櫻井 あゆみ

トラウトフィッシングを始め、アウトドア全般を嗜好。


《 Ca va?カワサバ 》


こんにちは、アウトドア人間の櫻井です。
今年は梅雨が長い!!川に行けないじゃないか!と思って梅雨が明けたら今度は暑い!!暑すぎる!特に私が住んでいる京都!なんで毎日気温が高かった地域上位に…。こうなったら抜け出すしかない!!
と言うことでやってきました。私の恒例の避暑地、群馬県嬬恋村。標高1200mもあってかなり涼しい。私の住んでいるところが250mぐらいなので、そりゃ、もう涼しいに決まっています。クーラーの中に居ると行っても過言ではありません。湿気がなーい。それだけで、もう別世界なのです。あ、いや、暑いところが嫌だと行っているわけじゃないんですよ?暑い地域でもいいところが…さぁ!釣り行ってみましょう!!


まずはキャベツ畑の中を流れている小さな支流に入ります。護岸沿いの流れにダウン送り込んだD-コンタクトをチョンチョンとトウィッチングしてくると、ビリビリビリと手に伝わる感触、少し見えた魚影はオレンジ、イワナだ〜。幸先良いぞと、上から覗いていた師匠に自慢しようとよそ見をした瞬間!手応えが消える…。痛恨のミス…。何やってんだと思っていたら、「何やってんの!自慢はランディングしてからだよ!!」と怒られる。良いじゃんね、怒らなくったってさ、かかるとニヤけて自慢したくなるんだよ。あとで聞いたら川の瀬音で聞こえないので大声でただ声を掛けたらしい…?


さ、次〜。次もキャベツ畑に流れる支流で、以前も入渓したことがある場所。(天然の川ワサビの群生がある場所としてインプットされている場所だけど。)が、去年の豪雨の影響で倒木に土砂で川の流れや雰囲気がずいぶんと変わっていた。村内ではあっちこっちで復旧工事が行われていて、国道146号線ではこの釣行時点ではパノラマライン南ルートでの迂回を余儀なくなれ、豪雨のすごさを感じられる。大規模土石流で空堀のようになった渓流や、流れ自体が変わって、釣りが出来なくなった川も多いようだった。実際に釣っていても浮き石が多いので、注意しなければとても危険なところもあった。

流木も多い足場の悪い中を進んでいくと大きな岩の下にちょっとした淵を発見。上から落として、縦に細かいトウィッチングを入れると、アタックしてきて向こう合わせでフッキング。イワナだなとランディングしてみるものの、あれ、オレンジ色ないな。ん?なんか模様が…、ん?ニジマス!?ん?ヤマメ?でも、顔はイワナ…。でも、模様が…。友人と、うーん。ちょっと変!師匠に確認だ!と確認したら、これは、「カワサバだ!」と。カワサバ〜??


ヤマメとイワナの交雑種で、背中の模様が海の鯖に似ていて、川にいる鯖=カワサバだそう。なるほど〜。


カワサバが釣れたからお昼にしよう!とそば屋に行くと、靴を脱ぐお店だった…。釣りってこれがやだよね。脱いでる間に他の人に先超されちゃう!お腹すいてるのに!お腹も空くはず、もう14時に迫っていた。
天ぷら蕎麦でお腹いっぱいになったから「お昼寝タイム」と思ったが、Go To次の川。
でも、窓を開けてドライブすれば、後部座席の私はウトウト、最高に気持ちが良い。


少し寝ぼけながら入ったのは、これぞ里川って雰囲気のある干俣川。今回は釣り上がって行くのでアップキャストがメイン。川に沈む蛇籠(じゃかご)に気づかず根掛かりしてポイントを壊すなど苦戦するも、ロッドを立てて、軽く早まきし、中層でD-インサイトを平うちさせていると草の脇から俊敏な動きで魚が飛び出してきてルアーをひったくっていく。ランディングすると、体高もあって綺麗なヤマメです。うん、カワサバとは全然違う。なんで、ヤマメとイワナがかけ合わさると鯖みたいな柄になるんだろう、不思議だなぁ。



と、ここで師匠から、雷が鳴り始めたから終了!と無線が入る。前までなかったアイテムだ。コロナで暇すぎて、無線いじりにハマったらしい。便利だからお前も買えって。まぁ、待ってればもう1台ぐらい自然に増えてるんじゃないかなぁと思ったりなんかして。

ねぇ、師匠、関係ないんだけどさ、サバァって歌あったよね?
ちゃーんちゃっちゃちゃCa va?(サバァ?)って歌!「あぁ、ビッケブランカね。」
帰りの車は頭の中は「ちゃーんちゃっちゃちゃサバァ!?」がエンドレス。
記事を書いて、また頭の中をリピート&リピート。

さぁ、次は残暑を避けてどこかに出かけましょうか。


■釣り場

群馬県嬬恋村干俣川 日釣券:1,000円


■使用タックル

ロッド IBXX-56MT
リール DAIWA セオリー2004
ライン YAMATOYO フロロブラスト4lb
ルアー D-コンタクト D-インサイト バック&フォース4g



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