長野県姫川水系の夏休み

池谷 成就

群馬県在住。トラウトルアーゲーム全般のエキスパートだが、近年は群馬県や長野県を中心とした渓流、湖での釣りに傾倒している。かわせみ倶楽部 所属。

 遅い夏休みを利用して毎年恒例となった白馬(はくば)への釣り旅。今回も延長になった県民割(地域観光事業支援)の信州割SPECIAL宿泊割、さらに対象者居住地になっている群馬県から長野県白馬への旅となった。これは新型コロナワクチン3回接種または陰性証明書の提示という条件があるが、一人1万円以上の宿泊で5千円の割引、さらに観光クーポン2千円分が付くというもの。


 私的あこがれの地の一つとなった白馬。着くなりコンビニで入漁券を購入。基本的に姫川(ひめかわ)水系の支流への釣りとなるが、支流の「松川」(まつかわ)は、支流北股入(きたまたいり)は白馬岳(しろうまだけ)おもに日本三大雪渓の一つ白馬(はくば)大雪渓から、またもう一つの支流南股入(みなみまたいり)は日本7氷河の一つ唐松沢氷河を主な源としている。白馬村には大雪渓と氷河があり、真夏でさえ雪代水によって白っぽく濁り増水することがある。入渓・入川には要注意。湧水からなる姫川本流よりも広大だ。北股入では標高1,200mほどの猿倉(さるくら)山荘の駐車場あたりでも砂防堰堤からの圧倒的水量に驚く。さらにその砂防堰堤直下にイワナがいることにもっと驚いた。

 本題の白馬駅を中心とした釣りは、姫川源流部に禁漁区設定があるので注意だが、どこを釣ってもイワナを中心に渓魚が居るといっても過言ではない。白馬三山(しろうまさんざん)は、白馬岳(しろうまだけ)、杓子岳(しゃくしだけ)、白馬鑓ヶ岳(しろうまやりがたけ)と、アウトドア系ショップの並ぶ駅前通りから望む白馬(しろうま)連峰の景色は圧巻で、JR大糸線沿いを走る国道148号線からもずっと見える景色は素晴らしい。天気の良い日はホテルの窓から望む景色と地形図とを見比べるのも白馬(はくば)が好きになった理由のひとつだ。


 そして雨上がりの支流の支流に入渓。いきなり32cmほどのでっぷりと太ったイワナに会えた。いつも出会える良型に白馬は裏切らないそんな印象だ。ポイントポイント、どこに入渓してもイワナと出会う。姫川本流近くでは珍しくヤマメも釣れた。

 2日目は天気が良いので、宿から20分ほどの木崎湖へわかさぎ釣り。これも裏切らない。今年は人生3番目ほどの大漁だった。


 白馬みずばしょう温泉に宿を取った3日目も観光地めぐりもせずに釣り。白馬駅から2~3駅ずれようがイワナはあちこちから顔をだしてくれた。

 地元の人に聞くところ「ハクバではどこで熊が出てもおかしくはない。」とのことで、2年前には国道から10mほど入った民家に熊が出没。昨年は姫川右岸の支流に入渓したところ、脳裏に焼き付くほどの生々しい獣臭と足跡に熊の密度の濃さにも驚いた。熊避けホイッスルやスプレーは持参したほうがいいだろう。

姫川上流漁協組合 日釣り券1,100円

RodトラウティンスピンベイトクラシックTBC-65ML
トラウティンスピンラグレスTLB-73DT
ReelAVAILオリジナルベイトリール2501
レブロスLT2500S(スピニングリール)
Lineファメルフロロブラスト4lb.
ファメルトラウト6lb
Lureバック&フォース4gDーコンタクトDーインサイト