櫻井 あゆみ

トラウトフィッシングを始め、アウトドア全般を嗜好。


《 雪の恩恵 》


こんにちは、アウトドア人間の櫻井です。

今日は新潟県の津南町に来ています。津南町?なんか冬になると聞くような?そう、そうなのです、日本でも有数の豪雪地帯でニュースでも取り上げられた事もありますね。

さて、そんな津南町になぜやってきたかと言うと、魚沼産コシヒカリの田植えを手伝うためです。見渡す限り山しかありませんが、日本一の河岸段丘がはぐくむ豊富な水と大量の雪が美味しい恵みをもたらすそうです。


群馬県に居るときから年に数回は訪れていた津南。そんなになると、宿泊先は決まるもので、いつもの無印良品津南キャンプ場に宿泊です。スタッフと気心が知れていて気楽なのもありますが、キャンプ場っぽくない広々としたサイトに、目の前に河岸段丘が広がる山の景色が見られるのも理由の一つ。朝起きてモソモソとテントから這い出てくるときに良い景色が広がるとそれだけで、一日得した気分になります。

そんな無印良品津南キャンプ場、他の2つ南乗鞍と嬬恋キャンプ場の様に管理釣り場があります。今回はそこで釣りをしてきましたので、ご報告です。



センターポンドと呼ばれるその池は、スタッフが作った人造池なのですが、下をコンクリートなどで固めているわけではないので、自然の虫が多く発生し、何年か生き残ったレインボートラウトたちは自然に近い状態の捕食もみられるほどです。
とは言え、定期的に放流もしているので、他の管理釣り場と同じようにペレットに反応するトラウトも多く居るのは事実。今回はまだ放流していない様子ですが、去年の秋に雪が降る前に放したのは味を覚えているようで、音を立ててルアーを落とすと音の方向に集まってくる姿が確認できます。それでも、ただ落としただけで釣れるわけではなく、着水して波紋が消えたら少し待ってから、ゆっくりリーリングします。すると興味本位で追いかけてくるので、そこで少しトゥイッチをいれると、ギラッと反転して食い付く姿が見えました。すかさずあわせを入れて、巻き寄せますが、思いの外寄ってきません。あれ?そんな大物だったかなぁ、ギラッを見る限りはそんなに大きくないと思ったんだけどな・・・。寄せては走り、寄せては走りを数回繰り返して、ランディングしてみると、35cm。サイズはそれほど大きくはないのですが、ヒレがしっかりしていて、力強い走りも納得です。放してやるとすぐに、元いた場所に走って行きました、元気が良いですね。



オープンしたてでスレていないはずなのに、そこは4mもの積雪を耐えた越冬トラウト、数度のキャストですぐに見切られてしまいます。

そうなると釣り人心がくすぐられるのか、よ〜し、次はトップに出してやるぞ〜とクランクをペレットに見せかけて浮かせて待ってみたり、小さめの黒いスプーンをオタマジャクシに見せかけてみたりとケースの中のルアーをとっかえひっかえ、釣り人が勝ったり、魚が勝ったり。今回は2時間で7匹の釣果となりました。

このルアーが定番だ!と言う物はありませんでしたが、細かいウォブリングで表層近くを引いてこられるクランクによく反応していました。小さめのスプーンを使う人が多くて珍しい物に反応を示すのかも知れませんね。


釣り終わってスタッフと話をしていると、「6月になると、雪代がなくなって渓流が良くなるんだよね〜」と。そう、水が豊富な津南には信濃川水系や中津川水系など、良い渓流が数え切れないほどあります。そんな話されたら釣りたくなっちゃいますよね。

でも、とりあえず今日はこれでおしまい。
津南産のアスパラと雪下にんじんを買って帰ります。
美味しいんだ〜な〜、これがまた。これもまた豪雪の恵みですね。


■釣り場

無印良品津南キャンプ場
2時間券 税込2,160円(キープ5匹まで)
4時間券 税込3,240円(キープ8匹まで)
1日券 税込5,400円(キープ15匹まで)※お客様の多い時期は販売しておりません。


■使用タックル

ロッド IBXX-56MT
リール DAIWA セオリー2004
ライン YAMATOYO ファメルトラウト3lb
ルアー バック&フォース4g・5gカミオンDRはぜパニッシュ55Fピュア5g



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