カタクチイワシ接岸の青物ゲームと
アジングタックルでのビッグファイト

辻 晴仁

三重県在住 某水族館魚類飼育員。アジング、メバリングからオフショアまでソルトルアーゲームを展開しています。 釣果報告や魚類生態解説→https://www.fishing-aquarium.com

ここ数年なのですが、冬場になるとカタクチイワシが接岸してきます。イワシの仲間が寄るとそれにつられて青物やスズキヒラメが押し寄せるのは当然のことで、今回もそれらを狙いに行ってみました。


ポイントへは朝マズメに到着して直ぐに釣り開始です。この時間帯は青物よりもヒラスズキを獲りたいのでサラナ125fを足元の瀬際を引いてきます。するとバイトが多発します。これはもらったかと思いましたが魚が小さすぎるのとショートバイトだったので早々に見切って青物にシフトチェンジします。


ルアーはサーディンラン130Fにチェンジです。カタクチパターンで実績のあるルアーです。アクションとしては潜らせて止めて、の繰り返しです。5投もしないうちに答えが出ました。


ストップに入れたタイミングで水面が割れます。ロッドティップに重みが乗ったのでしっかりとフッキングを入れてファイト開始です。久しぶりの引きを楽しみながら、手前の瀬に気をつけながら無事ランディング。リア側からの丸呑みバイトでした。

色んなルアーを試したいのでサラナ147srにチェンジです。早巻きができるビッグサイズミノーなのでリアクションで口を使わせる作戦です。これまた数投すると弾くようなバイトと同時に強烈なランが始まりました。良し止めた!と思った瞬間にフックオフ。デカかったので悔やまれます。


まだ群れは近くとすぐさまキャストをするとズドン。今度は上手くフッキング出来てファイト開始。これまた走り回る個体でしたが無事ランディングとなりました。

同じサイズをサーディンランにて捕獲してこの日は終了としました。



そしてまた別日。この日は朝マズメは違う釣りをしたかったので明るくなってからのエントリーとしました。しかしそんなのは関係なく沖ではとんでもない鳥山が発生しております。

これが近づけばチャンス到来か?と思いましたが、別の群れがやってきたのでしょう。近距離で単発のボイルが始まります。すかさずサーディンラン13fで誘い出しをすると1発で水面爆発ヒットです。大きめのフッキングをしっかりと入れてファイト開始です。左手には岩場があってそちらへ走られたらアウトです。ロッドのためをフルに使ってリフトして無事ランディング。こらも70級個体でした。

まだチャンスがありそうなので今度は使ったことのなかったアンダーバード1号を使用してみます。小口径のポッパーなので長めのストロークで誘ってみます。すると泡の中に隠したルアーがステイするタイミングでドバッと水面を割ってバイトです。手前に直ぐに寄りましたが元気いっぱいで暴れます。咥え方がバッチリだったので強気に止めて無事ゲットでした。

まだまだ続くのか?それとも一過性のものなのか、イワシの有無を気にしながら今後も調査していきたいところです。

RodSmith:プロトロッド
ReelShimano:ツインパワーSW6000hg
Linepe3.0号
Leader60lb
LureSmith:サーディンラン13fサラナ147srアンダーバード1号

北西風が吹き荒れる厳寒期の二月ですが、まだまだ大型の回遊アジが見込めるので相変わらずアジング調査に行きました。


ここ数週間でカタクチイワシが接岸し、青物が賑わっています。そんな中大型のスイミングシャッドワームにもメバルやアジが食ってくる状況が続いていたので今回はアジングに的を絞って大型のアジを狙おうと思います。


そんな時のワームと言えばスクリューテールグラブの2.5inです。一見太すぎてアジにはどうなの?と思われるかもしれませんが、カタクチベイトでのアジングにもってこいの実績抜群ワームです。


と言うわけでアジングスタートです。この日は本当に風が強かったのでいきなり5.0gジグヘッドからスタートします。なかなか当たりがない中で探っていくと、カウント10の棚にアタリのあるゾーンを発見します。重点的に探ると強いアタリを当ててヒット。まずまずの重量感で上がってきたのは35クラスのアジでした。


アジを一本キャッチしたところで量産体制に入りたいところですが、残念ながらこの一瞬だけで追加バイトは得られませんでした。日没後も半分以上メバル狙いで探っていくと、コツンと当たったと同時にダッシュ!アジか!?と思うのと同時にもう一つ大きくダッシュ!青物確定です。勝率は2割と言ったところでしょうか。。しかし食わせてしまったからには魚にも悪いです。最後までファイトします。セカンドランでいきなりスプールの底が見えてしまいます。スプールを指で押さえながらギリギリのところで止めます。


ちなみにポイントは左右、手前に根がある超難解ポイントです。計画としては沖で弱らせて半分は浮いた状態で手前に寄せてキャッチするのが理想です。


寄せては出されてを繰り返しているとまたしても長いランが始まりました。ここでもスプールの底が見えてしまい指で押さえながらギリギリでストップ成功。ヒヤヒヤものです。結局右へ左へ走られましたがなんとか根に擦れることなく立ち位置から5m沖で魚が浮いてくれました。


さあランディングです。タモはと言うとメバル、アジ用の小型のものしかありません。頭から綺麗に掬うも収まり切らず飛び出してしまうことが3回。最後は強引に押し当ててながらなんとかキャッチとなりました。


激闘15分、なんとか獲ることが出来て感無量でした。

釣りが終わって考え直してみるともしかしたら青物が入ったからアジの地合いが短くなってしまったのかな?とも思ったのですが、こればかりはまた現場で検証してみないとわかりませんのでまた行ってみたいと思います。

RodSmith:ベイライナーAJ
ReelDaiwa:21ルビアスエアリティ2004ch
LineRapala:Rapinova-x multi-game 03
JigheadJazz:尺ヘッド typeR
LureSmith:スクリューテールグラブ2.5