サーフへ行こう!2026-3月のナイトヒラメとデイヒラ

猪原 亮

高知県在住。ナイロンラインを主体とした独自のスタイルでレコードフィッシュを意識したショアからのキャスティングゲームを展開。

約1年ぶりのサーフレポートです。
昨年の秋・冬シーズンは仕事の忙しさもありましたが、とにかく我がホームグランドのサーフではなかなか良い魚に巡り合うことが叶いませんでした。サーフの形状があまり良くない形だったとはいえ、通っていれば良いチャンスにも巡り合えたかもしれませんが、なかなかそういう訳にもいきません。ここ2-3年はブリの来遊も減るなど、心が折れる状況が続いてきました。


その中で、年末からは過去からこの時期にアテにしてきたヒラメ狙いに切り替え、可能な限りサーフ通いを続けました。ただ、昨年の釣果と魚の状態から、最近の高知のヒラメは産卵期が1月下旬から2月くらいに早まっている可能性が考えられたので、美味しいヒラメを釣るには早い時期に釣らないと身がスカスカになってしまいます。


そこで何としても、年末年始に釣らないと!と頑張ってみたのですが、そうは上手くいきません。昨シーズンは年末から大量のベイトが入っていて、ヒラ、ブリ、ヒラメとイージーに出会えたのですが、今シーズンはほぼほぼ沈黙でした。そのまま2月も調子が上がらず、3月に入ってしまいました。


まあ、結局魚が入ったときにいかにチャンスをものにするかしかなく、美味しいヒラメを食べたいという邪な考えは、自然の前には空しく散り消えてしまいました。
さあ、とにかくヒラメに会いたい!その思いでナイト・デイを問わず過去の実績をもとに、短時間ですが釣行を続けます。



3月のとある夜、ナイトヒラメ狙いに繰り出しました。ナイトヒラメは大型のヒラメが釣れた実績があるので、毎年トライしています。条件的には大きなベイトが入っているとき、具体的にはコノシロの存在が不可欠なのです。ただ、ここ数年はコノシロがあまり接岸しておらず、不発が続いています。


最近自分が感じていることとして、近年ホームのサーフにおいて、秋から春先に回遊するブリが極端に少なくなっているな、と感じています。特に大型のブリの群れが少ないと感じています。ブリが居れば、そのプレッシャーでコノシロなりなんなりのベイトが岸に寄せられ、それに乗じてヒラ、アカメ、ヒラメ、サワラが岸近くに寄って来ていたのではないかと思い始めました。


もちろんこの時期特有の稚アユやハクは昼間にたくさん見えているのですが、なぜか小さなベイトでは、なかなかナイトの反応がないのです。しかし、この日の夕方、たまたま河口の近くを通りかかったとき、上空にミサゴがホバリングしていたのを確認していました。


ミサゴが河口で狙うのはほとんどの場合コノシロであることが多いので、これはチャンスじゃないか?!と思いました。ポイントに着くとまあまあ波気があります。ナイトヒラメはあんまり波があると良くない、とは言われますが、とにかく信じて投げてみます。


ルアーは、サラナMAX、サラナ147SR、ハルカ165F、ハルカ125F、パニッシュ120F-SWでコノシロやサッパといったベイトをイメージし、サイズとレンジ分けが出来るチョイスです。とりあえずはじめはサラナMAXを投げてみます。


河口の流れ出しにベイトが集まり、そこにヒラメが差してくるイメージで狙います。ポイント的に浅いことが多いので、やはりサラナMAXでは底を擦ってしまいます。そこでハルカ165Fに変えて狙いますが、反応なし。


少しベイトが小さいかもしれない、と考えハルカ125Fに変えてみましたが、波が高く一番引きたいシャローで波にもまれて浮き上がってしまいます。パニッシュ120F-SWに交換すると、ちょうどよく水を噛んで、しかも底を擦らずトレースできたので、それを続けてみます。


すると、シャローの手前のブレイク付近にさしかかたとき、ゴッゴッ!という明確なバイト!フッキングも決まり寄せだしてもジャンプしません!一気に浜にズリ上げると待望のヒラメです!

サイズは60㎝ぐらいで、ナイトヒラメで期待した座布団サイズではありませんが、今シーズン初ヒラメに感無量です。過去にも4月までヒラメが釣れなかったことも考えると、なんとか3月に釣れてくれてホッとしました。


パニッシュ120F-SWが良い仕事をしてくれました。エラブタ付近からは消化しかかった稚鮎が数匹出てきたので、昼間はやっぱりマイクロベイトを捕食していたようです。いやあ良かった!


このことを後日、知り合いの釣り人に共有したところ、なんと同じ日の夕方に80クラスの座布団ヒラメを釣っていた、とのことで残った小さい方だったかー!!とちょっと悔しい思いをしたとともに、やはり釣れるときは複数匹の魚がエリアには差してくるのだということの、過去からの実績に再現性があることを確認できました。次はデカいの釣らねば!



条件が良い時は、畳み掛けて狙います。翌々日、ナイトは用事でできませんが、夕方のサーフに短時間勝負をかけます。波は相変わらず高めで、先日の夜よりも波があるかも…波打ち際から10メートル以上薄濁りが広がっています。まあ、明るいうちなら悪くない条件です。

この日の波高は1.3m。自分としては、高知県中央部のサーフで釣りが成立するギリギリのラインと思っています。写真で見るとそうは思えないかもしれませんが、高知県中央部のサーフは浜の傾斜が急で、波打ち際から深いので、波が砕けるのも岸際で、砕けた波が浜を駆け上がってきます。この日も、波打ち際からマイナス10mの位置からキャストが必要でした。また、浜には拳サイズの礫が結構あり、波が高くなればなるほど、これが波打ち際で巻き上がり叩き付けられますので、この時にメインラインやリーダーが潰され、ラインブレイクにつながる危険性が増します。高知県中部のサーフで釣りをする際は、沿岸域の波高が1.5m未満の時をお勧めします。


河口近くは強い流れが岸ベタで流れており、さすがにこの流れの中は厳しそうだと思い、流れが少し岸から離れ出す位置で、岸際に形成される流れのヨレに流し込むように釣り下ります。ルアーは波に弾かれず、強い流れの中でも安定して泳ぐサラナMAXからスタート。


ひと流ししますが、反応なし。ちょっとルアーサイズを下げて、パニッシュ120F-SWに変えてみます。流れのヨレの範囲が10mくらいに広がるところまで釣り下ったとき、波打ち際の少し向こう側で引っ手繰るようなアタリ!瞬間的に合わせを入れると、いきなりエラ洗いをします!ヒラのようです。

エラ洗いに乗じて、一気に寄せ波に乗せてズリ上げます。ファイト時間10秒足らず。釣り上がったのは、60クラスのヒラ。体高はあるのですが、アフターなのかやはり腹は瘦せています。たぶん、しっかり身体が回復するのは梅雨の時期ごろでしょうかね。リリース。


さあ、1匹釣れたら、そこは良いアクセスポイントである可能性、もしくは良い時合いかもしれないので、続けて狙います。同じ狙いで、河口からの流れに打ち込み、ヨレに流し込みながら波打ち際まで丁寧にパニッシュを泳がせます。パニッシュが波打ち際の引き波から浜に打ち上げる寄波に乗ったとき、ヒラの尾ビレが水面をたたくと同時に手元にガツン!と強烈なアタリ!


合わせた瞬間、引き波に魚体が乗ったので、1匹目のように瞬殺で釣りあげることはできませんでしたが、やはり魚体が痩せ気味なせいか、引きは強くなく、ほどなく浜にズリ上がりました。

1匹目よりサイズアップして、70㎝クラスでしょうか。やはりこの魚も、お腹はげっそりでした。次会えることを期待して、リリースです。2連発で釣れてくれて満足です。


この後はヒラ、ヒラメともに反応はなく、釣り終了となりました。



ヒラメシーズンはまだもう少し続くので、今シーズンは何とか座布団サイズにたどり着きたいでところです。あと数ももう少し釣りたい・・・

Rodサーフェッサー98
ReelツインパワーXD C5000XG
Line12ポンドナイロン+フロロリーダー8号
Lureパニッシュ120F-SW