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高木 歩
ショップでの勤務経験を生かした豊富な知識を併せ持つフライフィッシャー。
トラウトの魅力にとりつかれ栃木県に移住。現在は那珂川水系・鬼怒川水系を中心に活動中
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- 5月中旬の中禅寺湖 -
AM4:00 入漁券購入後、クマ出没情報が頻発している山側の道を進んでいくと、少しずつ明るくなり湖面が見えてきた。
初めに目指したポイントにはすでに2名の先行者がいたため先を目指す(さらにクマポイントに近づく)。
しかしこの人達、クマは怖くないのだろうかと思いながらも、進んで行く矛盾した自分に更に活をいれる。
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ようやく、次のポイントに着いたがここにも先行者2名、これではクマさんも出てこないだろうと勝手に思い込み、先の空いているポイントへ、湖面を見ながらゆっくりと進む。
ポイントに着くころにはすっかり明るくなり、湖面を注視しながら道具を準備、そして湖水にワカサギを確認して愕然とする、朝一はドラワカでの釣りを想定していたが、すでに世代交代したワカサギは、サマーラン?となりサイズダウンしており、持参したドラワカでは恥ずかしいくらいデカイ。
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仕方なくシンキングラインでの引っ張りに変更しキャストを開始する。
左右には50m位の間隔でフライマンがいて、恐らくドラワカで水面をたたいている、そして時折水面を割る強烈なボイルが、更にストリーマーを引っ張っている私に、プレッシャーをかける。
自分を信じてキャスト&リトリーブを続けるが、全く生命反応は感じられない。
時折降る雨の為レインジャケットを着ており、リトリーブの際の袖が擦れる音が非常にうっとうしく感じる。
あと残る期待は、山で鳴きはじめた「セミ」、何匹か水面に落ち始めたが喰われる様子はない。
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淡い期待をして水面のセミを目で追いながらリトリーブを繰り返すこと約60分、浅く立ちこんでいる私の左前方10m程にいた水面のセミが、激しいボイルと共に姿を消した・・・・・・。
あわてず、急がず冷静に・・・・・。
自分に言い聞かせながら、セミフライの着いたロッドに交換し、ボイルのあった水面にキャスト・・・・・
・・・・・ミスキャストにより、フライラインの先端より、セミフライが手前に落ちた・・・・・。
「やっば・・・」 そ〜っとラインを回収しているセミフライの直下で、水面が盛り上がった、さらに「やっば」・・・・・。
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セミフライは吸い込まれることなく無事?回収、再度ボイルポイントへセミフライをキャストすると、今度はグッドキャスト! ラインの波紋が消えるのを待ち、リトリーブで誘いをかけると、いきなりセミフライがボイルと共に吸い込まれた!! 一呼吸後と何時も心に言い聞かせているのだが、「やっちまった」と思うくらいの早合わせで、すっぽ抜けるフライを一瞬想像したが、その心配とは裏腹に見事フッキング!! 思わず「よっし」と声に出してしまった。
一気に十数メーターのラインを引き出し、数度のランディングをかわした獲物の正体は、お腹パンパンのブラウントラウト55cm、すっかり気分が良くなり、集中出来なくなったので休憩をとる。
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PM3:00から再びボイルをたたいて回ったが、PM5:00フライを枝に取られて、心が折れた・・・・・・。
次回に期待・・・・・・。
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ロッド
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14ft #8/9・11.5ft#6
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リール
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マリエットラージアーバーMX・M-3
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ライン
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シンキングラインS1/S2#8/9・#6フローティング
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リーダー
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フロロ9f 2x・ナイロン9f 3x
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ティペット
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フロロ3x・ナイロン3x
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フライ
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:
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ストリーマー#4〜#6・春ゼミ#6
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