■ 盛期の4月
4月最初の週末に下げ水のタイミングで平日を絡めて3日間のスケジュールで九頭龍に入った。川は3月末の増水により釣果は好調に推移していた。今朝も平日にも拘わらず有望ポイントには必ず釣り師の姿があり、プレシャーを避けながらランガンを繰り返したが、何の反応もないまま平日の釣りは終了。午後から天候は悪化し、夜中の激しい雨で週末の釣りさえも危ぶまれるほどであった。
翌朝土曜日。川は灰色の濁りとともに水位が再び上昇していた。「なんてことだ?」天気を呪ったものの、自然が相手ではどうしようもない。ここはじっくりと水位と濁りを確認しながら影響の少ない上流部で、今後の展開を考えながらポイントチェックをすることにした。
午後から天気は回復し、日が差してくるようになった。水色も少しずつ透明度が増し、明日以降は充分期待が持てる。結局2日目も何事も無く終わったが、午後からは魚も確認できた。この増水で魚に動きがあったようで、確実に中流部から上流部まで幅広く差している。「あとはタイミングだけだ。」そう自分に言い聞かせ最終日に向けて早々と床に就いた。
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