昨年もそうでしたが、今年もこのシャローエリアでの釣りで私が専ら使用していたルアーは トラウティンサージャーとチェリーブラッドLL70S の2種類でした。どちらもワカサギライクな細身のシルエットをしており、今の時期のフィッシュイーターと化したトラウト相手の釣りに於いて実績は十分、私の中では決して外す事の出来ないルアーとなっています。
この2種類のルアー、使い方は色々とありますが、近年 私が好んでやるのは表層域でのただ巻きが中心です。探るレンジを調整したり、或いは 魚へのアピールを演出するなどの目的で 途中何度かフォールを挟む事もありますが、単なるただ巻きでも十分喰って来てくれます。 下写真のレイクトラウトもチェリーブラッドLL70S(TSカラー)の表層ただ巻きによる釣果でした。
ルアー着水後はラインが一直線となるようにメンディング作業を実施。そして5カウントほど数えてラインを水に馴染ませてからリーリングをスタートしました。トラウティンサージャーより幾分大きな引き抵抗を感じながら、極力一定の巻きスピードとなるよう注意を払いました(この一定がキモだと思っています)。途中でロッドアクションなどを加えることは一切なし、文字通りのただ巻きでした。
『ガツンッ!!!』 ルアーまで残り数メートルの位置でハンドルを回す左手が突如何者かに止められました。目の前に沈む大岩に引っ掛けたかと勘違いするほどの大きなバイトに眠気が一瞬で吹き飛んだ事を今でも良く覚えています。おそらく餌をしっかり食べている個体なのでしょう、頭から背中にかけての筋肉の盛り上がり方が半端なかったです! そのあまりの引きの強さに、もう二回りほど大きな個体を想像していたのですが、さすがこの時期の魚らしいとても迫力のある素晴らしいファイトの持ち主でした。
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