こちら伊勢志摩地方はこの夏1 ヶ月以上雨が降らず各河川、湾奥は酸欠状態が続いておりました。晩夏にやってきた台風で久しぶりにまとまった雨が降ったのと同時に、良い濁りが入ったので明暗シーバスゲームへ行ってきました。
こちらの明暗のシーバスゲームは小場所が多いのが特徴です。というわけで、1 投目からピン打ちに自分の中で定評のあるサラナ110f を明暗ラインに通します。出るだろ!と思いますがまさかのノーバイト。
この条件で出ない?ということで観察します。明側ではベイトが時折ビクついて水面直下を動きます。暗側には目を凝らすとシーバスがスタンバイしています。これで食わないのか??
一つ気になるのがシーバスがスタンバイするレンジが上すぎます。もしかしてベイトはサヨリか?ということですぐに表層直下を引いてこれるハルカにチェンジします。1 投目、ロングキャストからラインスラックを取ってリーリングした瞬間に即ガツン!!
これだからパターンのある釣りは面白いです。
2回のエラ洗いがありましたがスルスルと寄せて無事ネットイン。メジャーシートを忘れましたが60後半の個体でした。ハルカ125fが良い仕事をしてくれました。
再度ポイントを覗くと捕食音があるので今度は暗側50センチ奥のラインをなぞるとドン!と当たります。この個体はよく暴れる個体でしたが無事にバレずにネットインとなりました。こちらも60後半の個体でした。
この日はこれにて納竿としました。
ここからは別日の釣行。この日が大当たりでした。台風がもう一つ過ぎ去り、ほんの少しだけ涼しくなったタイミング。こちらには直接的な台風の影響はなかったものの、再度まとまった雨が降りました。湾内は濁りが入っていると踏んで再度明暗シーバスゲームへ行きました。
ポイントに到着すると雨後の濁りと枯葉などのゴミが少々浮いてます。ゴミはそこまで気にならないレベルなので釣りは可能です。肝心のシーバスは見えませんが明側で水面がパシャっとしているのでベイトが入っているのは間違いなさそうです。
濁りが入っているのでデカいルアーでどうだということで、まずはビッグベイトを投入します。S字スラロームで明暗の出し入れで誘いますがノーバイトです。次はジョイント系、ビワーsトラウトを投入します。こちらはただ巻きで明暗の明、明暗、暗とトレースしますがノーバイト。魚が入っていないのでしょうか。
ここでルアー、ロッドをチェンジします。ルアーは前回反応の良かったハルカ125fをチョイスします。ここからこのルアーのパワーを思い知らされることになります。
この時点ですでに明暗の外、際、内と打っていますが、ルアーが合えば食ってくるはずです。まずは明側を通します。ミスキャストで少し明るい側へ外れたかな?と思いましたがリーリング開始と同時にヒットします。元気よく上がってきたのは30センチ代の小型のシーバスです。
こんな明側で食ってくるのかともう一度同じコースに入れると今度は足元で元気よくヒットします。これまた同サイズです。どうやら明側へは警戒心の少ない小型がうろついているようです。そこで次は
明暗をなぞることにします。どの角度でルアーを引こうか迷いますがダウン気味に入れてみます。明暗にドンピシャで着水させてリーリングした瞬間にゴツン!巻き出しとバッティングするようにフッキングが決ま
ってファイト開始です。そこまで大きくはないかな?と思いましたが寄せてきて魚体を見てナイスサイズ。
ゆっくりと魚を誘導してランディングに成功。60クラスのシーバスでした。
着水直後のリーリングで食ってきたのでもしかしたら魚が多数入っているのか?と思い同じ明暗をトレースします。明暗へ着水後、ハルカが立ち上がって泳ぐスピードをキープし、一定速度でリーリングしてきます。流れに押されて若干暗へ入ったかな?というところでゴツンとバイト。優しく乗せるようにフッキングを入れてファイト開始です。出来るだけ暴れさせないようにファイトを心がけますがこの個体はよくエラ洗いをする個体でした。
このタイミングで風と潮が強くなったので水を噛みやすいサラナにチェンジします。風が強いので明側に入れてドリフト気味に暗へ入れていくとドスっと重めのバイトが得られます。こちらもフッキングが上手く決まってファイト開始。この個体は下は下へと引くパワー系のファイトをしてくれました。
天気が不安定なのかあれだけ吹いていた風も一瞬で落ち着きます。サラナでも釣れたのでそのまま投げてみるもやはりバイトが得られません。どうやら風を利用したドリフトだとサラナが良かったようです。ここで再度ハルカ125fにチェンジします。同じく明暗をなぞってくると竿が持っていかれるかと思うほどのバイト。同時に向こう合わせでフッキングが決まります。
50センチには届かない個体でしたがこの1 匹がハルカがハマっていることを確信に変えてくれました。この後さらに怒涛の連続ヒットとなります。
このタイミングで暗側への流れが出てきたのですが、明暗に着水させてからドリフトで暗奥の0.5~1.0mまで流し込み、スラッグを一気にとって魚に対してルアー先行でアプローチします。この方法が正解でした。
またしても60オーバーが飛び出します。
シーバスとのファイトを目を凝らして見ているとどうやら暴れる魚に周りの魚が追尾してくるのが確認できました。抜かれたポイントに活性の上がった別の個体が入るようで同じヒットポイントで連発します。
まだまだ釣れそうではありましたがこの日最大サイズが出たのでこれにて納竿としました。
気になるこの日のメインベイトですが、豆アジです。大量の群れが目視確認出来ました。ただ、アジにはハルカがマッチするのかというと一概には言えず、この日このポイントと状況がハルカにマッチしていたんだと思います。
昔からあるプラグですが、このルアーパワーをここまで実感したのはこの日が初めてでした。撮影なしの小型個体を入れると9本。全く同じポイントでこの数を釣ったのは私自身これが初めてのような気がします。
海況が良い日だったのは確かですが、改めてハルカのルアーパワーを知る日となりました。
Rod | Smith:プロトロッド |
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Reel | Shimano:ストラディック2500shg |
Line | ygk:upgrade pe 1.0号 |
Lure | Smith:ハルカ125f、サラナ110f |