【マダカ(シーバス)が釣りたい!】
実はここ数年、遠州灘ではマダカを釣るのが難しくなっていた。ワラサを中心とした青物がサーフで釣れるようになってから、10年以上経過しただろうか?
この新しいターゲットを釣ることに私が執着していたこともあり、ルアーやポイントセレクトも全て青物寄りになっていた。攻め方も沖目が中心で、ドラゴンサラナなどの飛距離重視のルアーがローテーションの柱となり、動きもスローではなくクイックにルアーを躍らせるため、仮にマダカが居たとしても喰い切れなかったのかも知れない。
またあまりにも増えすぎた青物が、その遊泳力の優位性からマダカよりも先に喰ってしまうという状況もあったのではないだろうか?
いずれにしてもここ数年私にとってのマダカは少し縁遠いものとなっていた。ハルカ165シリーズやパニシュ120SWのリリースを機に、今年はもう一度マダカにフォーカスし、攻め方も時にはスローな釣りを展開するなど幅を持たせてアプローチすることとした。
【午前中】
北西の風が吹くと伊良湖岬の先端地区が特に熱くなる。この日も冬型の気圧配置により北西の風が強いことが予想されたことから、まずは早朝から先端の磯に隣接したサーフエリアを攻め、その後岬の突端を含む港湾エリアの様子を見ていった。
朝まずめの薄暗い時間帯にマダカの群れが寄ったようだが、その後海は沈黙を決め込んだので鳥山やベイトの気配のあるところでターゲットの接岸を待った。
【午後から】
高台に車を止め、いつでもスタンバイできるようにウェーダーを身に着けたまま昼食を取っていると、2㎞程東のサーフに小規模な鳥山が入ってきた。
早速片付けを済ませ、鳥山のもとに向かうと、既に先行者が40~50cm前後のセイゴを手にしていた。少しスマートな魚ではあるが貴重なシーバスの群れ。鳥の動きを注視しながらサーフを歩いて探っていく。ルアーは今回もハルカ165Fからスタートした。
【ハルカ165F】
ハルカ165Fは前回のワラサでも活躍してくれたのだが、飛行姿勢が良いためミスキャストが少なく、安定して飛距離を稼いでくれることから、既に私のサーフエリアのパイロットルアーになっている。
この日もベイトの姿が確認できなかったことから、広範囲に探ることを重視してのこのルアーを選択だった。
このポイントに入ってどれほど歩いただろうか?サーフを西に探りながら進むと、私の沖から突然鳥が浜に入ってきた。接岸への期待はますます高まり、そんな状況の中で私の目の前でボイルが発生した。居るな? 直ぐにハルカ165Fマットチャートをキャストして数投目。波打ち際のブレイクで何かが喰ってきた。あまり大きな魚ではなさそうだ。
合わせを入れてフッキングさせたのでしっかり掛かっているだろう。波のタイミングを待ってそのまま魚をずりあげると60cmクラスのマダカであった。長さはあるが幾分痩せた魚ではあったが、私には久しぶりのマダカであったので少し嬉しかった。
【これから】
西高東低の冬型の気候が安定し、北西の風が強まるといよいよ伊良湖岬周辺の遠州灘はTOPシーズンを迎える。今期は比較的マダカも早めに接岸し、私たちを楽しませてくれている。青物も60~80cmクラスは順調に釣れているが、10kgクラスのブリはまだ多くはないようだ。サワラに至ってはまだまだこれからだと思われる。本格的なシーズンインはこれからだと思われる。
ベイト次第でお祭りになるエリアだけに、北西の風が吹き荒れたあとは特に注意が必要だ。そんな千載一遇のチャンスをもとめて、浜歩きはしばらく続きそうだ。
Rod | スミス ブローショット サーフェッサーBSB-103SF |
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Reel | シマノ ツインパワー4000XG |
Lure | スミス ハルカ165F 145F/S サラナ147SR パニッシュ120SW ドラゴンサラナ サーディンランSS/F ベイブル90HS ハイパーブレード バスタージャーク120S メタルフォーカス 18g 28g 40g |
Line | ヨツアミ G-soul SUPER JIGMAN X8 1.2号 |
Shock Leader | バリバス ナイロン 40 |
Landing Tool | スミスグリップ2700 |