ハミングバード通天湖釣行（１２月６日）

　１１月２２日に京都府南丹市にあります、ハミングバード通天湖に行ってきました。この釣り場はダム湖にトラウトを放流して管理釣り場を営業されており、30,000㎡の広さを誇ります。そのため桟橋でも釣りはできるのですが、いつも手漕ぎボートで楽しんでいます。今回は釣行前日に大放流があると聞き、早速ボートを予約しての釣行でした。

　受付を済ませ、これまでに実績のある右ワンドへ向かったのですが、現地への到着が遅れたこともあり、ベストポジションの川筋を狙えるポイントには、すでに先行者のボートが見られます。無理すれば割り込めそうですが、大放流と聞いていたので、その手前のワンド入り口でも釣果を望めると考え、アンカーを降ろし、釣行を開始します。

　水質はマッディ寄りのステインといった感じで、魚影は全く確認できません。ただ散発的ですがライズが見られます。釣行３日前から、今期最大の寒波で真冬並みの寒さが続いていたので、魚たちは沈みがちとは予想しながら、最初は3gスプーンのアカキンでサーチしてみます。表層、中層、ボトムと大まかに探ってみますが、まったく反応がありません。そうなると予想通り魚たちはボトムに張り付いている可能性が考えられます。ただダム湖のこの釣り場は、枯れ枝や枯れ木が数多く沈んでおり、ボトム攻略には根掛かりを覚悟しなければなりません。

　そのため、最初のうちは中層やボトムやや上のレンジでのヒットを期待して探ってみます。３ｇスプーンの後はシボクラシリーズなどのクランクでも探ってみたのですが、まったく反応がなく、時間だけが過ぎていきます。初めてアタリを感じたのは、エッセンシャル１．９ｇスプーンをボトム（３～４ｍ）まで沈め、巻き上げで探っている時です。巻き上げ初めてすぐのタイミングで、沈殿物とは違う生体反応を感じました。やはり魚たちがボトムにいるのは間違いなさそうです。

　こうなると根掛かりを恐れず攻略するしかありません。そのためチョイスしたのは、エッセンシャル１．９ｇスプーンのブルーシルバーです。これをフルキャストしたらテンションフォールでボトムまで沈め、着底をラインの動きで確認したら、軽くロッドであおってから巻き始めます。そしてリールを４～５回転させ、スプーンが少しボトムから浮いたところでリトリーブを止め、またボトムを取り直しリトリーブしなおします。これを繰り返しながら、極力エッセンシャルスプーンがボトム付近をトレースできるようにリトリーブしてみます。

　ただ簡単には答えが出ません。根掛かりにも悩まれたのですが、それでも粘ってファーストヒット。３０ｃｍクラスのニジマスでした。この時点で釣行開始から２時間が経過。

　それでも同じくエッセンシャル１．９ｇスプーンのブルーシルバーで、数投目にも同サイズがヒットしました。

　これでヒットパターンが見つかったと思ったのですが、それほど甘くはありませんでした。同様にエッセンシャル１．９ｇスプーンをカラーローテーションしながら探り続けたのですが、その次の魚がヒットしません。

　自分の判断に自信が持てず、また散発的にみられるライズに期待して、クランク類も試してみたのですが、結果が得られません。そこでエッセンシャル１．９ｇスプーンのボトムトレースに戻して粘っていたところで、何とか４０ｃｍクラスのニジマスがヒットしました。ただ釣れるスパンが長すぎて、苦戦は続きます。

　自分の判断に自信が持てず、また散発的にみられるライズに期待して、クランク類も試してみたのですが、結果が得られません。そこでエッセンシャル１．９ｇスプーンのボトムトレースに戻して粘っていたところで、何とか４０ｃｍクラスのニジマスがヒットしました。ただ釣れるスパンが長すぎて、苦戦は続きます。

　この後も色々試してもうまくいかず、エッセンシャル１．９ｇスプーンでのボトムトレースで粘って、なんとか４０ｃｍクラスのニジマスの釣果をあげたといった感じでした。ただヒット数よりも、根掛かりの方が多かったとこを申し添えておきます。

　この後はトイレ休憩で桟橋に戻り、その後に左ワンドを探ってみることにしました。ところが左ワンドには、一隻のボートも見られません。右ワンドと違って魚の気配もまったく感じられないのです。それでもここでヒットパターンが見つかればと思い、色々試してみたのですが、案の定というべきか、魚信一つ得ることなく、ボート上でランチを済ませたあとは、最初の右ワンドに戻ることにしました。

　なんとか右ワンド入り口付近に入れたため、アンカーを降ろします。昼からの気温上昇で魚が少しでも浮いていてくれたらと期待して、クランク類で探りを入れてみても、反応は全く得られません。そのためエッセンシャル１．９ｇスプーンでの攻略も考えたのですが、根掛かりが怖くてこれ以上は使う気になれません。そこで思い出したのが、ＡＲスピナートラウトモデルＳＨ（ＡＲ－Ｓ）です。このスピナーは浮き上がりにくいため、ボトムトレースするのに適しています。チョイスしたのは２．０ｇタイプです。キャストしたらＡＲ－Ｓをボトムまで沈め、あとはスローでリトリーブするだけです。それでも浮き上がったと感じたらボトムを取り直しますが、その頻度はスプーンよりはるかに少なく、根掛かりのリスクも少なくて済みます。この方法で粘って４０ｃｍクラスのニジマスがヒットしましたが、ヒットパターンと言えるほどの釣果でもなく、その他に考えられることを色々試しながら、結局ＡＲ－Ｓに戻して粘って、釣果をひねり出すといった感じでした。

　そして釣行終了予定３０分ほど前になって、そのＡＲ－Ｓに、それまでよりも明かに重量感のある魚がヒット。そのファイトを楽しめてネットインしたのは、この日最大のニジマスでした。これを最後に、何をやっても魚信を得ることができず、午後３時に終了としました。

　この日は、この釣り場で一番の苦戦でした。今シーズン中に、何とかリベンジ釣行を果たしたいと考えています。

Rod	ＦＮＬ‐Ｔ５１１ＭＬ－Ｆ
Reel	Ｓ社１０００番
Line	ナイロン３．５ｌｂ（直結）
Lure	エッセンシャル１．9ｇスプーン　各種カラー エーアール・スピナートラウトモデルＳＨ　各種カラー

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