トンジギという言葉が定着したように、三重県志摩沖ではビンチョウマグロ(ビンナガ)がジギングで狙えます。シーズンは1月頃〜なのが例年なのですが、今年は12月から群れが入ったということで早速調査へ行ってきました。
状況としては寒波が到来して極寒、しかも爆風です。船速が早く棚取りが容易ではないと考えられる為、ジグはムラマサ3stsの400gからスタートします。最近のヒットレンジは130m〜60mと聞いていたのでひとまず放出量150m〜スタートします。
すると周りではヒット、バラし、ブレイクなどアタリはちらほら出てきているみたいです。そうこうしていると同船者のダブルヒットが出ました。話を聞くと120m付近でヒットとのことで素早く130mほどまで落として早めのワンピッチで誘います。するといきなりズドン!とヒットです。間髪入れずに大きめのフッキングを入れてファイト開始です。重さからしておそらく10キロ前後。というわけで、他の方とのお祭を防ぐべくゴリゴリと距離を寄せます。最後の最後で少し抵抗したかな?というくらいで難なくキャッチできました。
サイズは10キロクラスでした。
次は地合いが過ぎて少し落ち着いたタイミングでのこと。ジグを常にヒットレンジへ入れておくことがこの釣りの最低条件なのですが、ずっとワンピッチでガンガンしゃくっていては身体が持ちませんので、体力温存の為、その日のヒットレンジを細かく探るシャクりにシフトします。
一回のジャークを大きめに取ってスラッグを大きく出します。ジグを横へ向けるイメージです。これをゆったりとライン放出量で100m前後を行ったり来たり繰り返します。
すると大きめに取ったスラッグが落ちて行きません。持ち上げバイトです。すかさずフッキングを入れるとまずまずな重量感でファイト開始です。重さはあるものの暴れないなとスルスル船ベリまで寄せてくるとやっと暴れ出しました。
上手く誘導しながらこちらも無事ゲットとなりました。
ここまで400gをpe4.0号で使用してきたのですが、1番手落とすとどうか検証してみることにします。ジグウエイトを350gに落としてpe3.0号タックルで挑みます。ちなみにトンジギはドテラ流しと言って風に対して船を横に向ける流し方をします。よって風上側の舷でジグを落とすとジグは船から離れていきます。この離れていく角度が重要で、極端な話一瞬で水平になってしまっては流され過ぎなのでジグウエイトをプラスしないといけません。それを踏まえた上で350gを使用しましたが、案外いけそうだったのでこれまた100m付近をジワジワとスラッグ大きめでしゃくっていきます。
するとやはり100mでコツンと触ってきました。すかさずフッキングを入れるとズンと重みがのります。こちらもガンガン寄せてきて難なくキャッチ。
結局この日は3本のビンチョウマグロに恵まれました。シーズンはまだ始まったばかりです。引き続きトライしていきたいと思います。
Rod | Smith:AMJX-c61H |
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Reel | Shimano オシアジガー2000hg |
Line | ygk jigman×4 4.0号 |
Lure | Smith:ムラマサ3sTS 400g(グローヘッド,シェルピンクライン) |
hook | vanfook jigen 7/0 |
根付け糸 | ザイロン30号 |
Splitring | cultiva hyperwire #8 |
Rod | Smith:AMJX-c61M |
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Reel | Shimano オシアジガー2000hg |
Line | ygk jigman×4 3.0号 |
Lure | Smith:ムラマサ3sTS 350g(アバロンタチ) |
hook | vanfook jigen 7/0 |
根付け糸 | ザイロン30号 |
Spritring | cultiva hyperwire #8 |