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高木 歩
ショップでの勤務経験を生かした豊富な知識を併せ持つフライフィッシャー。
トラウトの魅力にとりつかれ栃木県に移住。現在は那珂川水系・鬼怒川水系を中心に活動中
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- 「2013年7月梅雨明け前後の鬼怒川」 -
間もなく太陽が川面を照らし出す時間である。ヒゲナガが水面を滑り、誘発されたヤマメがライズを始めた。五感だけを頼りに間合いを詰めていく。ライズまで間もなく射程距離である、薄らとした川面にハッキリと水飛沫が上がった。
深呼吸後、投射したフライが、ライズの核心をドリフトすること二流し目、水飛沫が上がり、手元に生命反応が伝わると当時に、合わせるまでもなくラインが10ydsほど引き出された。数分間の硬直状態にしびれを切らし、やや強引にひき寄せた獲物が、再び水面を割り、20ydsほどラインを引き出した。ジャンプの姿態や手元に感じる躍動は、間違いなく大ヤマメである。
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 朝霧の鬼怒川
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慎重にリーリングで間合いを詰めるが、流心に入ったまま動かない。作戦を変更し、下流に回り込みながら間合いを詰めていくと、少しずつ寄せることが出来た。
間もなく魚体を確認出来そうな所まで来たところで、3度目の逃走である。さすがに10ydsほどで止まったが、そこで老獪にも頭を振り始めた。一定のテンションで適応しようとしたが、突如緊張感が途切れた・・・・・・。 またもや大物を逃した。脱力感が全身を襲い、倒れて流されそうである・・・・・・。
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ふっと川面を見ると、明るくなった水面に水飛沫が上がった。さっきまで大ヤマメの口にくっついていたフライを、ひょいっと流し込むとヒット!!
先ほどの緊張感からは程遠いやり取りとなったが、無事ランディングしたのは、37cmのヤマメである。普段なら満足なサイズなのだが・・・・・。
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翌週、関東甲信越に梅雨明けが宣言された。続く猛暑で川も水温急上昇である。魚にも、人間にも厳しい季節である。
その日のイブニング、大ヤマメを逃したポイントに立ち、その時を待ったが、急激な水温の上昇のためか、然したるライズもなく、ようやくヒットさせたヤマメも32cmほどで、このポイントのレギュラーサイズには及ばないサイズのため、即リリース。熱帯夜の川を後にした。
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 この先に大ヤマメがいる
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 ライズを待つ川面
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翌日のイブニング、そのポイントの今シーズンの終演を確認する為に、川面を見つめた。昨日よりヒゲナガの姿も多い。そのヒゲナガの動向を追っていると、下流から「ガバッ」という音が聞こえた、その音の方向を確認すると、私より約20ydsほど下流に、大きな波が出来ている。「デカイ!!」 しかし、深追いは禁物である、必ずそれはヒゲナガを追って上ってくる。
15ydsほどの下流を、ヒゲナガアダルト#6をドリフトさせること4回目、すっかり暗くなり、五感だけが頼りになった川面に水飛沫が上がった!!
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アワセした瞬間、水面を割り、一気に15ydsほどラインが引き出された。ヤマメだ!! 先週の反省を踏まえ、冷静に、そしてやや強引に間合いを詰めていく・・・・。 そして案の定2回目の逃走。強めに閉めたドラグだが、一気に10ydsほどラインを引き出された。流芯に入った大ヤマメが、頭を振りだしたが、強引にロッドを立て流芯から引きずり出した。時間がかかれば、傷口が広がり先週の二の舞である。
さらにリーリングで間合いを詰めると、水面にデカイ頭が見えた。ネットを差し出しランディング成功!! 計測すると47cm。ようやく満足できるサイズを手中に収めることが出来た。
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けれども、先週の大ヤマメはもっと大きかったような気がする・・・・・・。逃がした魚は・・・・・。
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猛暑の鬼怒川行脚は、何時まで続くのだろうか・・・・?
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ロッド
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10ft #5/6 オリジナルウェットロッド
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ライン
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WF6F
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リーダー
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9ft 0X
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ティペット
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:
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1x
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リール
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マリエットラージアーバーM-2
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フライ
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ヒゲナガアダルト#6
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