■今年も楽しく魚釣り

あららららっ。
前回の原稿を書いてから一年が経ってしまったんですね。
ご無沙汰して申し訳ありません。
でもね、今年は霞ヶ浦情報をいろいろ書こうと思いますんで、
どうぞよろしく!

昨年はとても忙しい一年でした。
もちろん、釣りではなくNPOの方の活動でしたがね。
バスフィッシングを含めた日本の釣りを文化として残すための活動をね。
少なくても霞ヶ浦では認知されて、
誰もがバス釣りを楽しめる風潮を作る活動を行ってきました。

その結果の一つとして、
ご存じの方もおられるでしょうが、
5月の(社)日本河川協会からの河川功労者表彰に続き、
6月には茨城県で環境保全功労者として、
さらに環境省からは水・土壌環境保全功労者として表彰されました。
諺にあるように、二度あることは三度あったのです。

 
 
 

5月の河川功労者表彰は、「53 Pick Up !」など、
長年に渡って水辺の清掃活動をしているNPO水辺基盤協会の理事長として、
(社)日本河川協会より河川功労者として表彰されました。
個人では全国で12名の中の一人でした。

また、6月の茨城県の環境保全功労者表彰では、
『ルアーフィッシングの第一人者として、
バス釣り利用者の観点から霞ヶ浦の水質浄化に取り組む。
NPO法人水辺基盤協会を務めるとともに、霞ヶ浦で始めた清掃活動は、
「53 Pick Up !」運動として、全国的な広がりを見せている』
というのが表彰の概要でした。

で、三番目の環境省からの水・土壌環境保全功労者表彰は、
『平成8年2月より、霞ヶ浦の清掃活動を実施し、
その後、「霞ヶ浦クリーン大作戦53 Pick Up(ごみピックアップ)!」として、
参加者が自ら参加費を支払い、
回収したごみ処分費を負担するという方法で、
霞ヶ浦の不法投棄物の除去等を行う清掃活動を年2回主催するなど、
地域の水環境保全に多大な貢献をしている』と言うものでした。

そう、表彰の全てが、今まで地道に続けてきた水辺の清掃活動、
「53 Pick Up !」と「防塵挺身隊」の活動によるものなのです。
表彰は僕一人の力ではなく、
日本全国で開催されている水辺の清掃活動に、
ご参加くださった皆さんやご協力くださった皆さん、
そして53キャップのご支援を賜った釣り具メーカーの皆さんによる
お力添えのお陰なのです。

そのご支援をくださった釣り具メーカーの中に、
この文章を掲載してくれている(株)スミスも存在しているんです。
だからこそ、この場で紹介したかったし、一緒に喜んで欲しいんですよ。
そして、活動に寄与されている皆さんに、
誇りと思って欲しいのです。

さて、さて、そんな表彰ラッシュの昨年は、
それらに関する会議やイベントの多い日々でもありました。
雑用ばかりで引っ張りだこ。
あんまり美味しいタコではなありませんがね。
それでも暇を見つけては釣りに行ってましたよ。
釣りに行けなかったら、とてもじゃないけれど心が持ちませんからね。
魚釣りは僕の心のよりどころなんです。
折れない心のパワーの源は、バスフィッシングなのです。

だから、夏にはスミスの谷中氏お奨め「ナマズ釣り」にも行きました。
それも我が家の裏を流れる小さな川です。
徒歩で数分の場所です。
そこで何度か爆水音が上がったり、 引き波を立ててチェイスしてきたりの手応えはありましたが、
ランディングには至っていません。
まぁ、腕が悪いのでしょうね。

ちなみに使用ルアーはキャタピーのクリームイモムシ。
今年の課題の一つは、これでナマズを釣ることなんですよ。
少し離れた恋瀬川の中流辺りも、狙い場所の一つです。

 

そう、そう、それと最近の霞ヶ浦ではライギョが増えているので、
ライギョ狙いのトップウォーターゲームも楽しめそうですよ。
彼らのバイトやファイトは強烈で、
心臓に相当刺激的ですから、呉ぐれもハートブレイクしないようにね。

 

霞ヶ浦ではバスフィッシングやナマズ釣り、
さらにライギョと言った大物釣りもさることながら、
フナやタナゴなどの小物釣りが面白いですよ。
タマウキ仕掛けのアカムシ餌で護岸の際を狙うのですが、
こんな所にいるんだとか、こんな泳ぎ方をするんだとか、
バスフィッシングの参考になること請け合いです。
で、護岸際のテクトロが釣れる理由も、
しっかり判っちゃったりして!

霞ヶ浦本湖で釣りをしていて良く掛かるのが、
ダボハゼと呼ばれるハゼの仲間です。
霞ヶ浦にはマハゼもいるのですが、
釣れるハゼの多くがチチブやヌマチチブ、ヨシノボリ、
ウキゴリなどの淡水域に生息するハゼ類です。

  

余談ですがハゼの仲間は多く、およそ40数種にも及ぶ……とか。
さらに、海水と汽水、淡水での違いまでを考慮すると、
膨大な数になります。
霞ヶ浦でも細かく分類すると、10数種が生息しているでしょう。
つまり、水中ではハゼの占める生息域の割合が、
とても大きいということです。
同時にハゼ類は縄張り意識や家族愛が強く、
とても攻撃的であることも知っておいて下さい。

  

そんなハゼ類ですから、子どもさんにも簡単に釣れます。
確かに、フナっ子やコイっ子などが、
小さなお子さんの釣り入門には適しているんでしょうが、
霞ヶ浦のハゼ類も侮りがたい好敵手です。
誰にでも釣れる魚ですからね。
でもって、バスの格好の餌になっている。
子どもに釣りを教えるついでに、
バスの大好きなハゼ類の観察なんてぇのも
バスフィッシング上達の道筋だと思いますよ。

大阪・横浜のフィッシングショーも終了したし、
いよいよ本格的なシーズン到来は間近ですよ。
準備は? 万端ですか? 
釣り道具だけではなく、
体も心もしっかりと準備しておきましょうね。

それと、お知らせを一つ。
毎年フィッシングショー終了後の2月に、
開催していました霞ヶ浦の「53 Pick Up !」ですが、
今年は5月17日(日)の開催となりました。

開催場所は行方市のふれあいランドを予定しております。
詳しくはNPO水辺基盤協会のサイトをご覧ください。
http://www.npo-mizube.org/
これに伴いまして、8月に開催しておりました夏の陣は、
11月8日に開催され秋の陣となりました。
呉ぐれもお間違えのないように。

今年も一緒に、釣り場の清掃活動や魚釣りを楽しみましょう。
霞ヶ浦の「53 Pick Up !」でお会いしましょう!

  

魚釣り・虫捕り・ガサガサ探検隊など、
今年も霞ヶ浦を丸々堪能して下さいね。
でも、ゴミは持ち込まないことを心掛けて下さい。
そして、心に余裕があったら一つでもいいですから、
ゴミを持ち帰って処分してください。
きっと、良いことがありますよ。
霞ヶ浦の水神様のご利益ですよ。

では、楽しい魚釣りを!