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こんにちはアウトドアマン櫻井です。
今回は野反湖に来ています。この湖は深いところで水深25m、周囲12kmのダム湖で標高は1513m。周りは2000m級の山々に囲まれていて、湖から見る風景はヨーロッパに来たのではないかと錯覚するほど。標高も高いおかげで5月の中旬になっても雪が残っていて、天然のスキー場がチラホラと目に入ります。
天気が荒れると、まだ寒い。そんな釣り場で楽しんできたのでご報告です。
さて今回、なぜ野反湖を選んだかと言うと、ただただ、一度雑誌で見た『ブルーバック』の姿を見るためです。ブルーバックとは、湖の青い色に合わせ、背中が保護色のブルーに変化したレインボートラウトの事です。正式名称は「ブルーバックレインボー」。
なぜ、湖がそんなに青いのかは恐らく、スイスの山上湖のように、雪に含まれるミネラル分などが多く流れ出しているからだと思われます。が、まぁ、とにかく、湖が青い。そんな青い湖から、背中の青いトラウトが出てきたら!と想像するだけで、美しい光景が頭の中に広がります。
そんな妄想をしながらニシブタ沢が流れ込んでいる湖のほとりで釣り始めです。
まず目に飛び込んだのは小さなライズ。すかさず、4g・5gのバックアンドフォースをキャストすると難なくヒット。ウキウキしながら寄せてくるとなんら変哲もない15cmの放流ニジマス、少しがっくりしながら次を狙いますが、続けてヒットとはいきません。結構な数で群れてはいるのですが、どうやらスレているようですね。
私が釣りたいのはこれじゃない!と深場が狙えるポジションに移動します。ここではどれだけ遠投が出来るかが重要になってきます。
そこでヘブン7gを選択し、ロングキャスト。着水してから5カウントして中層を巻き始めた次の瞬間、手元にドンッという衝撃が。これは明らかに良いサイズ!
ごねるようなファイトを慎重にやりとりしながら寄ってきたその背中はまさにブルー!
この日釣れたブルーバックはこの一匹。 しかしながら、価値ある一匹に大満足です。数はあまり釣れませんが、日本離れした景色とブルーバック。人々を魅了するのもうなずけます。
ちなみに、野反湖はブルーバックレインボーを増やすためキャッチ&リリースのみですので、ご注意を。この時期は寒いことがあるので、防寒具を忘れないでくださいね。
今回のお土産は、崖に生えたタラの芽です。山に近い釣り場は、こーゆー楽しみがあるのも魅力ですね。さて、次はどこに釣りに出かけましょうか。