今年も例年の如く2月16日に解禁した長野県軽井沢周辺を管轄する佐久漁業協同組合の渓流釣り。アクセスの良さからついつい中軽井沢を中心に釣り歩く。アフターフィッシングの温泉・食事も楽しめることから、2月16日の渓流解禁といえば、南佐久漁協、佐久漁協、上小漁協と千曲川の魅力的な本支流を中心とした河川渓流群からの渓流スタートとなっている。ただ、例年寒さ、雪との戦いとなることも多いので、それなりの準備だけはしたいところ。過去には氷点下15℃の中で渓流釣りも経験している。
解禁から4日目。待ちに待った釣行日。寒い朝を避けお昼ちょっと前の暖かくなるころに入渓。仲間たちも近くで既に釣っているが、朝はやはり魚が動かず、また4日目というスレというハンディキャップもあって苦戦中との連絡が入る。入渓点からざっと釣り遡っていくが、一瞬の僅かなアタリを数度拾うがフッキングまで至らない。変に自分のルアーにスレさせることもないかと、一度車に戻り昼食に用意したパンをかじりながら川面に目を凝らしていると、小さな虫が飛び始めた。気のせいだろうかちょっと暖かくも感じる。気温にして2~3℃ほど、水温でも1℃程度上昇だろうか、仲間たちからの「釣れたよー。」コールも入り始める。ライズこそ無いが、水面直下もなにやら騒がしく不規則ながら僅かに何かを追うような波が立ち始めた。どうやら気温・水温の上昇から状況が一変したのだろう。やや流れが緩みちょっとだけ深いトロ瀬の上流側に回り込みダウンストリームキャストでルアーをやさしく打ち込む。ゆっくり目のジャークを掛けてはリーリングを2回ほど繰り返した時にヒット。イワナだった。
余談になるが、昨年同じ場所同じポイントで某ラインメーカーのユーチューブコマーシャルを撮影した時はベストシーズンの5月。動画撮影のカメラ撮りの時もスマホでの動画撮影の時も、ともにハイ撮影開始とともに一投目でイワナがヒットした相性の良いポイント。この日もイワナパターンはこのゆっくりジャークでトロ瀬を狙うことだった。ポイント移動を繰り返しては同じパターンでイワナが続く。渓流釣りでは早いうちにヒットパターンを見つければ、ほぼほぼ同じように釣れてくる。また、この日のヤマメはダウンストリーム系の釣りでは食いが浅く、またアップクロスキャストで遅めリトリーブでもよくあたったが、やはりアタリのみでヒットまでなかなか持ち込めなかった。
クライマックスはやはり最後にやってくる。深い流れの淵の流心にダウンストリームキャスト後ラインフリーでルアー50cmほどフォーリング。ルアーが下流にキラキラと流されながら沈んでいく。そして、一回目のジャーク、ワンジャークでヒットしたのが、この川の自己記録更新となる40cmちょい超えのイワナが釣れた。冬眠から覚めたばかりだろうか、解禁という喧騒に起こされてしまったのか、餌をあまり獲れていないのだろうか、痩せている。しかし精悍な顔立ちのオスイワナに感謝感激。これから始まる長い渓流釣りを占うには十分すぎる魚は、すぐにリリースした。
この佐久漁協管内には、トラウトパークという渓流魚を濃密放流する区間が点在する。公開放流は文字通り放流日を公開している。また非公開放流はおそらくランダムに放流が繰り返されている。まずはトラウトパークから狙ってみてはどうだろう。たまたま放流日にあたればお祭り騒ぎ間違いないはずだ。
佐久漁業協同組合 年券6,500円(顔写真要)
Rod | トラウティンスピンラグレスTLB-73DT |
---|---|
Reel | レブロスLT2500S |
Line | ファメルトラウト6lb |
Rod | トラウティンスピンベイトクラシックTBC-65ML |
---|---|
Reel | AVAILオリジナルベイトリール2501 |
Line | ファメルフロロブラスト4lb。 |
Lure | バック&フォース4g・Dーコンタクト・Dーインサイト・ジェイドMD |
---|