櫻井 あゆみ

トラウトフィッシングを始め、アウトドア全般を嗜好。


《 テレスコ大活躍 》


こんにちは、アウトドア人間の櫻井です。

さて、今回はテレスコMTS-TE55MULをオススメしたいと思います。スミスの数あるロッドの中でも気軽に釣りに出かける時にもってこいの一本なのです。
一番の特徴はロッドを分解しなくても短くなること。バッグの中にヒョイッと入れられて、急な所も両手を使って降りられます。なんなら、ロッククライミングも可能です。そんなこんなで、目的の場所に着いてティップを伸ばせば、すぐに釣りが可能という、釣り人の心をくすぐるロッドです。


と、前置きが長くなってしまいましたが、群馬県嬬恋村に流れている干俣川で釣りをしてきたので、ご報告です。


さて、今回やってきた干俣川は標高1000mあたりに位置する嬬恋村干俣地区を流れる川で、上流部は熊が現れるほどの源流がある川ですが、今回は村内をゆったりと流れる川幅7mほどの場所で釣りを楽しみました。周りは護岸されていて、降りる場所が少なく、壁にへばりついて降りるところも多々あります。一度降りてしまえば、チャラ瀬が続きのんびりと釣りを楽しめる場所。ただチャラ瀬だけではなく、たまに川幅が狭くなって、深くえぐれて大きな岩がある川でもあります。中流域からはヤマメとイワナが生息していている嬬恋村にしては珍しく里川の雰囲気がある流れとなります。


まずは橋の上から状況を探ります。すると緩やかな流れに、大きいイワナの陰が!よしと、壁を降りて、アップクロスで流れを狙いますが反応なし、魚影も消える始末。それならば!と橋の下に潜って岩の近くにキャストし、ボトムを引いてくると水中がギランと光ります!きた!と身構えますが、手応えもなく魚影は岩陰に戻って行きます。



仕方ないなと次の岩を狙ってキャスト、ギランと光って今度はゴツッとアタリが出るのですが、フッキングせず。そんな事を繰り返しながら上っていくと、うわぁ、ここ居そうという場所に。アンダーハンドでキャスティングしてポイントを引いてくるとグググッと引っ張られようやく一匹。サイズは小さいながらも夏ヤマメの俊敏さを兼ね備えたファイトは渓流ルアーフィッシング醍醐味だといえるでしょう。これで何とか波に乗れ、その場所で数匹の魚を釣り上げますが、サイズが・・・。



少し大きいのを求めて、30cmほどの岩と岩の隙間にキャスト。チョンチョンとボトムノッキングさせていると25cmほどのイワナが飛び出してきて、ゴツンとルアーにアタック!やった!と思ったらフッキングせず・・・。こうなるとムキになって何が何でも!!とルアーを取っ替え引っ替えし、同じ所を狙いますが、姿を現しても「プイッ」とそっぽをむかれてしまいます。


そうこうしているうちに、無情にも夕立が降ってきて、釣り終了となりました。今回、良いサイズは釣れませんでしたが、ほどほどに魚に遊んでもらって飽きのない釣行となりました。少し魚はスレていますが、まだまだまだ、楽しめる釣り場に違いはありません。高原なので避暑がてら釣りに行くのも良いかもしれませんね。
もし釣れなくてもお土産にキャベツを筆頭に高原野菜もありますし、草津温泉や鹿沢温泉などなど、慰めてくれる温泉も豊富です。


■釣り場

群馬県嬬恋村干俣川 日釣券:1,000円


■使用タックル

ロッド MTS-TE55MUL
リール SHIMANO エアノスXT1000
ライン YAMATOYO ファメルトラウト3lb
ルアー バック&フォース4gD-コンタクト



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