林 芳樹

(2012JB津風呂No.48 スミスサポートプロ)



- 池原ダム釣行 -


 6月7日(木)久しぶりに平日に休みが取れたので、釣りに行く事にしましたが、さて、どこに行くか悩ましいところです。琵琶湖に行くか?池原ダムに行くか?七色ダムにしようか?悩んだ末に、今回は自己記録更新を目指して池原ダムに挑戦する事にしました。


 朝2時に起きて自宅を出発し、池原ダムに5時に到着しました。

 今回利用させて頂いたのは「トボトスロープ」さんです。ここは池原ダムの中でも珍しくスロープが整備されていて、トレーラー派の私には便利なのでいつも利用させて頂いています。


 スロープのスタッフの情報では、あまり池原は調子が良くない状態で、昨年の台風の影響で積もった泥が、船の引き波で巻き上げられて直ぐに濁りが入ってしまうそうです。その関係でサイトの釣りは苦しく、ここ数日は60UPは釣れていないとのことでし


 準備が終了して、6時に釣りスタートです。この日は自己記録更新が目標だったので、とりあえずサイトでデカバス探しスタートです。

 本流筋を見て回りますが、全くデカイ魚には会えないまま時間だけが過ぎてしまいます。

 坂本筋に入ってから見えバスの数が増えて来ましたが、狙うべき60UPは発見できません。8時を過ぎた頃から船が増えてきて、濁りが出て来ました。9時ごろには濁りがひどくなってきてサイトをするにはストレスがたまる状態になってきました。


 もうそろそろデカバスを発見しないと苦しい状況になってきました。最後の望みを備後筋に求めて探していると発見!濁りがあってハッキリとは見えませんが65センチ、4キロは超えていそうな魚を見つけました。慎重に、プレッシャーをかけないように遠くから観察しているとネストに入っている状態ではありませんが、明らかに一定の場所を意識しています。

 魚からの距離を取って、テキサスリグをアプローチしてみると逃げてしました。どうやら気難しいバスのようです。5分ほど待っていると戻ってきました。今度はラバージグに代えて着水音を消してアプローチすると、寄ってきました!!細かくシェイクを続けていると更に寄ってきました。距離的には10センチぐらいでしょう。緊張の一瞬です。「食え!」心の中で叫びます。更に寄って5センチ、2センチ、食うか!!

 緊張で心臓が口から出て来そうです。その時横からコイが出てきてバスの意識はそっちに行ってしまい、コイを追っかけて行ってしまいました。何で今来るの?勘弁してよ!とコイに言っても仕方ありませんが・・・


 仕切り直しです。念のためリグを結び直ししようと思いましたが、緊張でラインを持つ手が震えてラバージグのアイにラインが通りません。深呼吸をして気持ちを落ち着かせるとようやく震えがおさまりました。

 バスが帰ってくるのを待っている間に船が何艇か全開で私の横を通過していきました。その引き波で濁りは更に酷くなってしまいました。もうギリギリ見える程度です。戻って来たバスの反応は悪くなってしまい、その後見えなくなるまでお1時間程度張り付いてアプローチを続けましたが、最終的には濁りで全く見えなくなってしまいこのバスを釣ることは出来ませんでした。残念!!!


 その後はサイトではなく、普通の釣りで45センチを上限に10匹程度のバスに遊んでもらってこの日の釣りは終了となりました。

 今回も更新のバスとのご縁はありませんでしたが、久しぶりに緊張で手が震える興奮を味わうことができ、楽しい一日でした。





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