その3匹は1日での釣果。そして、普通に釣った魚となると、岩盤で釣ったアマゴが1匹のみ。

 そして、このような状態で導き出す答えはただ1つ「当たって砕けろ」。

 とはいえ、さすがに初戦から砕けるわけにはいかないので、4日間で全体を見て回った湖の印象と今までの経験をフルに生かし、魚の多いエリアをランガンして、バスのタイミング合わせて行く方法で試合に臨んだ。


 初日は、前日に見つけていた下流域の魚が多いワンドから始めるも、10時頃までノーバイト。初日の天候は、予報では曇りのち雨だったので、基本的にはワンド内を重点的に狙っていた。

 しかし、突如晴れ間が見え始め、バスが一斉にワンド内のブレイクに浮きクルーズをし始めた。その瞬間「もしや」と思い、去年の試合前の練習で、岬が絡む赤土バンクでプリメスが連発したのを思い出し、下流で一番大きい赤土バンクの岬に直行、すると数分後に待望の1本目をキャッチ。そして、この1本目がその日のキーとなったようで、その後、同じような場所を回り、岩盤系ワンドを回り2本追加して初日は14位。

 ※ちなみに、キーとなった事は「水温上昇」と「濁り」で、特に濁りのあるところのバスは比較的に口を使う魚が多かったように思う。


 2日目は、初日同様のエリアを上流から回り、9時までに2本キャッチ。展開的には、1時間に1本ペースだったので「これはイケる」と思い、同じようなエリアを探しつつ、ひたすらランガン。

 しかし、これが仇となったのか、朝に釣ったこの2本以降バスの反応は無く、結局2本のみとなってしまい2日目は23位、総合16位と不甲斐無い結果となってしまった。

 3日目に関しては、初日の時点で大雨の予報が出ていた為、キャンセルが初日に決まっており、予選順位が総合成績となった。


 今回の試合を振り返ってですが、初日は、完全ゼロの状態からどうにかアジャストさせることが少しでき、まあまあ良かったかなと思う反面、食わせ方に気付くのが遅かったためリミットを揃える事が出来なかった点は、今後の課題として改善していきたいと思う。

 2日目に関しては、初日と天気が異なり雨の時間が多く、バスやベイトの浮く要因が少なかった。しかし、それにも関わらず、初日のエリアに固執してしまい時間をロスしてしまった事がウェイトの伸びなかった原因だと思う。こちらも今後の課題として改善していきたい。


 次戦は、地元「北浦」での開催なので、今回の鬱憤を晴らすべく、しっかり練習して結果を残したいと思う。


《 タックル 》

赤土バンク用(ネコリグ)

ロッド ツアラーSTC-68TX
ライン サンライン シューター10lb
ルアー スパイニークローラーと6.5インチくらいのワーム

岩盤系(スモラバ)

ロッド プロトタイプTVS-61ULS(ソリッドティップ)
ライン サンライン パワーストリーム0.8号
ルアー スモラバ1.8g(トレーラーにスパイニーシャッド)

ロッド プロトタイプTVC-65ML(ベイトフィネス)
ライン シューター7lb
ルアー スモラバ2.5g(トレーラーにプロトワーム)

サイト用

ロッド プロトタイプTVS-60UL/FS(フルソリッド)
ライン サンライン スーパーFCスナイパー3lb
ルアー ストレートワーム

■ JB TOP50第1戦ゲーリーインターナショナルCUP(JB/NBC公式サイトNBCNEWS)



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