成吉 弘幸

昭和34年生まれ(奈良県在住)。
登山やバードウォッチング、テレマークスキーなどを経て、現在では夏は渓流へ、冬は管理釣り場へとトラウトを追いかけている。

フィールド情報の乏しい関西の渓流で安全な川を選んで入渓ポイントなどもわかりやすくレポート。関西のトラウトルアーマンの一助になれば幸いです。



《 朽木渓流魚センターL&Fフィールド釣行 》


 私事ながら昨年より春より体調を崩し、激しい運動や疲労を溜めないように医師に指示を受け、ほとんどのレジャーを我慢して過ごしてきました。(仕事はしていましたが)それも先月の検査の結果、無理のない範囲での運動の許可もでて、早速の釣行を計画しました。

 

 とは言え、いきなり渓流というのも自信が持てず、管理釣り場からスタートすることに。 幸い代休で平日休みが取れたので、滋賀県朽木村にある朽木渓流魚センターへ行ってきました。



 こちらの釣り場は初級者向けに小さめの魚を数多く放流した第1ポンドと、主に大物を中心に放流された第2ポンドがあります。リハビリ釣行の私は迷わず第1ポンドへ。



 レストハウス側で一方向に定位している魚をサイドから狙いえる場所で午前7時過ぎに実釣開始。受付時に聞いた話では、最近の放流はニジマスばかりとは聞いていたが、やっぱり最初はミノーイングを楽しみたいので、使い慣れたD−コンタクトからスタート。

 

 しかし、思うようにキャストできなくなっている自分に唖然。それでも次第に勘を取り戻し、キャストし続けますがなかなかヒットしません。魚の動きを観察しているとミノーは気になるが、口を使うまでの興味はなさそうです。


 そこでミノーをエーアールHDミノーのピンクヤマメにチェンジ。定位しいてるをダウンクロスにキャスト。

 

 ノーアクションでリトリーブしてみると、スピナーの回転が気になるのか数匹がチェイスしてきます。そこで軽くトゥイッチを加えるとその中の一匹が素直にヒットしてくれました。

 

 釣れたのは20cm超のニジマスでした。



 この日は笹濁りがありますが、表層の魚影は確認できるので、同様の方法でミノーイングを楽しんでいたのですが、それも4匹ほどヒットさせてところから、ぱったりと反応しなくなりました。カラーチェンジしても反応がないので、今度はスプーニングを楽しむことに。

 

 どうも中層から下層の魚は反応が薄そうなので、表層専用0.8gスプーン定位している魚の鼻っ面のすぐ上を通すようにリトリーブさせてみると、狙い通りに口を使ってくれます。この方法で釣果を伸ばしてくると、次第に魚が若干ですが沈みだしました。この日の午前中は曇り時々晴れという予報で、日差しのあたる時間が続くことで、表層の魚も少し沈んだようです。



 そこでmkスプーンTRAP1.4gにチェンジ。これで飛距離も伸ばせ広範囲の表層の魚も目指せます。釣り方は同じく定位している魚の鼻っ面のすぐ上を通すイメージでサイトフィッシングを楽しめます。この方法で20〜30クラスのニジマスを次々とヒットさせることができました。



 しかし、この方法も午前9時を過ぎたころからペースダウンで、魚が口を使ってくれなくなりました。平日なので場所を移動するという選択肢もあったのですが、ここでスプーンをあきらめ、プラグにチェンジ。

 

 プリリーのオリーブチャートカラーにチェンジ。シンキングプラグのため、着水後フォールさせると付近の魚が一斉にプリリーに襲い掛かりヒット。



 着水をポイントを変えるたびに同様の事がおきて次々とレギュラーサイズのニジマスがヒットしたのですが、すぐに飽きられてカラーチェンジしても、なかなかヒットが続きません。そこでラノッチにチェンジ。こちらはフローティングタイプなので、キャスト後は数秒時間をおいてからスローリトリーブで様子をみます。

 

  こちらでも順調にヒットさせていたところ、ラノッチ戦車色の後ろをアルビノのニジマスがフラーと追尾してきます。スピードを変えないようにリトリーブしていると我慢できなくなったアルビノがたまらずラノッチにヒット。狙って釣るのはやはり楽しいものです。



 午前10時を回り、今度は少しでも大型の魚を釣りたくて第2ポンドに移動。岸と平行に流れる水車の波が消えるあたりにで釣りを再開します。

 

 やっぱりミノーイングが楽しみたくて水車の流れの脇にエーアールHDミノー(GTSレーザー)をキャスト。流れに負けないスピードでリトリーブしながらトゥイッチを加えてみるとヒット。20cm超のヤマメでした。



 同じような釣り方で数匹のニジマスをヒットさせて後。さまざまなプラグを試してみることに。カルラを沈めて使っても釣れるのですが、大型はさらに下層にいると考え、カミオンDRにチェンジ。

 

 広範囲に探っていると、水中の立ち木の陰でギラッと光る魚影、今日始めての魚信にあわてないようにランディングできたのは、40cmを超えるニジマスでした。





 この後、昼食をはさんで第2ポンドでカミオンマグナムドレッジまで投入し大物を探り続けましたが、プラグに高反応ながら、それ以上の大物に出会うこともなく、午後3時ごろで終了としました。


 久しぶりの釣行で、最初はキャスティングもままなりませんでしたが、しばらくは管理釣り場でリハビリを続けながら、来春の渓流復帰を目指します。


● 使用タックル

ロッド IBXX−56MT、FLN66
リール S社1000番
ライン ナイロン3ポンド(スプーン)・4ポンド(ミノー)
ヒットルアー エーアールHDミノー 各種カラー
MKスプーン・トラップ1.8g 各種カラー
ラノッチ 各種カラー
カルラ  各種カラー
プリリー  各種カラー
カミオンDR 各種カラー
カミオンDR Kチューン 各種カラー
カミオンマグナムドレッジ 各種カラー



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