■ 「50周年おめでとうございます。」

 

オリンピック・パラリンピック、聖火リレーが始まっていますね。

1年の延期でコロナが終息するのかと思っていたら、

とんでもない状態で、遂には第四波まで来る始末に、

収まりきらない2021年のコロナ禍であります。

が、時間は無常にも流れて行きます。

僕らの思惑とは関係なく・・・。

 

そんなコロナ禍で、釣り具メーカーのスミスさんが50周年を迎えました。

先ずは、50周年おめでとうございます。

長きに渡って先頭を走り続けているスミスさんの50年のうち、

僕は40数年ほどお付き合いをさせていただいております。

で、私事ながらW.B.S.も30周年を迎えました。

コロナ禍の昨年でした。

 

さて、50年・・・と一口では言えますが、

ここ最近の10年とか、20年の社会の進歩には、目を見張るものがあります。

バスフィッシングも同様で40年ほど前なら、

記録式の魚群探知機をバスフィッシングに導入することさえも珍しい時代でした。

 

しかし、今ではそれが水中をボート上から覗くことが出来て、

魚の姿までが見える機器に変わりつつあります。

また、トローリングモーターもGPSを使って、

一ヶ所に留まっていられるまでに進化しました。

いやぁ〜、僕のような年長者にはついて行けない事柄が、

バスフィッシングシーンに増えましたねぇ。

 

でもね、Bass is Bassですから!

50年経っても、100年経っても、バスはバスでしかありません。

僕らの日常のストレスを思いっきり発散させてくれる魚なのです。

道具がどんなに進化しても、自然の生き物が相手の魚釣りでは、

絶対というのはあり得ないのです。

 

最近のアメリカのトーナメントシーンでは、

箱メガネを使った釣りが脚光を浴びているって言うんですからねぇ。

本当にバスフィッシングっておもしろいですよねっ!

 

 

で、スミスさんとは長くお付き合いさせていただいているってぇご縁で、

2021年のカタログやスーパーストライククラブの冊子に、

登場させて戴きました。

思い起こせばBasser All Star Classicの第12回大会で、

スミスさんのディプシードゥーで優勝したんですよ。

1998年のことでしたねぇ。

 

 

ライトリグ全盛の時代にあって、「俺の釣りをする!」

でディプシードゥーでのクランキングを貫き通した結果でした。

いつの時代でも好きな釣りを貫き通すと、それにバスは応えてくれるんですよ。

ブラックバスって、そんな魚なんです。

だから、70歳になっても夢中なんです! 笑

 

スミスさんのバスフィッシングのスタイルにも、

そんな拘りや思い入れ、信念てぇのが溢れていますよね。

それはトップウォーターゲームによるバスフィッシングですね。

これは味わったら止められない麻薬のようなものです。

視覚に刺激するそのゲームは、一度味わったら止められません。

 

 

で、そのトップウォーターゲームに拘るって釣り方って、

僕のクランキングを貫き通すに似ているんですね。

つまり、妥協しない精神(こころ)なんですよ。

クランクベイトで釣れる魚を釣るってことで、旬を釣るんじゃないのがミソです。

まぁ、旬は食べる物で、釣るもんじゃないんですね、僕の場合は!

 

 

僕はそんな風にバスフィッシングを考えているので、

好きな釣りやしたい釣りで貫き通すのが僕流なんですよ。

大好きなバスフィッシングを続けるためにも、

大好きな釣り方でバスにチャレンジし続けます。

僕とバスの距離は縮まりそうもありませんが、

どこかで必ずクロスオーバーする筈です・・・続けていれば・・・水と大気の融合。

 

 

梅雨の時期ですから、雨宿りのときにでもカタログや冊子を眺めつつ、

思い出に浸りましょうかね。

それにしても、バスフィッシングにどっぷりとはまりましたね。

そろそろ僕も、ルアーフィッシング歴が50年ですからね。

半世紀も・・・釣りに感謝しかありません。