■ 新たなるチャレンジ!

 

いやぁ〜、4月ですね。卯月です。

またしても、ご無沙汰でした。

桜の花も満開で身も心も浮かれています。

ところが、先月3月の弥生は、霞ヶ浦周辺では清掃月間? 

と思えるほど毎週のように水辺の清掃活動が行われました。

 

3月1日には、第83回霞ヶ浦・北浦地域清掃大作戦と、

第19回牛久沼・小貝川下流「53 Pick Up!・春の陣」が開催され、

翌週の8日の日曜日は第5回霞ヶ浦大山スロープ「53 Pick Up!・春の陣」でした。

さらに、15日には第4回与田浦「53 Pick Up!」が開催されました。

各地の水辺の清掃活動に参加下さった皆さん、ご苦労様でした。

 

 

さすがに彼岸の22日は墓参りでのんびり出来ましたが、

その翌週の28日の土曜日には第63回防塵挺身隊で、

阿見町青宿の湖岸に出動しました。

 

 

と言うことで、な、な、なんと3月だけで、

5回の清掃活動が行われたってことですよ。

釣りに行く回数より多い清掃活動デーが続いたってことですね!?

 

そんな合間を縫って、

3月14日には北千葉導水ビジターセンターの見学会も行われました。

これは、滞留している水に動きを与えると、

これほどに変化すると言うことを実証している施設です。

大人になってからの社会科見学会って、とても勉強になりますね。

 

 

北千葉導水は利根川と江戸川を結ぶ導水路で、

その真ん中に手賀沼があります。

それぞれの川の水を融通することで、

江戸川の渇水時には手賀沼を介して利根川の水を入れ、

利根川の水の低い時には江戸川の水を入れます。

また、両河川や坂川が氾濫しそうな時にも、

それぞれの水を通水させることで洪水を未然に防げます。

こうして水を動かすことによって、手賀沼の水質が大きく変わりました。

それまでは日本で一番汚い湖沼として名高かった同沼ですが、

通水後2年、3年・・・・・・と経過して行くうちに、

ワースト10からも脱却するほどに水が浄化されたのです。

 

水を動かすことで、そんな変化が生まれるんです。

実は僕もFish村にある池、

小池栄湖(小さな池から湖が栄えると言う意味で命名)で、

水の動く力を体験していました。

 

 

繁茂していたエビモやヒルムシロなどの沈水植物が、

何らかの理由で壊滅し、

アオコや赤潮が発生するようになった小池栄湖でしたが、

水が循環するようにポンプを設置したら、

2年目には80cmの水底が見えるほど透明になったのです。

いやぁ〜、驚きましたね。流水の効果ってやつに!

 

 

で、手賀沼も同様に動く水の力、ダイナミクスで変化したのです。

利根川と江戸川を地下の川で結び、

それぞれの河川の中央に手賀沼を配して、水を動かしたのです。

水が動くことで、そこに棲息している動植物は大きな影響を受けます。

でもそれは、生き物たちに活力を与える源になるのです。

 

 

動くことで、人間社会も大きく変化します。

A地点からB地点まで人が動くと言うだけで、

空気の流れが変わります。

それに伴って空気中の様々が動き出します。

それはウィルスかもしれません。

或いは、ウィルスを殺す菌かもしれません。

さらに、塵や誇り、衣服に混じってダニが動きます。

すると、ダニを食べる昆虫たちも移動します。

 

 

 

昆虫たちの移動に伴って、虫を食べる鳥がそれを追いかけます。

すると、その鳥を狙って爬虫類や哺乳類たちも動きます。

この様に目に見えないような小さな動きであっても、

四方八方、そして様々に影響を与えているのです。

 

そう考えると、外来生物を阻止しようと思ったら、

まず初めに人間の移動を禁止すべきですね。

半径5km以上の移動を禁ず・・・・・・って、絶対に無理ですよね。

 

その無理を押し通しちゃったのが特定外来生物法だったり、

リリース禁止の県条例だったり、

漁業調整委員会の指示だったりするんですね。

なので、法律や条例を採択した人から手本を示して、

全ての生物の移動禁止措置を遵守した方が良いと思うんですが・・・・・・。

 

いや、いや、話しが逸脱しちゃいましたが、

この様に何事も動くと言うのは凄いことなんですね。

卑弥呼が大陸から移動して九州に上陸し、

在来の日本人を制圧した後に奈良へと動き、

やがて日本全国に赴いた大和朝廷軍が日本を制定して、

日本という国が出来上がったのも、元々は動きによるものです。

 

と言うことで、バスアングラーの皆さん、今年度は何かを動かしましょう。

マンネリ化して停滞気味の生活を動かしますかね。

それとも、人生を大きく動かしますか?

そのためには、先ずは自分が動くことです。

すると何かが大きく変わってくる筈です。

 

例えば、今シーズンの魚釣りでは、

今まで体験していない釣りや釣り方にチャレンジするとか・・・・・・ですね!

さぁ、新年度も始まりました。

魚釣りに行きましょう!