サラリーマンアングラー釣行記(その1004)
福島県T沢 2023.6.10

荒井 秀文

栃木県在住。ハイシーズンは渓流、オフシーズンにはエリアへと常にトラウトを追い続けるアングラー。サラリーマンにして驚異的な釣行頻度。

東北も梅雨入り宣言され、増水する前に福島県・T沢に出かけてみました。

山々は靄で梅雨入りを感じさせる天気でしたが、岩魚達は元気でした。

山に入るにはショートロッドが大変便利で、そんな釣行を助けてくれるのがTRMK-394ULなのです。
そして、今回のルアーは、3つのDをコンセプトに出来た、D-コンセプト48MDを使いました。
深さ(Depth)・演出(Direction)・飛距離(Distance)のコンセプトの通りに攻めることが出来るD-コンセプト48MDは、ミディアムディープで強い味方でした。

川に着いてタックルをセットしてスタートです。
大体、入渓ポイントは誰もが竿を出すので釣れないことが多いのですが、スタートしていきなり岩魚がヒットしたのです。
渓流釣りは、木化け、石化けと言うぐらいに渓魚に悟られないようにするスタイルが一般的です。
しかし、それを楽にするぐらいの飛距離を出すのがD-コンセプト48MDなのです。
気持ち良いほど飛ばすことが出来て、しかも、飛んでいく姿勢がきれいで狙ったポイントに着水させてのヒットだけにスッキリしました。

ルアーのカラーを換えながら、ロングキャストで攻めると、岩魚のヒットが続きました。
フラットサイドボディなので、トゥイッチをすると、水中でキラッとヒラ打ちする動きが分かり、いきなりスイットの入る岩魚も確認出来て楽しい時間でした。

しかし、時間が経つにつれて、水深のあるポイントではヒットしなくなりました。
遡行をしていると、瀬尻や流れから走る魚影が多くなっていました。
そこで、攻め方を浅い流れや、瀬尻を中心行いました。
すると、これが大正解でした。
岩魚ですので、岩や石周りの流れをトレースさせながら、浅い場所までルアーを泳がせるとヒットが続きました。

梅雨ということもあり、ジメジメした季節ですが、岩魚のヒットが晴々とした気持ちにもさせてくれて終了にしました。

深山のブナの木々が、梅雨でも適度な水分量を山に補給させて、川も増水することなく終了できた釣行でした。

Rodトラウィンスピン マルチュ―スTRMK-394UL
ReelA社
LinePE+4.0Lb
LureD-コンセプト48MD