サラリーマンアングラー釣行記(その887)
宮城県I沢 2021.7.30

荒井 秀文

栃木県在住。ハイシーズンは渓流、オフシーズンにはエリアへと常にトラウトを追い続けるアングラー。サラリーマンにして驚異的な釣行頻度。

初めての河川 宮城県I沢でしたが、水量も少なく川探索のつもりで歩き続けました。
残暑が厳しくなった午後からの入渓は、勇気のいる行為でした。
熊鈴を5個ぶらさげ、熊スプレーを腰に付けての入渓は、釣道具以上に重装備でした。

堰堤を数個超して歩き続けると、流れが見え始めて、伏流水の河川での釣り開始です。

ロッドは、TILF-53を持って行きました。
そして、ルアーはスピナーのAR-Sです。
涼しい山の中と言っても、暑さが厳しい中ひたすら歩き続けてきただけに、休憩をしながらのタックルのセットをしました。

気付くと、猛暑の夏を楽しむかのように蝉の鳴き声が聞こえてきました。
そして、流れを覗きながら歩き続けると、渓魚が走るのが分かりました。
魚影の確認が出来て、なぜかホッとしてやる気が出ました。

次のポイントでキャストをしてみました。
すると、ルアーを追って来る魚影でますますやる気が・・・・・
そして、次のポイントでファーストヒットです。
小さな岩魚でしたが、源流帯での岩魚に感動でした。
岩魚を見ていると、厳しい自然の中で生き延びている姿と、遊んでくれたことに感謝の気持ちでした。

水が少ない中で大きくなるのは難しいに違いなく、サイズは関係なく遊ぶことに徹しました。
すると、小さなポイントには岩魚を確認出来てヒットすることが出来て、すぐにリリースを繰り返しました。

しばらく進むと、石で積み上げた古びた堰堤が現れました。
唯一、水量のあった堰堤のポイントでした。
しゃがんでキャストをしました。
ただ巻きからトゥイッチを入れると、すぐに反応してくれてヒットしました。

その後も岩魚のヒットはありましたが、午後からの入渓もあって深入りは禁物ですので終了にしました。

今回は、サイズでなく、大自然の中で生きている岩魚が遊んでくれたことに感謝する釣行でした。

RodTILF-53
ReelD社
LinePE+5.0Lb
LureAR-S