禁漁期のこの時期の2回目のキャスティング練習から一週間。そろそろまたロッドを振りたくなる頃だろうなと思っていると、案の定メールで釣行日程の問い合わせをしてきた。
そろそろ空(カラ)アワセの練習より、本物の魚が釣りたくなるだろうと、わたし自身数年ぶりとなる管理釣り場を探してみる。そういえばわたしが中学生のころ自転車で通った榛名山(はるなさん)の中腹にある釣り堀に、ルアーフィッシング対応の池を造成したのをふと思い出した。歳を取るとついこの間のことだと思っていたが15年以上経っているとのこと。悲しいやら情けないやら。
さっそくネットでいろいろな情報を入手し、釣り具店に向かうも、商品があまりに多過ぎてよく判らない。情報ではジンクリアウォーター(ジンのように透明な水)、平均25cmほど魚は見て取れる。放流は毎日では無いとのこと。そんなやや渋めの情報に、2g前後のスプーンピュア数個と団子魚(ダンゴウオ)という小さなクランクを追加購入した。
高崎市とはいえ標高600mの山間部にある”榛名高原つりぼり”は寒かった。いまや榛名湖の一部も高崎市になって久しいが、この時期凍った湖面からの風は冷たく、広口のパイプからオーバーフローする水は排水口に分厚い氷の塊となり、魚達は底にへばり付くように動かない。
群れなす魚は底近くに、密度としては浅く広く、見える魚に翻弄される。まさにその層を狙う釣り方が必要だが、さらにこの寒さは、ルアーをたまに追ってくる(チェイス)魚もすぐさまもとの位置に戻ってしまうやる気の無さに大苦戦。どこかにわたしのルアーを喰いにくる、はぐれマスはいないものかと池をほぼ一周する。山に囲まれた谷間の池に時間とともに陽が当たりはじめ、人間も魚も陽だまりが好きなはずと思った時に、層を離れて、唯一もっていたマイクロクランク、団子魚ダンゴウオDR-High (ちょっと潜るスローフローティング気味)をゆっくりと追ってきた。喰え喰えと念じていると、喰った。2時間券の1時間半ちょっとくらいの時にヒットした。さらにすぐさま大型のニジマスがヒットし、唯一のダンゴウオをあっという間にもっていかれた痛恨のラインブレイク。
同じ層で今度はピュア2.7gにヒット。残り少ない時間の中、このスプーンを同行者に渡すとすぐにヒットしたが、足元でバラシ。初めての魚の感触だったのだろうが、彼女の顔が強張ったままタイムアップ。会話も途切れ、ちょっとどこかで、旨い空気でもと小休止を入れていた。あまりの落胆のしように、甘えさせてはいけない、余計なこととはいえ、オーナーに「泣きの三投」(釣りにおいて、その日最後のチャンスタイムが終了する際、特別にキャストさせてもらう。) を願い出た。
なんと、ペレット(粒状の魚の餌)撒きで、瞬間的に魚の活性を上げてもらうなんていう、サービスにもほどがあるほどのサービスに、青目のダンゴウオSR-Low まで借していただいたまさにスペシャルサービスに、生き返った、生気を取り戻した、そして降って沸いたチャンスに、泣きの三投で2尾のニジマスを釣った。いや、インチキ気味に釣らせてもらった。
夢にまで見た、ルアーで釣ったニジマスの塩焼きのため、さばき方まで教えていただいたオーナーに感謝感謝。
【榛名高原釣り堀センター】
https://haruna-turibori.com/
火曜定休
ルアー・フライ池:一般2時間2,600円 女性・中学生2,300円 小学生1,600円