嬬恋やまめ

池谷 成就

群馬県在住。トラウトルアーゲーム全般のエキスパートだが、近年は群馬県や長野県を中心とした渓流、湖での釣りに傾倒している。かわせみ倶楽部 所属。

群馬県の北西部嬬恋村田代と長野県の県境に位置する鳥居峠付近に源を発する吾妻川(あがつまがわ)は渋川市にて利根川に流入する。吾妻川は数ある利根川の支流としてもまあ大き目の支流で、有名な万座温泉、草津温泉と一部中和作業も行われいるものの強酸性水が流れ込み、ダムとともに魚の遡上疎外要因となっている。そのため昔から独特な渓魚、特にヤマメを育んでいて、ギンケになりづらく、パーマークのはっきりした魚体に背中のごま塩状の黒点がとても少ないまたは無いヤマメで、「本やまめ」「嬬恋やまめ」「吾妻やまめ」と呼ばれている。もともと海との行き来が無くランドロックが強いタイプとのことで、吾妻川の支流のヤマメを親魚とし、日本で最初に嬬恋村の養殖業者が養殖に成功している。しかし半世紀以上が過ぎ継代が進めば進むほど血が濃くなると、卵の数やふ化率の低下を招くそうで、初期の頃に放流したヤマメを数十年ぶりに再度取り寄せ掛けあわせたりしているとのこと。


標高1,000m前後の小渓流にもヤマメがいる北軽井沢周辺を西吾妻(にしあがつま)と呼ぶが、このあたりでは特にこのヤマメが多いと感じる。 またこのヤマメが釣れるとその美しさに喜びと、嬉しさ、またその貴重性からホッとさせられる。ついつい釣行回数が増えてしまうのも楽しい。

しかし、最近ちょっとした問題が。それはイワナとの交雑。一見海のサバに似ることから「カワサバ」と呼ばれ、標高が原因なのか、気候変動問題なのか、それとも同属のヤマメが少ないからなのか良く分からないが、昔と比べると時々混じるのはあまり気持ちのいい出来事とは思えない。

またニジマスの自然産卵が疑われるピンシャンのニジマスが今回も一尾混じってしまった。

標高の高さに比例した嬬恋村と長野原町の雪の量も、暖かければ雪代が入り、寒ければ低水温のジンクリアなシビアな渓流にも、4月に入りやっと渓魚が動き出した。深い瀬の障害物まわりから飛び出すイワナ、瀬尻から強い衝撃を伝えてくるヤマメと、やはり渓流のルアーフィッシングはとても面白い。ましてや綺麗な渓魚ならばそれはそれは楽しい釣りとなる。

春寒料峭 (しゅんかんりょうしょう )春が訪れた後でも、寒さが戻ってきて肌寒く感じる。この日の釣りも、夕方前にはアタリは止まり、寒さにも耐え切れずギブアップ。 お昼近くから最も暖かくなる天気予報に、若干の雪代(ゆきしろ)濁りが入った3時間ほどの釣りながら、最高に楽しい思いをさせてもらった。


吾妻漁協
スマホでのフィッシュパス購入やコンビニで紙の日釣券を購入。
全魚種 日券:2,000 円 現場4,000円
全魚種 年券:10.000円

Rodトラウティンスピン ベイトクラシックTBCー65ML
Reelスミス プラッガーLH(AVAIL改)
Lineファメル フロロブラスト3lb(0.8号)
Lureバック&フォース4g
Other熊避けスプレー